文：太田安治／写真：南 孝幸／モデル：平嶋夏海
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シエル「ソロメイト フルフェイス」
シエル「ソロメイト フルフェイス」テスト&レポート
CIEL SoroMate フルフェイス
税込価格：3980円
キット内容。スイッチ部と左右のスピーカー、ワイヤーマイクが一体になっている。充電は付属のUSB-Cケーブルで行う。
大人気のソロメイトにフルフェイス用
「おひとりさま用」とも呼べるシンプル機能のインカムが注目されている。通常のインカムはライダー同士またはタンデムライダーと通話できることが特徴だが、一人用インカムは通話機能を省くことで電力消費量を大幅に低減。部品点数が減り、バッテリー容量も小さくて済むので小型軽量化でき、価格も安いからだ。
スマートフォンとBluetooth接続することで電話の発着信はもちろん、ナビの音声ガイドや音楽を聴くこともできるから、複数人でのツーリング以外ならほぼ事足りる。
2022年発売された「ソロメイト」は3300円という低価格で大ヒット中だが、今回試したのはフルフェイスヘルメット用のソフトワイヤーマイクを採用した姉妹モデルだ。
ヘルメットへの取り付け方は通常のインカムと同じ。スイッチ部は僕の人差し指ほどの大きさで、装着位置に困らず、走行中のズレ、外れの心配もない。加えてIPX6の防水性能も備えている。とにかくスイッチ部が薄いので風切り音が出ず、スクーターのシート下スペースへの収まりがいいことも他にない特徴。
市街地と高速道路でテストしたところ、通話音質／音量に不足はなく、アプリのグループトーク機能を使えば複数ツーリングでも活躍しそう。
何より3980円という価格は魅力的。インカムの便利さを経験したことがない人には特にお勧めだ。
ワイヤーマイクの装着はフルフェイスヘルメットのチンバー裏側に両面テープで貼り付け固定するだけ。
シンプルな構成なので装着も簡単。何回かインカム取り付け経験があるモデルの平嶋さんは、10分ほどで取り付けからペアリングまでを完了した。
スイッチ部はフィンガーサイズ。走行中の風切り音が抑えられ、スクーターのトランクやテールボックスへの収まりもいい。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
ソロユース用として充分な機能を備えているし、「とりあえず」試せる価格。通信ユニットとバッテリーを内蔵しているスピーカーは外径約40mm、厚さ約14mmで、ヘルメットの内装形状によっては装着が難しい。
文：太田安治／写真：南 孝幸／モデル：平嶋夏海
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シエル「ソロメイト フルフェイス」
