開催日時:2022年12月31日~2023年1月15日
12月31日 スタート
開催地:サウジアラビア
リザルト:Stage1/Stage2/Stage3/Stage4/Stage5/Stage6/Stage8/Stage9/Stage10/Stage11/Stage12/Stage13/Stage14
観戦情報:公式モバイルアプリ(iOS版/android版)/Dakar公式フェイスブック/Dakar公式Twitter/Dakar公式Instagram/メーカー公式サイト(GASGAS/KTM/ハスクバーナ/ホンダ/)
更新情報:
12月27日 事前情報ページアップ
1月15日 競技終了、ハイライト・表彰式の映像を追加
関連ページ:
44時間走ってわずか43秒差、ケビン・ベナビデス自身2回目の優勝。ダカールラリー2023閉幕
最終日前にして12秒差、ステージ13で際立つ接戦模様
ホンダのコルネオ、ステージ12を勝利。総合はKTM VS ハスクバーナ
ダカール大詰め、ステージ11で再びハウズがトップに
ステージ10、Heroのブランチが再びステージ優勝。ハウズ依然有利か
逃げるハウズに追うプライス。ステージ9はルチアーノの2勝目
インドのバイクHeroがダカール8ステージ優勝、ロス・ブランチ
ルチアーノがステージ6で自身初優勝、ステージ7はキャンセルに
アクシデント多発のステージ5でホンダ勢が逆襲。ビバレンが首位へ
バレダがステージ4で30勝をマーク、Heroのブランチは戦線離脱
ステージ3にてリッキー・ブラベックが離脱。サンダースが4分差でレースをリード
岩に苦しめられたステージ2。伏兵メイソン、ステージウィンで首位に立つ
ダカールラリーステージ1「リッキー・ブラベックがリード。昨年の覇者サンダーランドがリタイア」
ダカールラリー開幕、プロローグは豪州勢が制す
12月31日のプロローグステージから開幕する、2023ダカールラリー。これまでのダカールとはうってかわってレギュレーションが変更、さらにはコースも例年と比較して大幅に過酷に
映像で見るダカール
Dakar 2023 ハイライト
表彰式
Dakar 2023 ティザームービー
ダカール初心者向け解説ムービー
これまでのダカール、この先のダカール
1978年、フランス人冒険家ティエリー・サビーヌによって創始されたパリ・ダカールラリーは、その後2009年に南米へ、2020年にサウジアラビアへと開催地を移転してきた。その過程で二輪は排気量制限やレース中の修理に関する制限が加えられ、現在ではモトクロッサーにほど近い車体構成の450ccのラリーバイクでレースがおこなわれている。
2001年からKTMがタイトルを独占、2019年まで実に18回もの連勝を遂げた。その最大のライバルであるホンダがファクトリーによる参戦を再開したのは2013年のこと。実に8年をかけて2020年にホンダはKTMからダカールラリーのタイトルを奪還し、翌年も連勝。2022年にはKTM傘下のガスガスがブランド初のタイトルをものにした。
2014年来もっとも長い総SS距離
サウジアラビア北西の海岸部からスタートする2023年のダカールラリーは14ステージで構成。スペシャルステージは各450kmほどと非常に長く、総走行距離は約5000kmに。これは2014年来最も長いものと言われており、その過酷さがうかがえるところだ。ループと呼ばれるスタート・ゴールが同じルートは5ステージ。後半4日間のルートが設定されるエンプティ・クオーター(空白地帯)と呼ばれる地域は気候・地形ともに過酷なことで知られており、今ラリーの山場となると見られている。
注目の2023ダカール新レギュレーション
近年のダカールラリーでは前走者を追えずナビゲーションをして道を切り開かなくてはいけない1番目のスタートが不利だった。そしてスタート順は前日のステージ順位だったことから、前日に好成績を残したライダーは次の日に不利になる、というようなシーソーゲームが展開されてきた。しかしASOではステージ優勝とナビで道を切り開くことの価値を高めるために、2023年から抜本的なレギュレーション改革に臨んでいる。
Aルート、Bルートの設定
前述した改革の一つ目は、2つのルートが設定されてライダーたちにランダムにロードブックが配られることだ。前を走るライダーがAルートなのかBルートなのかわからないため、前走者を追うという作戦が使いづらくなった。この2ルート制はいくつかのステージで施行されるとアナウンスされている。
トップ通過のライダーへボーナスタイム
またスペシャルステージの隠された地点までトップ、あるいは早い順位で通過したライダーに対してボーナスタイムが与えられるステージが設定される。後方から追い上げてタイムを稼ぐ作戦だけでなく、このボーナスタイムを狙って積極的に先頭でナビをし、道を切り開いていく作戦が生まれることになる。
こちらはハスクバーナファクトリーライダーたちが説明するダカールラリーのナビゲーション。ダカールラリーの二輪部門では、四輪のようにコ・ドライバーなどいないためナビゲーションをライダーが走りながらおこなう必要がある。マップケースにおさめられた「ロードブック」には、スタートからの距離・進むべき方位・コマ図が書かれており、このとおりにルートを進むわけなのだが、オフピストと呼ばれる道無きルートは非常に難しい。
コンマ秒単位のタイムを競うスピードの中でこのナビをこなしていくのは、実に至難の業。ダカールラリーはスピードだけでなく智略も問われるのである。
ビバーク
ラリーのスタート/ゴールそして宿泊地として機能するのが、ビバーク。マシンを毎晩整備するパドックもこのビバークにあり、ファクトリーチームともなると非常に大きな数台のトラックを展開して、レースマシンがどんな状況になってもビバークに戻って気さえすれば直してしまう。ステージごとにビバークは移動するため、その様子はまるで街の大移動。これもダカールラリーの醍醐味だ。
ファクトリーチーム紹介
Red Bull GASGAS Factory Racing
2022シーズンの覇者、Red Bull GASGAS Factory Racing。マシンはKTMの450RALLYをベースとしたRX450Fを使用、昨年同様の2名体制で連覇に挑む。
サム・サンダーランド 2017、2022年の覇者。33歳・イギリス生まれでモトクロスからラリーへ転向
ダニエル・サンダース オーストラリア出身のエンデューロライダー
Monster Energy Honda Team
ヤマハがダカールラリーを去った後、唯一日本のブランドとしてダカールラリーに参戦し続けているホンダ。2023年はホアン・バレダが脱退、ヤマハから移籍したエイドリアン・ファン・ビバレンが加入して4名体制。マシンはCRF450RALLY。
リッキー・ブラベック 2020年にホンダにタイトルをもたらしたアメリカ出身のライダー
パブロ・キンタニラ チリ出身、2021年にハスクバーナから移籍。昨年の成績2位
ホセ・イグナシオ・コルネホ チリ出身、2018年からHRCへ加入
エイドリアン・ファン・ビバレン フランス出身、昨年までヤマハのエース
Red Bull KTM Factory Racing
18連覇を遂げた世界最強の艦隊。ダカールラリーに挑むファクトリーの中でも珍しく市販車450Rally Replicaを販売しており、二輪部門のほとんどがこのマシンで構成される。また、チームメンバーの全員がダカールラリー優勝経験を持つ唯一のチーム。
マティアス・ウォークナー オーストリア出身、2018年のダカール勝者
トビー・プライス オーストラリア出身、2019年のダカール勝者
ケビン・ベナバイズ アルゼンチン出身、2021年のダカール勝者
Husqvarna Factory Racing
ガスガス同様、KTM傘下のハスクバーナ。FR450RALLYは、KTMの450RALLYをベースとしており各コンポーネントを共通とする。
ルチアーノ・ベナバイズ KTMのケビン・ベナバイズ実弟
スカイラー・ハウス 昨シーズンからハスクバーナファクトリーが大抜擢したアメリカンライダー
Monster Energy JB Team
2022年のレースで負傷を負い、ホンダのファクトリーチーム"Monster Energy Team Honda"から離脱すたホアン・バレダのための単独チーム。マシンはCRF450RALLYを使用し、ホンダがアシスタンスにまわるいわばセミファクトリー。
ホアン・バレダ スペイン出身の39歳、ダカールラリーのレジェンド。無冠の帝王と呼ばれ、そのスピードはダカール随一と言われ続けている
日本からの観戦方法
Official website of the Dakar Rally
Official website of the Dakar Rally (ex Paris Dakar)
www.dakar.comダカールラリーオフィシャルサイトでは、リアルタイムの位置情報やリザルト、ニュースが随時配信される。
Jスポーツでは1/2〜1/16 深夜0:00〜のスケジュールでダカールラリーのハイライトを放映するとのこと。モータースポーツパックは月額1980円