文・写真:西野鉄兵
デイトナのテント「マエヒロ ドーム」の特徴・発売時期・価格
組み立て時と収納時のサイズのバランスが絶妙
バイク用品メーカーのデイトナがツーリング向けのテントを発売したのは、2022年のこと。完全オリジナル設計の「ドームルーム」は、発表と同時に旅好きなライダーの間で話題となりました。
それから約1年、オリジナルテント第2弾となる「マエヒロ ドーム」が完成!
展示されているテントと収納時のサイズを見ると、とても“ちょうどよさそう”。
というのも、ツーリング用にテントを選ぶとき、とにかくサイズで悩むものなんです。
ファミリーキャンプ用など巨大なものだとバイクで運べないし、登山用は軽くてコンパクトだけど快適性が確保しにくい……。そうなると、そこそこコンパクトで、そこそこ快適なモデルを選ぶことになります。しかも収納時どのような形状になるのかも大事。
近年のキャンプブームが到来するまでは、ライダーは比較的コンパクトさを重視し、居住性は二の次と考える人も多かったような気がします(私もそうでした)。ただブーム真っ只中のキャンプ場では、自分のテントが妙にちっちゃく見えてしまうことも……(私はそれが気になり買い足しました)。そんな風潮もあってか現在は、キャンプ場で過ごす時間や寝るときの快適さを求めるライダーが増えているようです。
「マエヒロ ドーム」は、その名の通り前室が広々とした設計。しかも寝室も広い! シートバッグやヘルメットなど持ち物を入れても、ソロなら快適に横になれるスペースが確保されています。
組み立て時の高さもいいですよね。背中を丸めることなく、余裕でくつろげる!
ファミリーやグループでのキャンプだとタープは必須ともいえるアイテムですが、ツーリングとくにソロだとタープを携行するのは少数派でしょう。「マエヒロ ドーム」なら、雨が降ってものびのびと調理・食事ができます。
こんなに大きいのに収納時のサイズは、44×Φ18cmに。キャンプ向けのシートバッグに入れやすく、かつ、単体でリアシートやキャリアにくくりやすく形状・サイズです。重量は約3.2kg。
自立式を採用、生地も丈夫!
しかも「マエヒロ ドーム」は自立式。ペグを打たなくても設営できるため、ウッドデッキやコンクリートの上にも立てれらます。
外幕の生地はリップストップナイロン20D、内幕はポリエステル68D。今作は耐久性も追求した、とのことでした。
私がとくに気に入ったのはデザイン。ザ・テントって感じの堂々とした王道スタイルで、このアースカラーもいい感じ。構造も分かりやすく、組み立てやすさも魅力でしょう。
価格は税込4万700円。クラウドファンディングサービスMakuakeで、2023年5月中旬に先行予約受付が開始される予定です。
文・写真:西野鉄兵