スーパーカブといえばやっぱり箱。収穫コンテナやホムセン箱を装着してきたけど、いよいよ最強のバイク専用ボックスであるところのGIVIのトップボックスを付けちゃおうかと。ただ、スーパーカブ110やクロスカブ、ハンターカブには専用のフィッティングがラインナップされてるけど、古いカブにはない。なので、取り付けに工夫してみたよ。

トップケースの定番といえばやっぱりGIVI

バイク専用に作られた最強の箱が、各メーカーから登場しているトップケース。で、トップケースの代表的存在といえばGIVIなわけで、今回はGIVIのトップケースを装着してみるよ。

画像: トップケースの定番といえばやっぱりGIVI

ちなみにGIVIのモノロックを比較的オーソドックスに装着するつもりなんだけど、GIVIを愛するあまり自作ステーでGIVIモノキーのフルパニアにしたハンターカブなんてのも。

さすがトップケースのリーディングブランドだけあって、種類やラインナップなど色々あるので、まずはGIVIの解説から。

モノロックとモノキーの2種類があるよ

GIVIのトップケースには2種類あるのよ。モノロックモノキー。各々の特長はこんな感じ。

モノロックケース

モノロックは、小型車向けのシリーズ。シンプル構造で軽量。あと基本的に樹脂製。
容量は2547リットル。最大積載量は3kg

画像1: www.daytona.co.jp
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装着については、車種専用のフィッティングとベースで装着するんだけど、トップケース付属の汎用ベースで装着することも可能。汎用ベースというだけあって、多彩なキャリアに装着可能。

今回スーパーカブ90に装着するのは、これね。

モノキーケース

モノキーは、大型車向けのシリーズで、400cc以上がメインライン。二重構造で高強度。樹脂製ケースだけじゃなくアルミケースもラインナップされてるよ。容量3358リットル。最大積載量10kg

画像2: www.daytona.co.jp
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モノキーケースに汎用ベースなどは付属しないので、基本的に適合車種のみ装着可能
装着については、ケースだけじゃなくてフィッティングと指定同時装着品(おおむねベース部分)を購入する必要あるんだけど、車種によって取り付けに必要なものが変わるので注意。

例として、こないだ紹介したNC750X(RC72)にモノキーケースを付けるならこんな感じ。

フィッティング指定同時装着品対応トップケース
1111FZM5ベース(90140)モノキーケース

モノロックベースの場合は、指定同時装着品が変わる。

フィッティング指定同時装着品対応トップケース
1111FZM5Mベース(90110)モノロックケース

車種専用フィッティングが存在する車種なら、同時に指定同時装着品を揃えるのが基本。
ちなみに指定同時装着品はM5ベースをはじめ何種類もあるし、なんならそれに関するラバーストッパーとかの補修部品も各品番毎に違ったり非常に奥深い。

そうはいってもトップケース単体ならそこまでややこしくないはず。でもサイドケース同時装着やサイドケース単体装着の場合は、ケースの種類によって必要なものが変わったりするので、ご注意を。

安い買い物ではないので、購入前にカタログで適合や必要なものを確認してね。
webカタログに適合表が乗ってるよ。

画像: www.daytona-mc.jp
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ちなみにモノキーシリーズ。車種専用ということは、ラインナップされてないと装着できないっていうのは気になるところ。なのでどれくらい適合車種があるのかをカタログと睨めっこして指折り数えてみたところ、適合車種は300弱くらい(年式違いは別車種としてカウント)あった。

CT125やJA10以降のカブなら専用フィッティングで簡単装着

モノキー、モノロック装着に必要なものの例としてNC750Xを出したけど、じゃあカブシリーズはどうなのかって話になるよね。そもそもこれ、カブの連載だし。

ハンターカブ125ならモノロックでもモノキーでも専用フィッティングで装着可能

ハンターカブはモノロック装着用のフィッティングあり。こいつを使えば簡単に装着できるよ。
2020モデルから2023年モデルまで対応。つまりJA55でもJA65でもOK。

デイトナ
スペシャルキャリア 18928
GIVIモノロック専用トップケース フィッティング
CT125 ハンターカブ(20-23)適合

amzn.to

さらにハンターカブならモノキーも装着可能。モノキー装着可能な小排気量車は結構レアよ。
ちなみにこれらのハンターカブ用フィッティング、GIVI本国にもないデイトナのスペシャルパーツ。

デイトナ
スペシャルキャリア 18841
GIVIモノキー専用 トップケース フィッティング
CT125 ハンターカブ(20-23)適合

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JA10以降のスーパーカブ/クロスカブは専用フィッティングでモノロックに対応

比較的新しめのスーパーカブ&クロスカブなら、モノロック装着用フィッティングがラインナップされてる。残念ながらモノキー取り付け用のフィッティングはなし。

このあと詳しく説明するけど、カブ系のキャリアって、形状の都合でベース装着に悩ましい部分がある。なので、こういう専用品があるのは実にありがたい。
もちろんこれもデイトナのスペシャルパーツ。輸出とかしてるのかな、これ。

デイトナ
スペシャルキャリア 77639
GIVI(ジビ)モノロック専用トップケース フィッティング
スーパーカブ50/100(12-22)
クロスカブ50/110(13-22)適合

amzn.to

フィッティングが適合するスーパーカブ&クロスカブの具体的な車種は、以下の9車種。

スペシャルキャリア(77639)に適合するカブシリーズ
スーパーカブ110(JA59)クロスカブ110(JA60)
スーパーカブ110(JA44)クロスカブ110(JA45)
スーパーカブ110(JA10)クロスカブ110(JA10)
スーパーカブ50(AA09)クロスカブ50(AA06)
スーパーカブ50(AA04)

JA07以前のモデルに関しては、汎用ベースと付属の取付金具で装着するしかない。
たぶんだけど、取り付け難易度が一番高いのはJA07の気がする。

自分のスーパーカブ90(HA02)にももちろん専用フィッティングが存在しないので、モノロックケース付属の汎用ステーで取り付けをするよ。

モノロックだけでもラインナップは超豊富

さて、モノロックを付属汎用ベースで取り付けるとなったら、お次はモノロックシリーズの何を選ぶか。

モノロックシリーズだけでも47リットルから25リットルまで、物凄く種類があるのよ。
表にまとめてみよう。

トップケース選びでポイントになる要素として、プッシュダウンクローズ機構の有無、オプションの有無も入れといた。
プッシュダウンクローズはPDCと略してある。オプションも、こんな感じで省略した表記ね。

BRバックレストIMインナーボトムマット
LK後付けランプキットEシルバーエンブレム
ANアンカー&ネットSBステンレスバー

というわけでモノロックラインナップはこんな感じ。

容量シリーズ名PDCOP
47LE470 SIMPLY IIIBR/LK
B47 BLADE-BR/LK
46LE46 RIVIERA-
45LB45NM ATLAS-
E450 SIMPLY II-BR/LK
43LE43-BR/AN/IM/E
42LB42N ANTARTICA-BR/BM
37LE370-BR/LK
B37 BLADEBR/LK
36LB360BR
35LE350 FLOW-BR/LK
34LB34--
E340 VISION-BR
33LB330-
B33NM ATLASBR/IM
32LB32 BOLDIM/SB
30LE30 TOUR II-BR/LK
E300N2-BR
C30N-
29LB29N2--
B270N-
27LB27NBR
26LE260NX--
25LE250 WILDCAT--

ざっくり24シリーズ。めっちゃあるじゃんね。
同じ名称のシリーズでも、カラーバリエーションがあったり、オプション付属したお得なモデルもあったりするので、実際にはさらに多いよ。

基本的には、形状と容量から用途にあわせて選択すれば良いんだけど、一点だけ注意点。上でも書いたプッシュダウンクローズシステム
鍵を使わずに押し込むだけで簡単に蓋を閉じることができるシステムで、仕様上、鍵を中に閉じ込めるいわゆるインキーをしてしまう可能性があるのね。ただ、鍵を使わなくても閉じることができるのは超便利。このあたりは好みで。

詳しくはこちら。

画像: 【バイクライフ別】バイク用ハードケースGIVIの選び方! www.youtube.com

【バイクライフ別】バイク用ハードケースGIVIの選び方!

www.youtube.com

今回装着するのは超人気E43NTLのオプション付きモデル「E43NTL-ADV」

さて、自分のが選んだのはE43NTL-ADV

モノロックシリーズの中でも人気の高い定番モデルE43に、オプションがあらかじめ装着されたお買い得モデル。モノロックシリーズの中でもトップクラスに人気が高いモデルじゃないかな。amazonでも良く出てくるし。

ニューモデルのATLASシリーズとも悩んだんだけど、デザインが最高に好みなので、E43。
あと、手持ちのホムセン箱とか収穫コンテナとの容量での差別化がしたいって理由も。

GIVI
E43NTL-ADV モノロックケース
オプション付き(インナーボトムマット/バックレスト/ネットフック)

amzn.to

E43シリーズはプッシュダウンクローズを採用していないので、閉めるときは鍵を使用。
せっかくなのでベースへの脱着と開閉の様子を動画にしてみたよ。

特に見て欲しいのは、ベースへの取り付け時。しっかりと装着しないと、走行中に外れたら大ごとだからね。

画像: GIVIモノロックの脱着と開閉 www.youtube.com

GIVIモノロックの脱着と開閉

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容量は43リットル。ジェットヘルとかの小さめなヘルメットなら2個入る頼もしさ。

画像1: 今回装着するのは超人気E43NTLのオプション付きモデル「E43NTL-ADV」

ADVモデルなのでオプションてんこもり。天面にはアンカー&ネット。走行時の使用は推奨されてないので、停車時にちょいとグローブとかを差し込んでおくイメージ。

画像2: 今回装着するのは超人気E43NTLのオプション付きモデル「E43NTL-ADV」

大型バックレストで、長距離ラインディンもサポートしてくれるぜ。

画像3: 今回装着するのは超人気E43NTLのオプション付きモデル「E43NTL-ADV」

見た目には影響ないけど、地味にお役立ちなインナーボトムマット。カメラとかも入れたいからね、これ大事。
底面がツライチになってるのも使い勝手を高めてくれそう。

画像4: 今回装着するのは超人気E43NTLのオプション付きモデル「E43NTL-ADV」

厚みはこんな感じで、かなり分厚い。衝撃吸収性能もかなり期待できそう。

画像5: 今回装着するのは超人気E43NTLのオプション付きモデル「E43NTL-ADV」

E43の防水性をチェック

GIVIのトップケースを調べてると、ちょいちょい防水性についての記述があるのよね。
じゃあ、高圧洗浄で実際に試してみよう。

近所のコイン洗車場で、ぶしゃー。天面から水を掛けてもつまらないので、継ぎ目を中心に攻めてみるよ。

画像1: E43の防水性をチェック

平気だった。重なり合った縁の下側には少し入り込んでるけど、荷室には浸水なし。
さすジビ。

画像2: E43の防水性をチェック

写真だけだと勢いがわからないので、一応動画も。

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