防犯対策はもはや必須
SNSを見ていても、バイクの盗難被害はなかなか減る気配がないのよね。
そこでライダーとしては欠かせないのが愛車の盗難対策。基本的な考え方は、警視庁の防犯対策ページに情報がまとめられてるので参考にしてね。
さて、今回はそんな盗難対策をするための各種アイテム。まずは基本の盗難防止ロックから。
盗難防止ロック
バイク防犯の基本と言って良いんじゃないかな、盗難防止ロック。U字ロックとかワイヤーロックとか色々あるよね。なんでもそうだけど、作るより壊す方が楽なので、一個つけたからといって油断は禁物。
クリプトナイト ロック
防犯ロックの世界的ブランドであるクリプトナイト。独自のセキュリティレベル値が設定されているので、用途に合わせた選択もしやすい。
このアイテムなら、セキュリティランキングが8~10なので、「高い防犯」から「究極の防犯」といったレンジ。
デイトナ ストロンガーチェーンロック
チェーンパイプ直径12mm、チェーン幅42mmの極太チェーンロックに、ディスクロックにも使用可能なロック部分を組み合わせたアイテム。長さは、2.0m、2.5m、3.0m、4.0m、5.0m、6.0mという豊富なラインナップで駐輪状況にあわせたチョイスが出来るよ。
ミツバサンコーワ バイスガードエア
特殊防刃繊維にステンレスワイヤーを編み込んだ素材により、軽量で使いやすく強度も確保。軽量コンパクトで車体やヘルメットへの傷もつけにくいので、ツーリングでも携帯しやすい。
長さは350mm、900mm、1500mmの三種。webオートバイでも詳しく紹介してるよ。
ストロンガーケーブルロック
こちらも出先での安心感を高めてくれる、軽量コンパクトなロック。バイクやヘルメットだけでなく、シートバッグなどの防犯にも便利。
ディスクブレーキ関連ロック
CT125とかC125とかのディスクブレーキ採用モデルならこういうアイテム。自分のカブはドラムだから使えないんだけどね。
デイトナ ストロンガーディスクロック
上で紹介したストロンガーチェーンロックの補修部品だけど、単品でディスクロックとしても使用可能。
ABUS バイク用ディスクロック
1924年創業したドイツのABUS。スタイルはカッコ良いし、ぱっと見どこに鍵が刺さるかもわからない感じが、いかにも防犯効果高そう。
さらに傾斜センサーを搭載しているのも特長。あくまで個人的な印象だけど、振動センサーよりも傾斜センサーの方がより好み。
お値段はそれなりにするけど、安心感はそれ以上。
ミツバサンコーワ ガードドッグ
ブレーキレバーを挟み込んで固定、さらに傾斜センサーによるアラーム機能も搭載した複合アイテム。
ただ、油圧式ブレーキ専用なので、ドラムブレーキの車両には使えないのよね。
バイクカバー
バイクを裸で放置しておくと、周囲に余分な情報を与えてしまうのよね。車種やロックの状況とか。そうした情報を伝わりにくくすることで、防犯効果が見込めるってわけ。
なので、バイクカバーはぜひ装着してほしい。
デイトナ ブラックカバー
高水準な耐水圧数値や、マフラー熱対策など、バイクカバーとしての機能を網羅したハイスペック系バイクカバー。スーパーカブ/クロスカブ専用やCT125専用といった、カブシリーズへの車種専用もラインナップされているのが嬉しい。
トップボックス対応モデルもアリ。
OSS スマートバイクカバー
OSS(大阪繊維資材)の定番バイクカバー。スーパーカブの場合は、メーカー推奨はM/L。
リアボックスを装着してる場合はコレ。アイリスボックスならジャストフィット。収穫コンテナの場合はサイズがちょいと足りない。
バイクガレージ&簡易ガレージ
デイトナ モーターサイクルガレージ
敷地に設置するバイクガレージ。やっぱり屋内に仕舞うことができると安心感も高いよね。
詳しくはコチラ。
デイトナ MCハウス
とはいえ、そこまで本格的なガレージを置くのはしんどい、って場合はこちら。簡単組み立て簡単設置のMCハウス。特に最小サイズのMCハイス1000は、バイク収納としては非常にコンパクトで可能性の高まりを感じる。
MCハウス1000については、気になったので色々調べてきたよ。詳しくはまた後日。
駐輪プレート
デイトナ ストロンガーパーキングプレート
これは画期的アイテム。
自分の土地なら地面にアンカー打ってバイクにロックをかける、いわゆる地球ロックも可能だけど、集合住宅の駐輪場とかだとそうもいかない。
そこで駐輪プレート。
これとロックを併用すれば確実に持ち去りにくくなるはず。上記MCハウスと組み合わせることもできるよ。
盗難防止アラーム
盗難防止ロックが物理的なガードなら、こちらは音。アラームが鳴っても気にせず強引に盗むという例もあるので、くれぐれも過信は禁物。
Kijima サイクルアラームコンバット5&マイクロウェーブセット
バイクの盗難防止アラームとしては定番のコンバット。振動を感知してアラームを鳴らすのが基本的な仕様。さらにマイクロウェーブユニットを装着することで、接近しただけで鳴らすことも出来るぞ。
VIPER 3121V
カーセキュリティの定番、バイパーからもバイク向けのセキュリティアイテムがラインナップされてる。
追跡系防犯アイテム(GPSトラッカー/エアタグ)
防犯というか、盗まれた後に真価を発揮するアイテム。しかし追跡できたとしても、無理に自分で取り返そうとしないでね。まずは警察に通報。
apple エアタグ
一般的なGPSトラッカーとは違って、アップル製品のネットワークを活かして追跡するエアタグ。その特性上、都心部では効果的なものの人の少ないところではあまり追跡できない可能性も。
エアタグの装着は、悪用防止のため近くのiPhoneに通知されるので、逆に言えば「エアタグが付いてますよ」という盗難防止効果も期待できるかも。
以前も紹介したエアタグ。そのときから細かく仕様変更されてる。登場初期は通知まで三日だったけど、悪用対策のためにもっと細かく通知するようになったよ。
エアタグの関連商品も増えてきたので、車両に取り付けるのも容易になってる。
例えばコレ、M6&M8のボルトで固定できるよ。固定ボルトを盗難防止ボルトにすれば効果アップ。M8ならナンバーボルトと同径なので盗難防止ボルトも色々選択できるよ。
SECOM ココセコム
追跡系といえば、セキュリティ最大手セコムからもクルマ・バイク向けのサービスが用意されてる。
月額や初期費用は掛かるものの、安心感は別格。SECOMだからね。
月額800円を追加することで「セコムくるま盗難監視」も使えるよ。この機能を使えば車両が移動したら勝手にセコムに連絡される。
他の追跡系と違って、セコムの緊急対処員が駆けつけてくれるというのが凄い。自分一人で対応するのって怖いからね。ちなみに「セコムかけつけ料金」は、一回11,000円。お金かかるけど、盗難という状況でプロが迅速に動いてくれるなら、正直安いものだと思う。
Trackimo
GPSトラッカーとしては定番のトラッキモ。価格は約17,000円くらい。で、2年目から通信費用が必要。月額払うならセコムという選択肢もあるけど、1年目の通信費無料なのは魅力。
ほかにもGPSトラッカーは各種あるけど、回線を使う仕組みから月額料金が必要になるので、本体価格、電池持続時間、月額料金を総合的に考えてベストなアイテムを選んでね。
いざというときは盗難保険
原付一種&原付二種は火災保険で補償される場合も
最悪の場合にそなえて盗難保険に加入しておくというのも手なんだけど、原付や原付二種の場合は加入できない場合もあり。基本的には盗目れないようにするのが一番大事。
ちなみに、125cc以下、つまり原付一種や原付二種の盗難は火災保険で補償される場合もあるらしい。
とはいえ、条件は色々あるので詳しくは各保険の約款を確認してね。
まとめ
バイクの相場上昇なんかもあって、盗難には本当に気をつけたい。
愛車を守るためにも、最新の防犯情報をチェックしてね。
レポート:若林浩志