文：太田安治／写真：南 孝幸／モデル：平嶋夏海
トネ「ハイブリッド電動ドライバーセット CHD221S」テスト&レポート
TONE ハイブリッド電動ドライバーセット CHD221S
メーカー希望小売価格：税込1万2870円
電動ドライバー本体とビット20個、差し替え式プラスドライバー、ビットホルダー、USB充電ケーブルのセット
付属ビット：6.3mmビットアダプター／プラスドライバービット P1、P2、P3／マイナスドライバービット M5.5、M6、M8／ヘキサゴンビット H4、H5、H6、H8／トルクスビット T15H、T20H、T25H、T30H、T40H
オートバイ外装パーツの脱着や家具の組み立てをスピーディに！
プロメカニックはボルト／ナットの締め／緩めに回転速度が圧倒的に速いエアーラチェットレンチを多用する。ただしエアコンプレッサーの設置が必要だし、作動音が大きいことも難点。そこでプロ・アマ問わずに使える手軽なツールとして人気上昇中なのが充電式電動ドライバー。エアホースや電源コードがないので作業性が良く、作動音も静か。電池の高性能化で回転トルクと回転速度、運転時間が増え、実用性が広がった。
TONE（トネ）のセットは、単体でも販売されている電動ドライバーに合計17種類・20本のビットと、ビットホルダーを組み合わせた製品。プラス・マイナスからヘキサゴン（六角）、T型トルクス（中央に突起のあるいじり防止タイプ）まで揃っているから、カウル類などの外装パーツ着脱にちょうどいい。グリップ部が太くてしっかり握れるうえ、重量はドライバー本体にホルダーとビットを着けて実測195gと軽い。
電動でのトルクは2.5Nmだから、締め／緩めの最初と最後は手動で行い、負荷が少ないときは電動で一気に回すという使い方が現実的。負荷が掛かりすぎると自動停止するし、回転スイッチを押すと白色LEDで作業部分を照らしてくれる。
我が家ではバイク整備のほかに組み立て家具と自作PCの組み立て／分解にも大活躍中。1セット持っていれば何かと重宝する。
スイッチは正回転／逆回転の2個。付属のマイクロUSBケーブルで充電中はLEDが赤く、充電終了すると緑に光る。
ドライバー本体にビットホルダーとトルクスのビットを装着した状態。ホルダーもビットもワンタッチで着脱できる。
ドライバー本体にビットホルダーとトルクスのビットを装着した状態。ホルダーもビットもワンタッチで着脱できる。
カウルやフェンダーといった外装パーツの着脱がスピーディに行える。いたずら／盗難を抑止するトルクスボルト用のビットは6本同梱。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
約1時間で充電でき、約1時間（無負荷時）連続運転できるのが便利。ただ、電池の残量が表示されないので必要以上に充電を繰り返すとバッテリーが疲労する。3段階程度でいいから、残量が判れば親切だ。
文：太田安治／写真：南 孝幸／モデル：平嶋夏海
