文:太田安治/写真:森 浩輔
タナックス「シャークミラー7」テスト&レポート
ネイキッド用高級ミラーがさらに進歩
純正ミラーのデザインや後方視界に満足できないなら、社外品ミラーに交換するという方法がある。
「ナポレオン」はツーリング用品を幅広く展開しているタナックス社のリプレイスミラーブランドで、オフ車用からカウル用、バーエンド用までラインアップは実に多彩。その最新モデルが『シャークミラー7』だ。
本体ハウジングとステーは質感の高いアルミダイキャスト製。鏡面は後続車のヘッドライトによる眩しい光をカットする「レイセーブ」を採用し、R1000のワイドミラーで純正ミラーよりも視覚が広がる。
通常のハンドルミラーと異なるのは調整範囲が抜群に大きいこと。ミラー面に加えて前後方向と仰角も変えられ、ハウジングの張り出し量も2段階に調整可能。主要なボルトはステンレス製で、サビにも強い。
さらに歩行者や障害物に接触した際に基部が回転して衝撃を受け流す「ターナー」と「ショックスルージョイント」も採用。約75年間の長きにわたってバックミラーの開発/製造を行っている同社の最上級モデルに相応しく、機能と品質を極めたリプレイスミラーに仕上がっている。
個人的にシャークミラーシリーズを使い続けていて、調整幅の大きさが生む視界の広さと防眩性能には満足している。交換作業、調整とも簡単だから、DIYカスタマイズの手始めにもお勧めだ。
純正と比較してみた
防眩機能を備えたレイセーブミラー(右)は薄紫色。R1000のワイドミラーで後方視界も広くなる。
純正ミラー
シャークミラー7
テスター太田安治の欲張りリクエスト
バックミラーに求められる後方視界の広さ、歪みのなさに加え、安全性も確保しているのは素晴らしい。ミラーハウジングの形状が異なるバリーションモデルがあれば、車体デザインや幅広い好みに応えられそう。
文:太田安治/写真:森 浩輔