装着するのは「シートインポケットSサイズ」
最近気になってる「シート裏に装着する収納アイテム」。こういうやつね。これはメットインポケットいう名の通り、メットイン機構のあるスクーター向けアイテム。
上記はSサイズだけど、MとかLもあり。サイズ感はこんな感じ。
メットインポケット(S)/幅250mm×高さ320mm
メットインポケット(M)/幅270mm×高さ320mm
メットインポケット(L)/幅270mm×高さ400mm
で、こういうシート裏収納アイテムに新たに登場したのシートインポケット。こちらはその名の通り、スクーター向けってわけじゃないので汎用性高め。
サイズはこんな感じ。メットインポケットより小さ目なので、シートの小さいバイクでもなんとかなりそうなのよね。
シートインポケット(S)/幅170mm×高さ220mm
シートインポケット(M)/幅210mm×高さ260mm
参考までに自分のスーパーカブ90のシートベースサイズを測ってみた。
シートインポケットが小型とはいえ、シートの吸盤が邪魔してあまり面積が稼げない。ヒンジ部分に巻き込むと、ポケットが切断されそうなのでヒンジ側にも無理は効かなさそう。
でもどうしても装着したいから、一番小さいシートポケットSサイズでやってみるよ。
注意
スーパーカブを始めカブシリーズのシートは、シートロック機構を持たないものが多いです。シート裏収納には、貴重品や盗難されて困るものは入れないようにしましょう。
シートベースが金属製なら両面で貼り付けるだけ
さて、自分のスーパーカブ90は結構お古いので、シートベースが金属製。
シートポケットの装着は周囲のゴム紐を使うか、もしくは付属の面ファスナー。
引っ掛けるようなとっかかりがないので、とりあえず面ファスナーでやってみよう。
こんな感じ。長さが納まらない。
思いついちゃったんだけど、どうせ入れるのは紙とかなんだから二つ折りにすれば良いんじゃない?
こういう感じね。で、ポケットの上部分だけ面ファスナーで固定すればOK。案ずるより産むがやすし、ですな。
シートベースが樹脂製の場合
さて、自分の場合はシートベースが金属だったから面ファスナーで貼るだけだったけど、年式によっては樹脂な気がする。軟質樹脂ってノリが効きにくいのよね。
さらにいえば、今や金属製シートベースのシートって入手がめんどくさそう。
というわけで、樹脂製ベースのリプロシートでも試してみよう。リプロダクト品ね。
買ったのは、これ。ダイヤステッチと茶色の表皮がかわいい。
スーパーカブ90に装着したらこんな感じ。なんか純正よりも少し装着位置が前寄りだし、ちょいと尻上がり。ま、でも慣れるでしょ。
改善しようと思うと、ヒンジを作り直すことになるわけで、それはさすがにめんどくさいし。
で、シート裏の程良い位置に10mmの穴が開いてたのよ。そこでこれ、樹脂製の穴埋め。
10個入りだけど、使うのは2個だけ。
こいつに長穴を2か所開けるよ。まずはドリルで下穴。軟質樹脂なので電動ドリル使わなくても、手でいける。
穴を二つ開けたら、カッターで穴同士を繋いで長穴に。刃物を扱う時は気を付けてね。
最後はヤスリで穴の形状を整形。
完成したのがコチラ。
こいつに結束バンドを通して、シートインポケットのゴム紐を保持しようって寸法ね。
こうやって通したら。
結束バンドの余りを切り落として準備完了。
あとは、シートの穴に差し込むだけ。
予想以上に納まりが良かった。偶然にも材質もそっくり。
いつもこういう工作すると何度も失敗するだけに、一発でうまくいくとびびるね。
こういう感じで、シートインポケットを二ヵ所で留めるのだ。
ちょっとゴム紐にゆとりがありすぎるので、下側で結び目を作って調整しても良いかも。
シートを降ろす時はこういう感じ。ちゃんとシート固定用の吸盤も効いてるよ。
実際の動きを動画にてどうぞ。
まとめ
ツーリングのメモや資料を入れたり、ちょっとした小物を入れるのにすごく便利そう。
ただ、給油時にガソリンがかかったりなど、万が一のこともあるので、くれぐれも貴重品や紛失・破損して困るものは入れないようにお願いします。
レポート:若林浩志