タナックス モトフィズ「ヘリテージエディション」
味わい深いバイクに似合う新たなシリーズ
タナックスのツーリングバッグといえば、ブラックやブルーを思い浮かべる方が多いと思います。今回登場したのは、ブラウンのシンセティックレザーを用いてシブい仕上がりを実現した「ヘリテージ エディション」です。
いずれも参考出品としての展示でしたが、日帰り向け、宿泊向け、キャンプ向け、それぞれのサイズでラインナップ。さらにサイドバッグも用意されていました。
すべて製品化されれば、好みのサイズのシートバッグとサイドバッグを組み合わせて3点セットのパッキングもできますね。
従来のスタンダードモデルはクセがなく、なるべく多くの車種に合うようにデザインされていたのだと思います。「ヘリテージ エディション」は、ネオクラシック系やトラディショナル系、クルーザー系モデルを狙い撃ちしたテイスト。スクランブラーやオフロードモデルとの相性もいいかも!
モーターサイクルショーで展示されたすべてが市販されるかは分かりませんが、2023年のお盆前の発売を目指しているそうです。
タナックス モトフィズ「ライディングザック18」
ビジネスリュックのようなライダー向けバッグ
これがタナックスの製品なの? と驚きました。まるでビジネスリュックのようなデザイン。webオートバイ編集部のある東京新橋で毎日見かけるタイプのバックパックです。
でもタナックス製品ですから、バイクに積むこともできちゃう。同社独自の簡単固定ベルト「Kシステムベルト」が付属していて、シートバッグとしても活用できます。電車通勤・バイク通勤・ツーリングまでカバーした用途の広さが魅力的。
容量は18Lで、A4ファイルが入る形状。ノートパソコンを入れることも想定していて、車載時でも衝撃が受けにくいよう工夫されています。内部にパネル(芯材)が備わっているため、背負っていても、車載しても、中身が空でも形状は変わりません。
これまでシートバッグだけどショルダーストラップが付属していて持ち運ぶことができる製品はたくさんありました。「ライディングザック18」はその逆。リュックだけど、バイクに積むことができる製品です。
税込価格は2万3100円。カラーはグレーとブラックをラインナップ。2023年5月発売予定!
文・写真:西野鉄兵