スズキ『バーグマン400』の足つき性とライディングポジションは?
『バーグマン400』のライディングポジションは正に快適そのもの。
広々とした足元スペースと上半身にゆとりのあるハンドル位置で、市街地から高速道路まで常に高水準の快適性が約束されていました。
クルージングの際には足が投げ出せるようフロアボードが設計されているのも、ゆったりとしたツーリングが楽しめる秘訣です。
シート高も755mmに抑えられ足つき性も良好です。
3段階から設定できるバックレストをライダーのベストな位置にセッティングすれば、コーナーを含む走行中、さらに安定感を高めることができます。
また、フロアボードはサイドがカットされていて足つき性にも配慮がなされているのもポイントです!
スズキ『バーグマン400』で実際に走ってみた燃費は?
実際に『バーグマン400』で866.4km走った際の総給油量は28.41L。
この数値をもとに満タン法で計算した1Lあたりの実測燃費は約30.5kmでした。
高速道路クルージングの区間が長かったせいか、カタログスペックのWMTCモード値25.2kmよりも良い結果が得られました。
『バーグマン400』の燃料タンク容量は13Lなので、今回の実測燃費をもとにした航続距離は約396.5km。
なんと400km近い航続距離がありました!
300km程度の日帰りツーリングなら問題なくこなせそうです。
当然ではありますが50cc/125ccに比べると燃費性能で劣るかもしれませんが、400cc単気筒エンジンの『バーグマン400』を小排気量スクーターと同列に比べてはいけません!
普段使いとしても、ツーリングバイクとしても十分に嬉しい燃費性能と言えるでしょう!
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スズキ『バーグマン400』の装備/ディテールを解説!
ビッグスクーターらしい吊り上がった大きなデュアルヘッドライトが印象的なフロントマスク。
ウィンカーがビルドインされ、左右に張り出したカウルデザインと、光の加減で美しいグラデーションを生み出す造形の組み合わせが『バーグマン400』の個性を強調します。
ヘッドライトにはLEDが採用され、夜間の視認性も良好です。
大きなウィンドスクリーンは走行風によるライダーへの影響を低減し、高速走行時の疲労を軽減。冬場のツーリングでは特に活躍します!
総排気量399ccの水冷方式を採用したDOHC4バルブ単気筒エンジンは、6300回転で最高出力29PS、4900回転で最大トルク35N・mを発生。
低中速域で扱いやすい特性で、排気量を活かした高速クルージングに限らず街中でも安定感&上質感のあるパフォーマンスを発揮します。
2021年のマイナーチェンジでプラグの数を2本としたことにより、高い燃焼効率を実現。排ガス規制対応だけでなく、より高い燃費性能も獲得しました。
静音性の高いサイレンサーはバーグマンらしい安定した乗り心地に、落ち着いた空間をプラス。
カーボンパターンが採用されたマフラーガードもスタイリングの高級感に貢献しています。
15インチを採用したフロントホイールはコーナリング、高速走行など広い範囲で安定感ある走りに寄与。豪華なΦ260mmの大径ダブルディスクは高い制動力を発揮します!
外径41mmのテレスコピックフロントフォークは街乗りからツーリングまで高い快適性とスポーツ性能を両立しています。
2連のアナログメーターを擁するインストルメントパネルは車のような高級感を感じるデザインに。
中央の液晶パネルにはオド・トリップメーターに加え、時計や平均燃費などの情報を表示します。
2021年のマイナーチェンジでは新たにトラクションコントロールが採用され、トラクションコントロール作動中はスピードメーター中央のインジケーターが点灯。
荒れた道や雨天など、環境の良くない条件下でもより安心感のある走りを提供してくれます。
ハンドル下にはフタつきのフロントインナーラックを左右に用意。
右側は3.5リットルの収納スペースが確保され、小物やグローブの収納に最適です。ちなみに左側は2.8リットルの容量ですが、その奥はバッテリーへエントリーできるようになっています。
さらに、右側のボックス内部には電子機器の充電に活用できる12Vのアクセサリーソケットを内蔵し、USBシガーソケットを用意すればスマートフォンなどの充電を行うことができます。
『バーグマン400』の長所のひとつは「快適な長距離クルージング」ですが、それを支えるのが広々としたシートです。
後席もゆったりとしたスペースが確保され、握りやすいグラブバーも完備。ライダーだけでなくパッセンジャーもくつろげる空間が体現されています。
滑りにくい表皮に加え、バックレストを調整すればさらに安定感アップ!
シートサイドに走る青いステッチも高級感を高めます!
スクーター最大のメリットはシート下トランクスペース!
『バーグマン400』は42Lの大容量を確保しています。
フルフェイスヘルメットとジェットヘルメットひとつずつ同時に収納できるスペースがあり、バイクに乗っている時は荷物を、バイクを降りた際に装備類をしまっておくことができるのも魅力です。
テールランプ、リアウィンカーのデザインはテールカウルと一体化していて、『バーグマン400』らしいスマートで高級感のある雰囲気を演出。
テールランプにはLEDを採用しています。