2月前半はまだまだ寒さや雪に注意
気象庁の発表を参考にすると、2月前半はまだまだ寒くて、後半から寒さが落ち着いてくるみたい。
特にバイクだと体感温度はより一層寒いはず。
そこで今回は防寒ライディングパンツの実力を検証してみるよ。
テストに使うのは、冬場のボトムスとして、自分が絶対的な信頼を置いているDFGウィンターライドオフロードパンツ。
ウィンターライドオフロードパンツとは
DFGによる冬場用のオフロードパンツ。
オフロード走行に対応してるだけあって、めっちゃ動きやすいのよ。
あと、なにより防風効果と保温効果で圧倒的に暖かい。
ウィンターライドオフロードパンツの特長
普通のモトクロスパンツにはポケットがついてないんだけど、ウィンターライドオフロードパンツでは普段使いでの実用性を高めるためにポケットが装備されてる。
腰部分は、ベルトループのかわりにラチェットの調整機構が付いてる。これはモトクロスパンツならでは。股上は浅め。
防風というと防風フィルムが挟まれてるのが一般的だけど、あれガサガサするのよね。
でもこいつは、防風効果のあるストレッチソフトシェルなのでガサガサしない。
ストレッチソフトシェルで防風防寒してるので、綿入りのオーバーパンツみたいにもモコモコしてないし、普通の感覚で履けるのよ。
両膝の内側には補強がついてるので、アップマフラーのバイクにはありがたい。
太もも部分にはベンチレーター。湿気を抜かないと汗冷えしちゃうので、動きのある時は開けておくと快適。
腰の後ろ部分には、滑り止めの加工がされてる。
シルエットはモトクロスパンツみたいに、膝より上はゆったりしてて、スネあたりはややタイトになってる。膝パッドはもちろん、ニーシンガードを装着しても問題なく履くことができるぞ。
ちなみに、自分が気に入ってるのはブーツインするモトパンぽいスタイルなんだけど、より普通のズボンっぽいのもあるよ。
これね。その名もブーツアウト。
もちろんこれも、ニーパッドやニーシンガード、オフロードブーツに対応してる。
さて出発
天気予報によると本日の天気は「曇り一時雨または雪」。最低気温は1℃で最高気温が5℃。平年よりもかなり低い気温。
山間部にいけばもっと寒いはず。なのでとりあえず山方向にひたすら向かっていこう。
パンツの防寒性能を検証したいので、トップス、ハンドル周りは十二分に防寒していくよ。
指とかが寒いと、パンツの寒さが気にならなくなっちゃうからね。
手元はハンドルカバーに、巻き付けグリップヒーター。最強ですわ。
トップスは、メリノウール+電熱ベスト+ブロックフリース+防風インナー+ボアフリース+防水防寒アウター。
足元はデイトナの完全防水ソックス+FOXボンバーブーツ。
あと、防寒テストだけど、安全のため上下にSAS-TECの耐切創インナープロテクターを着てるよ。
正直寒くて走りたくないけど、いってきまーす。
で、予想以上に結構な勢いの雪。あっというまにメットが凍った。
雪っていうか、ほぼ雨ね。
幸い路面凍結もなかったし、冬タイヤ規制やチェーン規制も発生してなかった。
気温は低いし、雪は雨みたいで濡れて冷たくて、まさにベストコンディション。
サイコンは常に2℃を表示してた。
いつまでたっても2℃のままだからどんどん山の中に入ってたらキャブがアイシングしてギブアップ。あと20kmで氷瀑を見ることが出来たのに。残念。
人間というか防寒パンツより先にバイクがギブアップですわ。今後のためにキャブヒーターの装着を検討しないと。
帰りにふと道路の気温表示みたら0℃だった。このサイコン、2℃までしか表示できないっぽい。だまされた。
アイシングした時は氷点下だったんだと思う。だって0℃のとこより明らかに寒かったし。
結論
「気温2℃からマイナス2℃くらい。有料道路と山道。雪でビタビタ」という条件で走行してきたよ。
ウィンターライドオフロードパンツのおかげで下半身は大して寒さを感じなかった。氷点までならこれ1枚でいけるんじゃないかな。中に防寒タイツはけば氷点下でも余裕な気がする。
なんならめっちゃ着込んだトップスとかのが寒かった。
予想外だったので、雪でビタビタに濡れたからといって極端に寒さは感じなかった。もちろん濡れてない方があったかいんだけど、濡れたからと言って極端に防寒性能が下がることはなかった。
まとめ
正直、想像以上の防寒性能。冬のライディングならこれ1枚あれば余裕だと思う。
なにより、カサカサしたりモコモコしないし、動きやすくて最高。
レポート:若林浩志