オートバイライフでは装備品やハード系パーツが注目されがちだが、必要不可欠なのがアシスト(補助)、サポート(支援)、ヘルプ(救助)といったサービス。この企画では、ライダーとオートバイを支える各種サービスを直撃取材で紹介! 今回はバイク・コーティングの最前線に迫る。
文:太田安治/写真:盛長幸夫、松川 忍/モデル:平嶋夏海
画像2: フッ素だからできる! 塗装面、シート、未塗装パーツまで「車体まるごと」コーティング!【突撃! 耳よりライサポ情報】

太田安治の考察
「新車時の質感を保つ」仕上がりが魅力

僕は自分の自動車にガラスコーティングを施していて、キラキラと輝くような仕上がりに満足している。しかしオートバイはフェンダーやフレームカバー、スイッチボックス、ミラーボディなどに未塗装樹脂が多く使われているので、ガラスコーティングを施すと艶消し感が損なわれ、どこか「わざとらしい」仕上がりになりがち。それが好みなら問題ないのだが、マットカラーの外装を含めて純正状態の質感を保ちたいユーザーも多いはずだ。

今回のモデル車はタンク/カウルがホワイト系だったので写真では判りにくいが、輝くような光沢ではなく、深みのある艶、といった仕上がり。特に未塗装樹脂パーツ、ホイール、シートは黒さが引き締まった。

高い撥水性が得られることもコーティングの大きな魅力。しかもフッ素コーティングは施工箇所に静電気が帯電しにくく、砂ホコリの付着を抑止する効果も得られる。

ちなみにフッ素は高価な素材で、市販のフッ素コーティング剤はフッ素配合率が少なめとのこと。オートバイ専用に配合されたコーティング剤と耐久性に差が出るのは当然だ。


塗装面、マフラーやホイールなどの金属部分スクリーンやメーター回りまで素材は不問のフッ素コーティング!

画像: 参考施工価格(新車時):7万2000円〜8万1400円 ※下地処理が必要な場合は車両状態により1万6500円~3万3000円が別途必要

参考施工価格(新車時):7万2000円〜8万1400円
※下地処理が必要な場合は車両状態により1万6500円~3万3000円が別途必要

今回作業をお願いした『クレダコーティング』は、パッセージ大宮店・江戸川店をはじめ、スズキワールド関東各店(注:スズキワールドで購入した車両のみ)で申し込むことができる。対象車両は問わないが、ほとんどは納車前の新車とのこと。無傷の車体に施工することで、ユーザー自らがケア作業の手間を掛けなくても新車の輝きを保てるのだ。今回のモデル車は新車に近い状態で、小傷取りなどの下地処理は不要だった。塗装面からエンジン、シート、ホイールまで約3時間で作業終了した。

いつまでも新車の輝きが持続!

画像: 塗装面、デカール面だけではなく、未塗装の樹脂パーツ、艶消し塗装のフレームまで施工可能。テカり過ぎない仕上がりが特徴だ。

塗装面、デカール面だけではなく、未塗装の樹脂パーツ、艶消し塗装のフレームまで施工可能。テカり過ぎない仕上がりが特徴だ。

画像: 霧吹きで水を掛けた状態。コーティングした部分(手前側)は小さな水滴のままコロコロと面白いように転がり落ちていく。

霧吹きで水を掛けた状態。コーティングした部分(手前側)は小さな水滴のままコロコロと面白いように転がり落ちていく。

画像: モデル車のサイレンサー、ホイールはマット調で、ガラスコーティングは艶消し感を損ないがちだが、フッ素なら質感の変化はない。

モデル車のサイレンサー、ホイールはマット調で、ガラスコーティングは艶消し感を損ないがちだが、フッ素なら質感の変化はない。

画像: スクリーンとヘッドライトは油汚れ、虫汚れが付着しやすいが、コーティング処理により、濡れタオルで軽く拭くだけで汚れが落ちる。

スクリーンとヘッドライトは油汚れ、虫汚れが付着しやすいが、コーティング処理により、濡れタオルで軽く拭くだけで汚れが落ちる。


業界初! シートにコーティング? 汚れず、滑らず、色あいをキープ

画像: 息を吹きかけると水玉が吹き飛ぶ‼

息を吹きかけると水玉が吹き飛ぶ‼

フッ素コーティングの特徴はビニールレザー製のシートにも施工できること。モデル車のシート表皮は滑りを防ぐために小さな凹凸を付けたタイプだが、施工後も感触(滑りにくさ)には一切変化なし。撥水性の差は一目瞭然で、息を吹きかけるだけで水滴が飛び、タオルで軽くなでれば乾いた状態になる。ナイロン製や本革製のバッグ類に施工すれば汚れの付着とカビの発生を防いでくれる。施工可能な素材、価格は要相談とのこと。

画像: 専用にフッ素を配合したコーティング剤を3回塗り重ねて仕上がるので塗りムラはまったく出ない。

専用にフッ素を配合したコーティング剤を3回塗り重ねて仕上がるので塗りムラはまったく出ない。

画像: 右半分が施工面。黒さが引き締まって高級感がアップ。後端のバックスキン、刺繍部分にも施工できる。

右半分が施工面。黒さが引き締まって高級感がアップ。後端のバックスキン、刺繍部分にも施工できる。

文:太田安治/写真:盛長幸夫、松川 忍/モデル:平嶋夏海

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