『GSX-R125』が街乗りでもスポーティーすぎる⁉
今回はスズキの125ccスポーツモデル『GSX-R125』に試乗してきました!
125ccデビューしたのがつい半年ほど前ですが、その時はあまりの快適さ、使い勝手の良さに感嘆しました。
そんな便利さが魅力的だと思っていた原付二種ですが、今回は一筋縄ではいかない予感。
だってまずスタイリングからガチ感がハンパないんだもん!(汗)
まぁ、マニュアルのスポーツバイクだから当然と言えば当然なのですが……。
でも、125ccでスポーツかぁ。
リッター級の『KATANA』や、楽しすぎる250ccスポーツ『ジクサー』シリーズを知ってしまっていると、ちょっと頼りないと思えなくもないような……。
何はともあれ乗ってみなくちゃ語れません!
まずはいつも通り足つき&ライディングポジションチェックですが、跨る前にちょっと身構えてしまいます。
だってこのハンドル位置ですよ?
トップブリッジの造形が凝っていてカッコイイとかは一旦置いておいて、見るからにしんどそう……。
恐る恐る跨ると……
あれ、意外とキツくない……?
フルサイズに近いとはいえ、小柄な車体のおかげでハンドルの位置が遠すぎず、思ったより上体が起きます。
足つきも伸長173cmの私でべったり踵まで設置し、軽い車重もあって不安は皆無。
なぁんだ、もしかしてけっこう快適系バイク?
やっぱりスポーツモデルとはいえ、125ccモデルは125ccモデルか
なんて思った矢先、走り出した瞬間、予想を裏切られました。
待って、これはスポーツバイクが過ぎるぞ!!!汗
なにって、発進の瞬発力に重きを置いた125ccスクーターに対して低回転の力が弱く、代わりに高回転でスクーターモデルでは感じられないパワフルさを発揮するんです。
すると何が起きるかというと、ある程度のスロットルレスポンスを得ようと思うと高回転で走らざるを得なくなる、もしくはギアチェンジの回数が増える。
そうなると街中を走っているだけなのに、めちゃくちゃスポーティーに走っている気になるんです!
というか、無限に回るんじゃないかとすら思えるこのエンジン、気持ちよすぎだろ!
250ccクラスや大型バイクで一番気持ちいい回転域で走ろうとすると、あっという間に速度オーバーになってしまい、低ギア、低回転で回すとギクシャクしがち。結局、街中では中途半端な回転数で走りがちになってしまいます。
しかし、『GSX-R125』は2、3速あたりでワイドオープンしても身体を置いて行かれるような急激な加速もありませんし、規定速度まで綺麗に吹け上がって一瞬たりとも退屈感がありません!
ただし、5速、6速あたりだと普通に速度オーバーするので注意!
そして、今まで少しずついろいろなバイクに試乗して、なんとなく公道走行においてはセパレートハンドルよりもバーハンドルのバイクの方がヒラヒラと曲がる印象があるように感じていましたが、こと『GSX-R125』においてはネイキッドモデルのようなハンドリングの軽やかさがありました。
もちろん、前後17インチタイヤを採用しているので、『アヴェニス125』など12~10インチタイヤを採用したスクーターと同じようにはいきません。しかし、想像以上の小回りの良さで細い路地裏や小さな交差点でも十分に125ccコミューターらしい性能も発揮しました。
靴や洋服に気を遣わなければならない点や、シート下スペースが無いことなど、普段使いとしての利便性でスクーター達に及ばない点はありますが、そもそも同じ排気量でもジャンルのベクトルが違い過ぎて比べられるものでもありませんね……。
それでも、十分に通勤・通学や普段使いにも使える気軽さと楽しさを持っているバイクでした!
(下に続きます)
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ううむ……。
「正直125ccだからあまり遠くには……」と思っていたのですが、予定変更です。
だってこのバイク、絶対に街中を走っているだけじゃ真に楽しめない……。
というわけで、郊外のワインディングへ出発です!
To be continued……