これまで巡った神社の数は1万数千社を超える神社ソムリエの佐々木優太が、バイク好きのゲストにぴったりの神社へとご案内する、この連載。今回は全国の道の駅をバイクで巡っている旅ライダーの平賀由希子さんと、千葉・房総へと向かいました!
まとめ:齋藤ハルコ/写真:森 浩輔
※飯香岡八幡宮境内での撮影は、特別な許可を得ています。

今回のゲストは、道の駅スペシャリスト・平賀由希子さん

画像: ホンダ・ブロス650以上に気に入るバイクがなかなか見つからないという平賀さんですが、他のバイクにも興味津々。僕のハーレーにもまたがってもらったところ、かなり好印象だった様子!?

ホンダ・ブロス650以上に気に入るバイクがなかなか見つからないという平賀さんですが、他のバイクにも興味津々。僕のハーレーにもまたがってもらったところ、かなり好印象だった様子!?

道の駅めぐりの相棒は、いまや希少車のブロス650

僕、佐々木優太が、全国の神社を参拝して得た知識や経験を活かした〝神社ソムリエ〟として、ゲストのお人柄や願いに合う神社へご案内しているこの連載。今回は、旅ライダーとして全国の道の駅をバイクで巡っている平賀由希子さんをお迎えしました!

平賀さんとの出会いは、読売テレビのワイドニュース番組『かんさい情報ネットten.』がきっかけです。この番組には、さまざまなジャンルの専門家が登場するコーナーがあり、平賀さんは〝道の駅マニア〟として出演。僕も神社の専門家として出演させていただいてたことから知り合い、開運ツーリングにお誘いさせていただきました。

そして平賀さん、愛車がホンダ・ブロス650というのが渋い! 聞けば大型二輪免許を取って間もない頃、ネットオークションで購入したそうです。職場の社長がバイク好きで、車両状態を見極めながら一緒に探してくれたとか。購入時点ですでに発売から約20年経っており、完調までそれなりの手入れは必要だったそうですが、以来15年以上、「取り回しを含め、自分の体格にいちばん合うバイク」として、平賀さんの道の駅めぐりに欠かせない相棒です。

今回のゲスト

平賀由希子さん
愛車:ホンダ「BROS PRODUCT ONE」

2007年に大型二輪免許を取得し、同時期に道の駅めぐりを始める。免許取得から5年かけて全国を走破し、これまで訪れた道の駅は1200駅にのぼる(2023年10月現在)。ホンダ「ブロス プロダクトワン(ブロス650)」は免許取得以来15年間乗り続けている愛車。キーホルダーは日本最北端到達記念に宗谷岬で購入したもので、バッグ類は完全防水・防塵・防砂で知られるエンデュリスタン製品を愛用している。

画像2: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像3: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像4: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

神社ソムリエ

佐々木優太

参拝した神社は1万数千社、受けた御朱印は4000以上。ラジオパーソナリティーやテレビMCとして活躍し、神社にまつわる執筆や講演もしています。愛車はハーレーダビッドソン・XL1200NS。

ツーリングの目的地は千葉県市原市の飯香岡八幡宮

平賀由希子さんの目標

全国の道の駅1209駅、全駅達成を目指しています!
※2023年8月現在

平賀由希子さんのお悩み

忙しい日々が続いてるので…自由にバイク旅をする時間が欲しい!

古くからの神社の役割は現在の道の駅に通じる!

そんな平賀さんの現在の目標はもちろん、全国の道の駅全制覇達成です。

そこで僕がご案内したのが、千葉県の飯香岡八幡宮。ヤマトタケルを土地の食べ物でもてなした伝承が残る神社で、地元産の食事で旅人をもてなした場所という意味では、現在の道の駅に共通するものがあるからです。しかも平賀さんの普段の職業は料理人であり、御本人も食べることが大好きとのこと。〝飯〟の文字が入る社名は食とダイレクトに繋がります。

そして古くは上総国(現在の房総半島の北部)の一国一社の八幡宮として、地域の名産品が奉納されていたことから、この神社を訪れれば、上総国の特産品や名物がわかる場所でもありました。つまり、昔から神社が地域の中で果たしていた役割と、現在の道の駅には共通点がすごく多いんですね。さらに旅の守り神を祀る末社があることも、飯香岡八幡宮にご案内する決め手となりました。

そのうえ今回は、平賀さんにも神社付近のおすすめの道の駅を案内していただくことに! この連載では初めての体験でしたが、スペシャリストに説明を聞きながら巡るとこんなに楽しいのか!と目からウロコの時間でした。

ご利益の理由

平賀由希子さんだから、おすすめの3つの理由

1.ヤマトタケルに美味しい食事を捧げた神社
→旅人達をおもてなしする道の駅に通じる!

2.参拝すれば上総国のことがわかる国府総社
→地域の物産展的存在の道の駅に通じる!

万葉集で「旅の神様」と詠まれた末社あり
→道の駅全制覇へ向かう旅に安全のご利益!

飯香岡八幡宮(いいがおかはちまんぐう)

千葉県市原市八幡1057-1

古くは六所御影神社という社名で、ヤマトタケルが神社で休息した際、捧げられた食事の香りを称えたことから、この地が「飯香岡(いいがおか)」と呼ばれるようになりました。

飯香岡八幡宮としての起源は、白鳳3年(675年)に天武天皇の勅命で八幡宮として創建されたこと。有名武将の崇敬を集めた神社でもあり、現在の本殿は室町時代に足利義政により建てられたとされるほか、境内に源頼朝が源氏再興を祈願して種を逆さに植えたと伝わる「さかさ銀杏」などがあります。

源氏・足利氏・徳川家ゆかりの八幡宮

画像9: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像10: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像11: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像12: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

参拝ではココに注目!

バイク好き歓迎の「ライダーズ神社」

飯香岡八幡宮は2021年に千葉県で3社目のライダーズ神社として旗揚げし、ライダー向けのお守りやステッカーを頒布しています。また、バイクで数分の位置に鎮座する末社の「阿須波神社」は、万葉集に詠われた“旅の守り神”を祀る神社。阿須波神社の御朱印も社務所で授与しています。

画像: ツーリングの目的地は千葉県市原市の飯香岡八幡宮
画像13: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像14: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

飯香岡八幡宮の御朱印

飯香岡八幡宮の御朱印には、「報本反始(ほうほんはんし)」「生日足日(いくひたるひ)」といった僕も感銘を受けた言葉が書かれた、しおりや押さえ紙が添えられています。

立ち寄りスポット|道の駅 木更津うまくたの里

道の駅木更津 うまくたの里

千葉県木更津市下郡1369-1

平賀さんが「房総ツーリングの帰りにいつも立ち寄ります」と太鼓判を押す道の駅。地元の名産品が約2000点も揃うほか、千葉県産農産物の直売や地元人気店とのコラボレストランなどが大人気です。木更津東インター直近とアクセスも極めて良好。

画像16: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】
画像17: 道の駅スペシャリスト・平賀由希子さんとゆくバイク旅【神社ソムリエ・佐々木優太の開運ツーリング】

買い物が楽しい!

千葉県産ピーナッツカップ詰め
税込価格:594円

さまざまな味のピーナッツチョコをお好みの配分でカップに詰める「クレイジーピーナッツ」は、平賀さんお気に入りのオヤツ。千葉県産素材を使った各種スープの試飲コーナーがあったり、買い物だけで長時間楽しめます!

画像1: 立ち寄りスポット|道の駅 木更津うまくたの里

食事が美味しい!

施設内の、のうえんカフェレストラン『&TREE』は、木更津市の大人気ショップがプロデュース。千葉県産ピーナッツやブルーベリーを使ったソフトクリームは、道の駅のソフトクリームを食べ尽くした平賀さんも認める美味しさ。

画像2: 立ち寄りスポット|道の駅 木更津うまくたの里
画像3: 立ち寄りスポット|道の駅 木更津うまくたの里

地域の特産品の宝庫!

千葉のザクザクピーナッツペースト
税込価格:880円

新鮮野菜から、卵や牛乳などの地場産食材、スイーツ、調味料など、バラエテイ豊かな商品が揃ううまくたの里。中でも人気No.1は、累計販売個数が10万個を突破するピーナッツペースト。

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