文:太田安治/写真:盛長幸夫/モデル:平嶋夏海
ジビ「タンクロックバッグ EA143」テスト&レポート
樹脂カバー付きタンク、アルミ製タンクにもガッチリ装着!
マグネット式のタンクバッグは素早く簡単に着脱できることが利点。ただし最近増えている樹脂製カバーが付いているガソリンタンクやアルミ製タンクの車種だと磁石がつかない。ストラップや吸盤で装着するタイプのタンクバッグもあるが、着脱に一手間掛かってしまう。
そこで考えられたのが、タンクキャップのマウントに専用アタッチメントを取り付けることで、タンクの材質、形状、樹脂製カバーの有無に関わらずタンクバッグが装着できるシステム。今回はGIVIの『タンクロックバッグ』を、アルミ製タンクに樹脂カバーまで付いているBMW・S1000Rに装着してみた。
アタッチメントの取り付け所要時間は車種によって若干異なるものの5〜10分程度。必要な工具はドライバー1本だけだ。バッグの底面とアタッチメントの位置を合わせ、上から軽く押すと「カチッ」とロックされ、バッグ底面右側のレバーを手前に引けばロックが解除される。どちらも少し慣れれば2秒で済み、ガッチリ固定されるからマグネット式のように装着後にズレることもない。
タンクとバッグが接するのはアタッチメント部分だけだから、バッグ底面とタンクに間に入ったホコリや砂で塗装面を傷つけないこともメリット。シート後部に装着するフランジ(6600円)もあるので、シートバッグとしても使用可能だ。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
リリースレバーのスプリングが強めなので、レバー部分に指先を引っかけられるリングまたはストラップがあればよりスムーズに引けるはず。高さ可変機構を付けてタンクとの隙間を調整できると嬉しい。
文:太田安治/写真:盛長幸夫/モデル:平嶋夏海