今年は3年ぶりに真夏の祭典「鈴鹿8時間耐久ロードレース」が行なわれます!
決勝は8月7日(日)11時30分から。
5日(金)に予選、6日(土)はトップ10トライアルが行なわれるというスケジュール。
この8耐に向けての合同テストが7月5、6日に行なわれたのですが、その様子を取材しに鈴鹿サーキットに行ってきました♪
テスト日は大型の台風が近づく大雨予報。
走れるか心配していたのですが、実際に行ってみると雨粒が落ちることはほとんどなく、太陽が路面を照らし、ほとんどドライコンディション。
そんな予定ではなかった為、この2日間で私はしっかりと日焼けをしてしまったのですが、テストをしているライダーさんにお話しを聞く事ができたり、走っている姿を見て、より8耐が楽しみになりました♪
8耐といえば! 最後に暗くなってから走るマシンとライダーさんのかっこよさ!!
事前テストでも夜間走行が行なわれたのですが、久しぶりに夜走っている姿を見て、お昼とは違うサーキットの雰囲気、光って更に輝いて見えるマシン、暗い中走るライダーさんのかっこよさ。3年ぶりだからかその姿を見て、胸にグッとくるものがありました。
映像では伝わらないあの痺れるくらいのカッコよさは、是非沢山の方に現場で見てもらいたいです。
夜間走行の時に見やすいよう、電光のサインボードがあり、お昼に見ると見やすいのかな?と疑問に思っていたのですが、夜は凄く光って見やすく、その雰囲気がまた「いいなぁ」と思わず呟きたくなるほど。
そんな中、頑張ってライトで照らしながらボードを出しているチームもいたりしたのですが、そんな違いなども見ているだけでわくわくしてきてしまいます♪
普段グランドスタンドで観ると料金が高いのですが、テスト日は解放されている為、どこから見てもOK。
テストなのでライダーさんが常にフルアタックしているわけじゃないから、どう観るかってちょっと難しいイメージなのですが、1番私が面白いと感じたのは、それぞれのチームの動き!
もし、推しチーム・ライダーが1人だけだったらその選手やチームをずっと見ていると「今はロングランして燃費を見ているのかな?!」とかいろいろ想像しながら、「RACE NOW!」でタイムを観ながら、いろんな所で写真を撮ったり楽しめると思うのですが、今回はそれぞチームの動きを観たかったので私はグランドスタンドメインで観ることにしました。
ここから見ていると、ボードの出し方もチームによって違うし、2台同時に走った場合、1台はロングランしてもう1台はちょっと早めにPIT INしたり。あと何周走るのかもボードを見ればわかる事もあるし、毎周ボードを出す人もいれば数周に1回の人もいます。またPITに戻ってからの動きもチームによって違うので、そんな姿を見て楽しんでいました。
時にはボードを出して「あれ? ちゃんと見えてたかな?」なんてチームスタッフさんが首をかしげている場面も遠くからですが見えて、そんな事もあるんだ!って思ったりも。笑
チームヨシムラは必ず走行枠の最後のPIT INで給油して、ライダーが最後マシンに乗り込むまでの練習をしている姿に「さすが! 余念がないな」と感じたり、マシンから降りてセッティングを変えたり、情報をライダーさんからメカニックに伝える動きもホントに様々。
チームの色がよくわかり、ここから観るチームの動きはホントに面白かったです。
しかも、当日はきっとグランドスタンドからは観られないので、テスト日にここで観られて良かったなと感じました。
メインはグランドスタンドで観ましたが、この日は同じオートバイ女子部のなっちゃん(平嶋夏海ちゃん)と一緒だったので、時間がある時にスプーンまで一緒に歩いて観に行きました!
全日本ロードレース選手権だと時間が短いし、スプーンで転倒などのイメージはないのですが、個人的に8耐中は意外とアクシデントが多いイメージなんですよね。コースアウトしたり。
8耐本番は8時間もあるので1カ所で観るのも面白いですが、そこまで歩いていろいろな場所から観るのもオススメです。
実際になっちゃんと「ここはコースと近いから音が大きいね」とか「この景色いいね」とか話しながら歩きました。
私は普段1人で観る事が多いのですが、なっちゃんと話しながら歩いて観れて、とても楽しかったです!
この2日間みっちり走行枠があったのですが、初めてテスト日に見て感じたのは「こんなに赤旗が出るんだ!」ということ。
みなさんしっかりテストをしているからだと思うのですが、こんなに沢山黄旗含め、赤旗も出るなんて思っていなくて驚きました。
でも、それだけそれぞれのチームにとっていろいろな事を試せたいいテスト日になったのかなとも感じました。
鈴鹿8耐といえば、海外から来る選手が見られるのも特徴の1つ!
去年の王者チームカワサキのジョナサン・レイ選手が見たくてテストを観に来ている方もいました。
今年の8耐は近くでライダーを見られるようなトークショーはないかもしれないのですが、でも走っている姿はもちろん、前夜祭ではお話ししている姿も見られるチャンスがあるんですよね。
実は私は3年前の8耐で、ホンダフランスのジョシュ・フック選手のトークショーを見てからちょっとファンになったのです。英語がわかるわけじゃないけど、その人から出るオーラや体つき、選ぶ言葉などコメントは人それぞれ。間近で見たジョシュ・フック選手の筋肉や話し方が個人的にはザ・ライダーって感じがしてかっこよかったんですよね!!
走りもですが、初めて行く方はライダーの顔も見えるので、是非前夜祭なども参加して観るとより決勝が楽しくなると思うのでオススメです☆+°
そうそう、今回はサーキットホテルに泊まらせて頂いたのですが、ここもテンションが上がったポイント。やっぱりサーキットホテルはオシャレだし、コースからちょっと離れてもサーキットに居る感じがして至福の時間でした。
また朝ごはんのバイキングも凄く美味しかったのですが、8耐中はホテルに泊まっていない人も特別に食べられるようになるみたいです!
地元三重の食材が使ってあったり、ホントに沢山の種類があって美味しいので、気になった方は是非HPで確認してみて下さいね☆+°
あと、驚いた事がありました。
鈴鹿8耐の「もうひとつの8耐」ということで「MOTO自慢」が行なわれるのですが、そのポスターがPIT裏に沢山貼ってあったのです。鈴鹿サーキットも「MOTO自慢」に向けて準備しているんだなと感じました。
もう1つ!
パドックにあるレストラン「SUZUKA-ZE」でお昼ご飯を食べていたら、選手の皆さんも同じ所でご飯を食べていたのです。
何を食べているのか気になり、目を細めて見てみると「あれ?お皿が1つじゃなくて、2つある?!」って事が!
よく考えるといつも8耐で販売されている選手のメニューの、監修中だったのかもと思ったのですが、テスト中に2人前食べていた選手達に驚きました!!!
どんなメニューが出るのかも楽しみですね♪
2日間のテストの合間に7月3日にアベノハルカスで行なわれた「鈴鹿8耐プレトークショー」に来て下さったチーム・ライダーさんにお礼のご挨拶にも行かせていただきました。
▼写真クリックでトークショースタート!
休憩中とはいえサーキットにいる時とトークショーではみなさん顔つきが違ったのがとても印象的でした。
特に「鈴レー」こと「Honda Sofukai Suzuka Racing」さんは、トークショーの時もメカニックの中山さんが忙しすぎて髪を切りに行く時間もないと教えて下さったのですが、ホントにPITは常に忙しそう。
覗くと中山メカが笑顔で挨拶して下さったのですが、部長こと亀井雄大選手は指示も出しながら自分も走り、クールダウンもしていて、このテストをしっかりやるぞ!という気迫さえ感じました。
トークショーの時の爽やかな笑顔とは対照的なPITのピリッとした雰囲気に更に期待が高まった瞬間でした!
またテストの2日間、なぜかよくお見かけしたのがトークショーでインパクトが強く、沢山笑いも届けて下さった「Auto Race UBE KEN RACING YIC」の新庄雅浩選手。
ツナギが干してあったので、この辺りにいるのかなと近づいていくと、まさかのツナギの後ろにいらっしゃってびっくり!!
いつもテンションが高く、トークも上手で面白い新庄選手の休憩場所はPITの中ではなく、クルマの中というのもなんだからしさを感じた瞬間でした。
他にも沢山のチームのみなさんにご挨拶に行くと「トークショー楽しかったです」と言っていただきとても嬉しかったです。
ちなみにこの時はまだこのテストが雨で走れないんじゃないか? またドライのテストを諦めないといけないというトークが多く、8耐ウィーク前に走れるこのテストが雨は残念という声をたくさん聞いていたのですが、みなさん「ドライで走れて思ったよりデータが沢山とれてよかった♪」となんだか大変そうだけど充実しているようにも見えました!
そういった準備や対応というのは本番もあり得ますし、この話しを聞いて「もう8耐が始まっているんだな!」って更にドキドキしてきちゃいました。
8耐は決勝ももちろんですが、トップ10トライアル、予選、そしてフリー走行も含めると沢山走っている姿が見られます。
多くのチーム・ライダーが特別な大会という、3年ぶりに開催される鈴鹿8耐!
ホントにホントに楽しみです♪