【PR】カワサキの250ccスーパースポーツには現在、4気筒エンジンを搭載した「Ninja ZX-25R」と2気筒エンジンの「Ninja 250」が存在する。今回、太田安治・平嶋夏海が信州ビーナスラインで2日間のロングラン試乗を行なった。ふたりが感じた、それぞれの特長とは?
ライダー:太田安治、平嶋夏海/写真:森 浩輔/まとめ:西野鉄兵
※撮影は2022年10月に行ないました。試乗車両はいずれも2022年モデルです。

ライダーのプロフィール

画像1: カワサキ「Ninja ZX-25R」「Ninja 250」比較インプレ|4気筒&2気筒、250ccスーパースポーツの魅力を太田安治・平嶋夏海が検証

左|太田安治(おおた やすはる)

1957年、東京都生まれ。身長176cm・体重64kg。元ロードレース国際A級ライダーで、全日本ロードレースチーム監督、自動車専門学校講師、オートバイ用品開発などの活動と並行し、45年に渡って月刊『オートバイ』誌をメインにインプレッションや性能テストなどを担当。試乗したオートバイは5000台を超える。現在の愛車はカワサキ「Ninja 1000」ほか。

 

右|平嶋夏海(ひらじま なつみ)

1992年、東京都生まれ。身長154cm。AKB48の1期生として活躍したのち、グラビアアイドルに。バイクの免許を取得した直後からジムカーナの特訓に励み大会にも出場。ツーリングはもちろんサーキットでの走行経験も豊富で、そのライテクはベテランのテスター陣もうならせるほど。自身のYouTubeチャンネル「はしれ!なっちゃんねる【平嶋夏海】」では、日々バイク関連の動画を配信中。

比較車両

画像: Kawasaki Ninja ZX-25R SE KRT EDITION 2022年モデル 総排気量:249cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 最高出力:33kW(45PS)/15,500rpm ラムエア加圧時:34kW(46PS)/15,500rpm 最大トルク:21N・m(2.1kgf・m)/13,000rpm シート高:785mm 車両重量:184kg 税込価格:935,000円

Kawasaki Ninja ZX-25R SE KRT EDITION
2022年モデル

総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
最高出力:33kW(45PS)/15,500rpm
ラムエア加圧時:34kW(46PS)/15,500rpm
最大トルク:21N・m(2.1kgf・m)/13,000rpm
シート高:785mm
車両重量:184kg
税込価格:935,000円

画像: Kawasaki Ninja 250 2022年モデル 総排気量:248cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 最高出力:27kW(37PS)/12,500rpm 最大トルク:23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm シート高:795mm 車両重量:166kg 税込価格:654,500円

Kawasaki Ninja 250
2022年モデル

総排気量:248cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
最高出力:27kW(37PS)/12,500rpm
最大トルク:23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm
シート高:795mm
車両重量:166kg
税込価格:654,500円

「Ninja ZX-25R SE KRT EDITION」「Ninja 250」比較インプレ

──まずは2台を跨り比べていかがでしたか?

平嶋夏海(以下、平嶋):同時に乗り比べるのは初めてでしたが、まったくちがうバイクなんだとあらためて感じました。

太田安治(以下、太田):ルックスは似てるんだけど、跨がって、オートバイを引き起こして、サイドスタンドを払う、という走り出す前の感覚からしてちがうよね。Ninja 250は気楽に乗りだせて、ZX-25Rは「よっしゃ! 4気筒マシンを楽しむぞ」って気持ちが引き締まる感じ。

平嶋:そうなんです! たぶんバイクを知らない人からしたら、どっちも同じに見えると思うんです。顔のデザインもNinjaスタイルで共通ですし。でも跨っただけで、ちがいははっきり分かります。

太田:Ninja 250のシートは前側に向かって下がりながら幅も絞っている。足つき性に配慮した形だね。ZX-25Rのシートはフラットめで、加減速のときにお尻が前後にズレにくい。ハンドルとシートはやや低めでステップ位置は高め。この3カ所を結んだ三角形が小さいからライディングポジションがコンパクトに決まって、ライダーとオートバイの一体感が高い。スポーティな運動性能を引き出す設定だけど、それだけにNinja 250と跨り比べると少し窮屈に感じるかな。

画像: Ninja ZX-25R SE KRT EDITION シート高:785mm|平嶋夏海 154cm

Ninja ZX-25R SE KRT EDITION
シート高:785mm|平嶋夏海 154cm

画像: Ninja ZX-25R SE KRT EDITION シート高:785mm|太田安治 176cm・64kg

Ninja ZX-25R SE KRT EDITION
シート高:785mm|太田安治 176cm・64kg

画像: Ninja 250 シート高:795mm|平嶋夏海 154cm

Ninja 250
シート高:795mm|平嶋夏海 154cm

画像: Ninja 250 シート高:795mm|太田安治 176cm・64kg

Ninja 250
シート高:795mm|太田安治 176cm・64kg

平嶋:シートとタンクの形状にちがいがあって、くびれ具合がまるで異なります。比べてみるとNinja 250はすっごくスリム。脚を下ろしやすく、跨った状態での安心感がありました。

太田:2気筒と4気筒のエンジン幅というより、シートと太股内側が当たる部分の幅が広くて、ZX-25Rは脚が少し開き気味になる。といっても僕は後ろからの写真を見るまでは足つきのちがいに気づかなかった……。平嶋さんのように小柄なライダーだと気になるかもね。

平嶋:あとは重さと扱いやすさも比べるとけっこうちがうものだと思いました。どっちも250ccですが、やっぱり2気筒のNinja 250の方が軽くて動かしやすかったです。でもZX-25Rも私でも充分楽に動かせるので、取り回しで苦労する人は少ないかと思います。

画像3: Ninja 250

Ninja 250

太田:Ninja 250は軽いうえにハンドルが高めで押し引きしやすいし、ハンドルの切れ角も大きいから取り回しが楽だね。これなら免許取り立ての人でも不安なく扱えるよ。

▶▶▶【公式サイト】Ninja ZX-25Rの詳しいスペック・カラーバリエーションなどはこちら

▶▶▶【公式サイト】Ninja 250の詳しいスペック・カラーバリエーションなどはこちら

画像1: 「Ninja ZX-25R SE KRT EDITION」「Ninja 250」比較インプレ

──走りを比べてみた印象は?

平嶋:走るといっそう、それぞれの個性が体感できました。Ninja 250は私にとって、これまでも何度も乗ってきた馴染みある250ccバイクっていう感じで、何も考えず普通に乗れます。
ZX-25Rは、エンジンをかけた瞬間、4気筒エンジンの高音を発して、いきなりドキドキしました。走らせ方もこのバイクでしか250cc・4気筒を体験したことない私にとっては“特殊”です。

太田:2台を乗り換えながら走ったから、ハンドリングとパワー特性のほかに、サスペンションの動きや音と振動の質とか、いろいろ細かな違いまで体感できたね。
Ninja 250はライダーの操作に素直に素早く反応するヒラヒラ感があって、エンジン回転数とかスピードに関係なくリズミカルに走れる。
逆にZX-25Rは少し前傾度が大きいポジションで上体の重さがハンドルに乗りやすいし、エンジンの単体重量も重いからフロントタイヤにしっかり荷重が掛かっていて、ほかの250ccロードスポーツ車とは違った落ち着きがある。
平嶋さんが“特殊”って感じたのは、ZX-25Rはしっかり回さなきゃ走れないということ?

平嶋:はい。はじめのうちはどこまで回したらいいか分からず探り探りでした。ワインディングで適切なギアと回転数を考えていたのですが、太田さんの走りを見て、音を聞いて、「もっと回さなきゃダメなんだ!」と感じました。

太田:ZX-25Rの最高出力45PSは15500回転で発生して、レッドゾーンが17000回転から。Ninja 250は37PSを12500回転で発生して、レッドゾーンが13000回転ちょいから。4気筒のZX-25Rは高めの回転を使わないとオイシイところが出てこない。本来持つスポーティな走りを楽しみたいなら10000回転以下に落とさないようにギアを選ばないとね。
今回のような公道ワインディングだとギアはほとんど2速、ときどき3速って感じだった。低めのギアで高回転までを遠慮なく使うと、オートバイも喜こんで応えてくれる(笑)。

▶▶▶【公式サイト】Ninja ZX-25Rの詳しいスペック・カラーバリエーションなどはこちら

平嶋:ZX-25Rは2つの乗り方があるのかも、と思いました。ひとつはいま太田さんのおっしゃった高回転のスポーティな乗り方。もうひとつはガタガタした道で気づいたのですが、低回転だと加速が緩やかで「これはこれで安心感があっていい!」と思いました。

太田:路面が悪いワインディングでは、ハンドル位置が高くて車重の軽いNinja 250の方がシュッと向きが変わって小気味いい。ZX-25Rは低めの回転でモワーッと走らせていると反応が眠たげだけど、逆に平嶋さんが言うとおり穏やかに反応するからで、凹凸で車体が揺すられてもギクシャクしにくくて扱いやすいという面もある。高回転・高出力エンジンの二面性だね。

平嶋:ZX-25Rは音を初めて聞いたときも、衝撃を受けました。シャイーン、シャイーンってメカニカルな高音がすごいですよね!

太田:250cc・4気筒エンジンの大きな魅力は、公道で高回転までキッチリ回し込めること。大排気量の4気筒エンジンをレッドゾーン近くまで回したら、1速でもとんでもないスピードになっちゃう。ましてスーパースポーツモデルなら全日本選手権が開催されるような本格的なサーキットじゃないとピークパワーを使い切れないけど、ZX-25Rなら怖さを感じずに回し込めて、4気筒のキュイ~ンと伸びていく特性、吠えるようなサウンドを堪能できる。とくに上り坂、中速コーナーが気持ちいい!

画像2: 「Ninja ZX-25R SE KRT EDITION」「Ninja 250」比較インプレ

──エンジン以外のちがいに関して感じたことは?

太田:ブレーキの効き味と制動力は思った以上にちがう。ZX-25Rはレバーの握りはじめからクッと効いて、握り込む力に応じて正確に制動力が増す。ハードブレーキ中の微妙なコントロールがしやすくて、レバーを離したときのパッド離れっていうか、引きずり感がないのも好み。これだけ効けばダブルディスクの必要性は感じないな。
Ninja 250は初期の食いつきが抑えめになっていて、ブレーキ操作に自信がない人でも安心して握り込める。ABSが付いてるから直立状態ならレバーをガン! と握っても大丈夫だけど、オートバイがバンクしているときにフロントブレーキを掛けると車体姿勢が変わって、想定してたラインよりアウト側に膨らむし、スリップダウンのリスクもある。コントロールに自信が付いて、もっと初期の効きや食い込み感が欲しくなったら、ブレーキパッドを変えてみるというカスタマイズもアリだよ。

平嶋:私はNinja 250のブレーキの方が慣れ親しんだ特性で扱いやすかったです。あと、サスペンションも全然ちがうと思いました。Ninja 250は前後同じくらいの硬さに感じるのに対して、ZX-25Rはリアが硬めでフロントは柔らかく感じました。

画像5: Ninja ZX-25R SE KRT EDITION

Ninja ZX-25R SE KRT EDITION

太田:スポーツライディングの領域になると、リアが硬めのZX-25Rのサスペンション設定が活きてくるんだ。特に深いバンク状態から立ち上がり加速の部分で、リアが踏ん張ってタイヤを路面に押し付ける感じがはっきり伝わってくるよ。それだけに、ある程度の荷重が掛かる走り方じゃないと、ただ硬いだけに感じるかな。
Ninja 250は前後ともしなやかに動いて乗り心地がすごく良かったね~。ツーリングペースでスイスイ走るなら、ZX-25Rよりも乗りやすくて疲れない。剛性の高い倒立フォークじゃなく、オーソドックスな正立フォークを採用していることも軽快さに貢献している。倒立フォークは高い荷重が掛かる状況なら優位性があるけど、Ninja 250は市街地からツーリングまで快適に走ることを狙ったオートバイだから、正立を使ってスプリングとダンパーの特性を合わせ込んだんだろうね。

平嶋:なるほど~。ZX-25Rは接地感がしっかり伝わってきてグイッと力を込めて曲がれるイメージがありました。

太田:ブレーキ、サスペンションの違いもあるけど、タイヤの差も感じたなあ。Ninja 250に標準装着されているバイアスタイヤは乗り心地がいい反面、高荷重域での踏ん張りが今ひとつ。峠道やサーキットを駆け回りたい人は、スポーツ性能を謳っているラジアルタイヤに交換してみるといい。ブレーキ性能もコーナリングでの安定性も間違いなく上がる。そのぶん、タイヤ代が高くつくけど(笑)。

画像6: Ninja 250

Ninja 250

平嶋:2気筒のNinja 250は、いまの250ccフルカウルスポーツの中では中心的存在というか、バランス的に真ん中のバイクなのかなと思いました。

太田:そうだね。他社のモデルも含めて、単気筒エンジンの車種はのんびりトコトコ型で、4気筒のZX-25Rはバリバリのスポーツ志向。2気筒モデルはその間に位置する万能タイプが多い。全車に試乗している経験から言うと、Ninja 250は万能タイプの中でもスポーツ寄り。この2気筒エンジンは中回転域で力強いだけじゃなくて、180度クランクを採用してるから高回転まで軽~く回る爽快さもあるよ。

▶▶▶【公式サイト】Ninja ZX-25Rの詳しいスペック・カラーバリエーションなどはこちら

▶▶▶【公式サイト】Ninja 250の詳しいスペック・カラーバリエーションなどはこちら

──もし速さ対決をしたらZX-25Rの方が圧倒的に速いのでしょうか?

太田:コースの直線区間が長いサーキットや上り勾配ではパワー差がはっきり出るからZX-25Rが優位なことは間違いない。でも、峠道だと話は別。
たとえば今回走った信州ビーナスラインは、高速コーナーの多い爽快なルートだと思われがちだけど、勾配がきつくてタイトコーナーが続いてるよね。こういったところでは、ピークパワーよりもトルクがものを言うんだ。
2台のエンジンスペックを比べると、最高出力はZX-25Rの勝ちだけど、最大トルクはNinja 250のほうが大きいんだよ。加えて車重差もあるから、同じ技量のライダーが乗ったらNinja 250のほうが扱いやすくて、疲れずに速いペースで走れると思う。

平嶋:2台を2日間乗り比べて、私もそう感じていました。なんかこの道ならNinja 250の方が速く走れるかも! って。ZX-25Rの4気筒エンジンは慣れていないこともあり、高回転を維持する特訓が必要だと思いました。

太田:まあ、公道で絶対的な速さをうんぬんしてもしょうがない。箱根ターンパイクのような高速コーナーが連続する場所はZX-25Rが気持ちいいけど、緊張感もある。市街地でのゼロ発進の多さとか、渋滞路の走りやすさといった、日常での扱いやすさはNinja 250のほうが優れている。

画像6: Ninja ZX-25R SE KRT EDITION

Ninja ZX-25R SE KRT EDITION

──高速道路での速さや快適性はいかがでしょう?

平嶋:ZX-25Rでの高速走行は振動が少なくて楽だと感じました。加速したり減速したりする場面で、スーッと回ってくれるのは4気筒エンジンの特徴ですね。

太田:2台とも120km/h巡航でもエンジンには余裕がある。ZX-25Rは4気筒らしく振動が少ないけど、高回転型エンジンに慣れていないとせわしなく回ってる感じを受けるかな。
ライディングポジションはNinja 250の方が楽。ステップ位置が低めだから膝も曲がりがきつくない。そのあたりを差し引きすると高速移動に関しては互角かな。音と振動の質の好みとか、体形で変わるから決めつけはできないな。

──2台の価格差は約28万円、この価格差を見て悩む人も多いと思います。

平嶋:欲しい、と思った方を買わないと後悔しそうだな、と思いました。それほどまでに乗り心地はちがいます。

太田:ZX-25Rは値段が高い、という人もいるだろうけど、唯一無二の250cc・4気筒エンジンだからね……。直列4気筒という構造なら1000ccだろうが1400ccだろうが部品点数はほとんど変わらないから、この価格に収まっていることを評価すべきだと思うけどなあ。電子制御系の装備も充実してるし。

平嶋:ZX-25Rはパワーモードがフルパワーとローパワーの2段階、トラクションコントロールが3段階+オフで選べますね。

太田:パワーモードを切り替えながら走ったけど、個人的には「ロー」の必要性は感じなかった。トラコンは中間の「2」にしておけば、ほとんどの状況をカバーしてくれる。基本は「フルパワー」+「トラコン2」のままでいい。でも、パワーやトラコン介入の変化を体感することは、ライディングスキルを上げるためにも大事だと思う。

画像7: Ninja ZX-25R SE KRT EDITION

Ninja ZX-25R SE KRT EDITION

太田:今回試乗したZX-25Rは上級グレードの「SE」だからクイックシフターが備わっている。アップもダウンもクラッチやスロットルの操作が不要で、シフトダウンのときにエンジン回転数を合わせてくれるオートブリッパーも優秀な造り。さらにスリッパークラッチも採用してるから、ベテランライダー以上のスムーズな加減速ができちゃう。ちょっとズルい装備だよ(笑)。

平嶋:「SE」はリアシートの下にUSB電源ソケットも標準装備されていたのがいいな、と思いました。私の友達もみんな電源はまず付けているので、初めから備わっているのはありがたいです。

▶▶▶【公式サイト】Ninja ZX-25Rの主要装備・カラーバリエーションなどはこちら

▶▶▶【公式サイト】Ninja 250の主要装備・カラーバリエーションなどはこちら

──最後に、おふたりはZX-25R・Ninja 250のどちら派ですか?

太田:僕は迷わずZX-25R。もともと4気筒エンジンのフィーリングが好きで、今はNinja 1000に乗ってるわけだし。もし250cc以下のモデルで一台しかオートバイを持てない、という環境や状況だったら最有力候補。このクラスで4気筒エンジンのスクリーミングサウンドを味わえるのはZX-25Rだけ、というのも魅力だな。

平嶋:私はバイクをいろいろな用途で使うので、今回の2台ならNinja 250です。もともとNinja 250やNinja 400は好きで、よく周りの初心者の友達にもおすすめのバイクとして紹介していました。ビーナスラインを走っていても、Ninja 250に乗っているときの方が周りの景色を楽しむ余裕がありました。

太田:たしかにNinja 250の方が走る面でのプレッシャーは少なくて、気楽に乗れるね。通勤通学が楽で、長時間の連続走行も快適。モデルチェンジを重ねているだけに細かな部分まで完成されている。Ninja 250の成功がなければZX-25Rが世に出ることはなかったかもね。ただ、僕はオートバイに気楽さよりもエキサイティングさを求めるタイプだから、よりスポーツ性の高いZX-25Rに惹かれる。

平嶋:だから人によるし好みによると思います。ツーリングでいうなら景色とか食べ物とか観光を気楽に旅として楽しむならNinja 250で、峠の走りを一番に楽しみたいならZX-25Rかと。私は高い回転数を維持して走らせるのがはじめは難しいと感じましたが、これは極めたくなる中毒性、魔力がありますよ(笑)。

太田:あれこれ悩むのは、買う前にしか味わえない楽しくて貴重な時間だよね。どちらもレンタルしてみて、同じルートを走れば、「よし、コッチだ」って決めやすいはず。
「予算的に厳しいからZX-25Rを諦めてNinja 250にする」という人もいると思うけど、少し時間が掛かっても、しっかりお金を貯めて一番好きなオートバイを買った方がいいぞ、というのが僕からのアドバイス。好きなものを手に入れた喜びと唯一無二のキャラクター、買った後の所有感を考えれば、妥協しないで良かった、って思うんじゃないかな。

平嶋:ぜひ購入を検討している方には、どちらを買うにしても、どちらかで悩んでいるかにしても、一度試乗してほしいな、と思いました。試乗ができなかったら、せめて跨ってみてほしいです。バイクって跨った瞬間に自分に合う・合わないがけっこう分かると思うんです。カワサキプラザなら、跨った状態の写真も撮ってもらえますよ!

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衣装紹介

太田さん・平嶋さんともにジャケットは、カワサキプラザアパレルを着用。

「ファッションを通じてスタイリッシュなモーターサイクルライフをたのしむきっかけをつくりたい」。カワサキプラザはそういった思いから、素材本来の特徴を生かした高機能かつ普遍的なアイテムを提案しています。

カワサキプラザアパレルは、全国のカワサキプラザにてご確認いただけます。

画像: カワサキ ウインターフィンジャケット 「今回の信州ビーナスラインのように標高差があると、上と下では温度差が激しいので、着脱できるインナーが備わっているのがありがたかった」と太田安治さん。生地にはさりげなく柄が入っており、ポケットが豊富なのも嬉しいポイント。

カワサキ ウインターフィンジャケット

「今回の信州ビーナスラインのように標高差があると、上と下では温度差が激しいので、着脱できるインナーが備わっているのがありがたかった」と太田安治さん。生地にはさりげなく柄が入っており、ポケットが豊富なのも嬉しいポイント。

画像: カワサキ×KADOYA ライディングライダース MR-LOADED 「山羊革が柔らかくて、高級感があり、着心地は快適でした」と平嶋夏海さん。Ninja ZX-10Rのハニカム柄をジャガード織の裏地にしているのが、コラボアイテムならでは。

カワサキ×KADOYA ライディングライダース MR-LOADED

「山羊革が柔らかくて、高級感があり、着心地は快適でした」と平嶋夏海さん。Ninja ZX-10Rのハニカム柄をジャガード織の裏地にしているのが、コラボアイテムならでは。

ライダー:太田安治、平嶋夏海/写真:森 浩輔/まとめ:西野鉄兵
※撮影は2022年10月に行ないました。試乗車両はいずれも2022年モデルです。

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