イギリスのUKカワサキが用意する特別仕様?
カワサキ125周年を祝うヘリテイジカラー、そのうちジョナサン・レイ選手のマシンに施されたのがこのZXR750カラー。最新モデルのZX-10Rにもよく似合っていて、結構イケるんじゃない?と思った人も多いのはないでしょうか?
そんなヘリテイジカラーの10Rを、なんと、イギリスのカワサキ現地法人であるカワサキUKが市販化するようなのです!イギリスで開催された「モーターサイクルライブ」という、日本でいうモーターサイクルショーのようなイベントがあるのですが、そこのカワサキブースに堂々展示されていたのがこのマシンなのです!
カワサキUKでは、ZX-10R/RRはスタンダードのほかに、アクラポビッチ製サイレンサーを装備した「パフォーマンス」というグレードを展開していますが、展示車はZX-10RRのパフォーマンスグレード。これにヘリテイジカラーを施した仕様になっています。
イメージは2021年のSBKに登場した記念車そのもの!
スポンサーロゴは省かれていますが、ルックスはレイ選手のマシンそっくりですね!アクラポビッチサイレンサー装備のパフォーマンス仕様だと、レプリカ感はなおさら高くなっています。
ワークスレーサーZXR-7のレプリカとして、日本では1989年に、海外では1990年に登場したZXR750。91年には世界耐久選手権を、1993年には鈴鹿8耐も制した栄光のマシンです。イギリスの正規カワサキ店でZX-10R/RRを新車購入すると、オーナーは自分の愛車をこの栄光のカラーに「アップグレード」できるんだそうです!
タンクやテールカウルのデカールは異なりますが、基本的にはSBKのレイ車そっくり。あとはオーナーさんがスポンサーデカールやゼッケンをアレンジすれば、完璧なレプリカに仕上がりそうです!
日本国内でも販売して欲しい!トップガンカラーも気になる!
SBKのアルゼンチンラウンドにはもう1台、GPZ900RのカラーリングをオマージュしたZX-10RRレーサーが登場しました。こちらはアレックス・ロウズ選手のマシンでしたが、ZXRカラーが市販化される、となれば、こちらも気になるところです。
初代モデルの1984カラーではなく、映画「トップガン」でマーベリック役のトム・クルーズが乗った1985年モデルのカラーリングを採用するあたりがニクイところですが…どうせなら、この「トップガンカラー」も市販化して欲しいですね!カワサキUKの特別仕様なので、国内市販の可能性は微妙なところですが、ファンとしては期待したいところ。カワサキさん、ぜひご検討を!
カワサキ「Ninja ZX-10R」の主なスペック(国内モデル)
全長×全幅×全高 | 2085×750×1185mm |
ホイールベース | 1450mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 835mm |
車両重量 | 207kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 998cc |
ボア×ストローク | 76.0×55.0mm |
圧縮比 | 13.0 |
最高出力 | 149kW(203PS)/13200rpm ラムエア加圧時156.8kW(213.1PS)/13200rpm |
ZX-10RRの最高出力 | 150kW(204PS)/14000rpm ラムエア加圧時157.5kW(214.1PS)/14000rpm |
最大トルク | 115N・m(11.7kgf・m)/11400rpm |
ZX-10RRの最大トルク | 112N・m(11.4kgf・m)/11700rpm |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25゜ |
トレール量 | 105mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C (58W)・190/55ZR17M/C (75W) |
ブレーキ形式(前・後) | Φ330mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 229万9000円(消費税10%込) |