画像: NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース、JSB1000クラスにエントリーの#15:SDG Honda RACINGに、NGKスパークガールが突撃インタビュー!
画像: webオートバイでもお馴染みの葉月美優さんは、スズキ・GSR250、ホンダ・CBR250RR、アプリリア・トゥオーノ660を所有し、ツーリングをはじめサーキット走行やGROMレースを楽しむバイクライフを送っている。今年は、九州のサーキット走行や、鈴鹿、モテギ、菅生の本コースで開催される耐久レースに参戦予定とのこと。2023年のレースクイーン活動は、SUPER GT/GT500クラス、#3:Niterra MOTUL Zを応援するNGKスパークガールに任命。 写真:てゃん。さん/MMCHD

webオートバイでもお馴染みの葉月美優さんは、スズキ・GSR250、ホンダ・CBR250RR、アプリリア・トゥオーノ660を所有し、ツーリングをはじめサーキット走行やGROMレースを楽しむバイクライフを送っている。今年は、九州のサーキット走行や、鈴鹿、モテギ、菅生の本コースで開催される耐久レースに参戦予定とのこと。2023年のレースクイーン活動は、SUPER GT/GT500クラス、#3:Niterra MOTUL Zを応援するNGKスパークガールに任命。
写真:てゃん。さん/MMCHD

22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

4月22日ー23日の両日に、鈴鹿サーキットにて開催される『NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース』は、国内トップカテゴリーである四輪の「全日本スーパーフォーミュラ選手権」と、二輪の「全日本ロードレース選手権」を同時に楽しめるイベントとなっている。

そんな激熱イベントで、全日本ロードレース選手権・第2戦、JSB1000クラスにエントリーしている#15:SDG Honda RACINGに、2023SUPER GT/GT500クラスで戦う#3:Niterra MOTUL Zを応援するNGKスパークガールの葉月美優が突撃インタビューを決行した。

インタビュー:葉月美優/写真・まとめ:編集部

画像: 左から、本田光太郎チーフマネージャー、本田重樹総監督、名越哲平選手、スパーキー君とNGKスパークガール葉月美優。

左から、本田光太郎チーフマネージャー、本田重樹総監督、名越哲平選手、スパーキー君とNGKスパークガール葉月美優。

──本田光太郎チーフマネージャーにお聞きします。SDG Honda RACINGとは、どういったチームなのですか? チームの構成や、スタッフの人数、目標など。

「チーム総監督に本田重樹を、チーフマネージャーに私、本田光太郎が担当しております。そして、ライダーの名越哲平選手を担当するチーフメカニックと呼ばれる全てを統括するメカニックのリーダーがおり、その下に各バイクの担当が2人います。さらに、ガソリンやタイヤ等を準備するサブスタッフが4人いるといった構成になっております。レースごとに異なりますが、2&4ではこういった構成です」

画像1: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

──皆さん仲良さそうですね。

「無茶苦茶仲が良いですよ! 二輪は四輪と違って、1台あたりに担当する人数が少ないので、その分コミュニケーションがとりやすく、結束も強く、アットホームになっているのかもしれません。ライダーもチームの一員として、みんなで一緒に戦うという雰囲気を大切にしています」

画像2: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

  

──なかなか見られないピットですが、どういった造りや工夫、また特殊な面がありますか?

「タイヤを交換したり、ガソリンを給油したり、バイクの周りで作業する際の作業をやりやすい様に、動きの導線を確保するために適した配置をしています。これは、長い間レース活動をしてきた経験を活かしています。もちろんサーキット毎にピットの形状が異なりますので、都度都度そのピットに合わせた配置にしております」

画像3: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

──レーシングマシンのメンテナンスは、一般公道を走る車両と異なりますか? 

「走ることに特化しているので、転倒等のトラブルでコースにオイルを撒かない工夫だったりとか、安全性に特化している面があると思います。ただ、基本は一般公道を走行する車両とレース車両も同じで、きちんとした整備が大前提です。ライダーは生身で、300km/h以上のスピードで走行するので、マシントラブルが無い様に細心の注意を払っています」

画像4: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

──やはり、走行ごとにバラバラにしたりするんですか?

「特にバラバラにはしません。走行後は各部の確認は行います。きちんと走行できるための確認ですね。もちろん転倒などのアクシデント後は、どこにダメージがあるか1個1個バラして確認します」

画像5: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

──NGKスパークガールとして気になるのでお聞きします。使用しているレーシングプラグと純正品のスパークプラグとの違いはありますか? また、交換のタイミングとかは?

「レーシングバイクは全開走行を長時間続けるので、スパークプラグに要求する負荷が高く、NGKさんと相談してレースに最適なスパークプラグを使用しています。MotoGPから色々なバイクのサポートをしているNGKさんは、ノウハウも多く信頼性も高いので全面的に信頼しています。交換のタイミングは、通常の使用より振動が多くダメージを受けるので、2戦に1回ぐらいの頻度で交換しています。それでもNGKスパークプラグを使用している上でトラブルが起きたことは一回もないので、信頼性は非常に高いですね」

画像: 2023全日本ロードレース選手権・開幕戦となったもてぎラウンドで、JSB1000クラスのレース1、レース2共に3位表彰台を獲得し、2023シーズ好調なスタートを切った#15: SDG Honda RACINGのライダー名越哲平選手。

2023全日本ロードレース選手権・開幕戦となったもてぎラウンドで、JSB1000クラスのレース1、レース2共に3位表彰台を獲得し、2023シーズ好調なスタートを切った#15: SDG Honda RACINGのライダー名越哲平選手。

画像6: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

──続きまして、ライダーの名越哲平選手にお聞きします。JSB1000クラス参戦3年目となりますが、今シーズンの抱負は?

「ご存じの方も多いと思うのですが、昨年のシーズン開幕前に大きな転倒をしてしまい、JSB1000クラス参戦2年目という勝負の年だったのですが、思い描くような成績が残せませんでした。そして、チームと相談して今シーズンに掛ける思いでシーズン後半を欠場することにしました。そういう欠場していた期間、約10ヶ月という長い時間を掛けてようやく戻ってこれたので、身体がどれぐらい戻ってきているのか確認し、レース感を取り戻すためにまずは表彰台を目標にしていました」

「開幕戦では3位表彰台に登れたので、残すところは優勝しかありません! 一戦一戦、優勝目指して取り組むことで、シーズン終わった結果があると思います」

画像7: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

──第一戦でのレース1、レース2共に3位でしたが、その手応えは?

「レース1の3位は、久しぶりのスプリントレースで表彰台に戻ってこれたのは素直に嬉しかったです。レース2に関しては、自分の自信だったりレースの感覚を取り戻せたので、もう少し中須賀選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)とバトルをしてみたかったとか、2位が近くにいたのでもうひとつ上の表彰台も狙えたのかなとか、反省点があるレースではありました。とはいえ、レース復帰戦だったので、手応えを感じられるレースだったと思います」

画像8: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

──ちなみに、レース中ってなにを考えていますか?

「時と場合によるのですが、レース2の時の様にグループになっている場合は、周りのライダーを見て『あのライダーは、ここが遅いな~速いな』とか、『タイヤ厳しそうだな』とか、レースの中でもまだ成長段階にあるので、いろんなことを学んで“もっと速く、もっと速く!”と速さを追い求めています。水野選手(Astemo Honda Dream SI Racing)と同じ車両なので、レース中でも自分との走りの違いを考えていたりします」

「単独1位の時は、ひたすら集中力を切らさない様に、自分との闘いでコーナーひとつひとつを丁寧に繰り返す作業を行い、ラップタイムに誤差が無い様にしています。残り2周1周ぐらいになって後続と5秒6秒差が開いていた時は、勝った時にどこでガッツポーズをしようかとか、集中力を切らさずカメラマンさんがあそこに居るなとか、そんなことを考えていたりもします」

画像9: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

──後続とのタイム差は確認できるんですか?

「ピットボードで一周一周、後続とのギャップを教えてくれます。それと自分のラップタイムを照らし合わせて、何秒で走れば後続との差がどれくらいか計算できます」

──走りながら計算しているんですか! 結構スピードが出ているのに、ピットボードも毎周毎周確認できているんですね。

「全日本だと定位置にピットボードが出るので、慣れで違和感なく見ることが出来ます。2&4と8耐は台数が多くなるので、慣れるまでは大変です。見逃すことももちろんあります……。一周一周メッセージが送られていて、メカさんとのやり取りがそこでしかできないので、見逃していると怒られることもあります」

画像10: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

──鈴鹿サーキットはプロでも難しかったりしますか?

「コース全長が長いうえに、高速コーナーからタイトなテクニカルなコーナーまで揃っているので、別格に難しいですし、体力面でも他とは比べものになりません。マシンのセットアップも、高速コーナーをとるのか低速コーナーをとるのか、どう頑張っても100%に出来ないという部分もあります。予選でも、ここ一発という時もどこかでミスしてしまったり……。それらをまとめるというのは、本当に難しいです。今日(22日・レース1決勝日)の予選は、奇跡的にまとまって2位を獲得できました」

画像11: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

──私は、スプーンのライン取りと、最終シケインが苦手なんですけど……。なにかアドバイスをいただけたら、ありがたいのですが~。

「出来るだけコーナーの出口、速度がノせられる様にします。スプーンでは、1つ目から2つ目のコーナーに掛けて速度を上げるのですが、2つ目のコーナー中にブレーキをあてて、人よりスピードを落として早めに向きを変え加速重視にしています。最終シケインは、僕も事故を起こしていて苦手なんですけど、難しいは難しいですね細々していて。ただひたすら我慢して我慢して、っていう感じですね。無理に速度を上げてもタイムは伸びませんし。頑張りどころを抑えると、意外とスムーズに走れますよ」

──好きなサーキットはどこですか?

「一番好きなサーキットは、鈴鹿サーキットです。走ってて楽しいというか、ハイスピードが好きなので。また、スピードにノっている感が伝わるのも良いですね。子どもの時から8耐やMotoGPが行われていたのを観ていたので、最初は自分がそこを走っているが不思議で、雰囲気を含めそんな意味でも鈴鹿サーキットが好きですね。得意なサーキットはオートポリスなんですけど」

──お忙しいところ、ありがとうございました。

画像12: 22日(土曜日)、レース1の予選と決勝の間に葉月美優突撃!

22日(土曜日)レース1決勝、名越選手3位表彰台獲得おめでとうございます!

23日(日曜日)レース2決勝は、午後13時20分スタート!

This article is a sponsored article by
''.