スーパーカブ110プロは働くバイク
スーパーカブをビジネスユースに特化させたプロシリーズ。14インチホイールや前後大型キャリアなど、実践的な独自装備を採用してるのが特長。
中でも強化サイドスタンドは、プレスカブから続く魅惑の装備。
そんなスーパーカブ110プロが新型になったというリリースがこちら。
公式サイトはこちら。
さてそんな新型スーパーカブ110プロ。新型スーパーカブ110との違いや独自の変更点を見ていくよ。
スーパーカブとの従来からの違い
スーパーカブとスーパーカブプロの代表的な違いは以下の通り。
・14インチホイール
・大型フロントバスケット
・大型リアキャリア
・手元灯になるポジションランプ
・強化サイドスタンド
エンジンは新型スーパーカブ110と一緒
二次減速比だけ違うよ
エンジンは新型スーパーカブ110と同じくJA59E。なのでボアストロークから変速比、一次減速比まで同一。
でも二次減速比が違うのよ。なんで? スプロケが違うのかな。
ちなみに新型スーパーカブ110プロは二次減速比2.142。新型スーパーカブ110は二次減速比2.500。
これはどうなんでしょ、カブプロならぬカブのプロなカビィさん。
そうですね、スプロケットの歯数が違います。
スーパーカブ110プロはフロント14丁でリア30丁。新型スーパーカブ110はフロント14丁のリア35丁ですね。
ほうほう。リアが5丁も小さいんですね。プロは相当ローギアードになってるんですか?
と、いいますか。このスプロケットの組み合わせは、従来のスーパーカブ110やスーパーカブ110プロと同じですよ。
え、そうなんですか? 全然知らなかった。じゃあプロはローギアードってこと?
ホイール径がスーパーカブの17インチに対して、14インチなので、最終減速比は同等になります。
特別にローギアードだったりはしないですよ。
なるほど。じゃあ単純にスーパーカブ110プロのドリブンスプロケットを30丁にしても、スーパーカブ110にはならないんですね。
そりゃそうですよ。加速しなくなりますよ。
ディスクカバーが付くのはプロだけ
新型スーパーカブ110プロでは、新型スーパーカブ110や新型クロスカブ110とは違うデザインのキャストホイールを採用してる。これかっこいいじゃん。
で、新型スーパーカブや新型クロスカブにも採用されてない専用装備が、ディスクカバー。放熱性よりもガード性能を重視してるのね。さすが働くバイク。
ディスクカバーの形状や、キャリパーも見たいけど、それは実車が出るまでのお預けかな。
ミラーは110プロ専用品
工具を使わず手で調整締結できるミラーを採用とのことですが、工具使わなくて済むのは便利そう。
このミラーって、前からプロに採用されてましたっけ?
新装備ですよ、以前のミラーとは形状も違います。
ちなみに、以前のスーパーカブ110プロについてたミラーはこんな感じ。ほんとだ、全然違う。
一時停車に便利なリアブレーキロック
リアブレーキロックが装備されてるらしいんですが、これも前からついてました?
以前のモデルではフロントブレーキレバーにロック機構が付いてましたね。
レバーの付け根についてるヘラみたいなのです。
クロスカブにも付いてた機構ですね。
今回はリアブレーキをロックするわけですが、どこでどうやってロックするんですか?
ブレーキレバーのあたりに新しいパーツがついていて、そこでロックできるようになってますね。
これですね。かなりでっかい機構なんですね。構造が気になる。
まとめ
エンジンとキャストホイール&ABSだけかと思いきや、新規の装備が色々ついてた新型スーパーカブ110プロ。実はキャンプツーリングとかに最強なんじゃないかって思ってるのよね。一度乗ってみたいものです。
レポート:若林浩志