アライヘルメットの最新モデル「ツアークロスV」の海外リリースのタイミングで日本で開催されたプレスライド。海外から来た約20人のメディアと共に、工場見学やツーリングなど、濃厚なアライ漬けの3日間を過ごして感じたアライヘルメットのこだわりを伝えたいと思う。
文・写真:松下尚司/取材協力:アライヘルメット、ホンダモーターサイクルジャパン、サインハウス

あらゆる道を駆け抜ける「ツアークロス V」のこだわり

Arai HELMET TOUR-CROSS V

価格:6万9300円(ソリッド)、7万9200円(グラフィック)
サイズ:54/55-56/57-58/59-60/61-62

3つの力がひとつのヘルメットに。もう、これひとつで良いかも

ここまで数多くの職人たちの手を経てアライヘルメットが作られているということを知って、思い入れが強くなったのは嘘ではないが、そうでなくても長年アライユーザーのワタクシ。最初に買ったフルフェイスはラパイドeの白だったなぁ…。と、今思い出しても昔からアライヘルメットは丸いフォルムが特徴的だ。これが格好良いと思って被っていたが、実はこれがアライの考える『かわす性能』から生み出された形状で、もしもの時に衝撃を中に入れない「たまご型フォルム」を徹底的に研究している。

新作『ツアークロス V』も実はその部分は進化しており、現実の事故での最も衝突が想定される範囲において、少しでも多くの衝撃をかわせるように、より滑らかなフォルムの帽体となった。なかでも特徴的なのがチンガード部分。先代のツアークロス3と比べても丸くなった恩恵でダクト部分も横に大きく取れるようになった。加えて、VAS機構を再設計することでシールドシステムの位置が下がり、より滑らかな面積を増やしている。

画像: あらゆる道を駆け抜ける「ツアークロス V」のこだわり

実際に使用して2日間ツーリングすると、やはり、アライヘルメットらしい被ったときのしっかりとしたホールド感は独自の安心感がある。そして、何より視野の広さに驚いた。ツアークロス3と比べて値的には数ミリの違いだそうだが、視覚的に感じる開放感は大きく違うと感じた。

また、スタイルチェンジがこのツアークロス Vの大きな特長。高速道路走行時バイザーをつけた状態で走ってもあまり気にならなかったが、その後、外して乗ってみると安定感が違う! もしかすると他のフルフェイスシリーズと比べても、ツアークロスVの方が安定性を感じるかもしれない。
確かに価格帯は上がったかもしれないが、ヘルメットとしての価値はそれ以上に上がっていると言える。

画像: 「マルチパーパス・スポーツ」のツアークロス Vは、オフロードスタイルをシールドとゴーグルで使い分けられ、さらにバイザーを外せばロードモデルとして使える。ひとつで3スタイルを楽しめてしまうお得なモデルでもある。

「マルチパーパス・スポーツ」のツアークロス Vは、オフロードスタイルをシールドとゴーグルで使い分けられ、さらにバイザーを外せばロードモデルとして使える。ひとつで3スタイルを楽しめてしまうお得なモデルでもある。

画像: オフロードモデルらしいクチバシの突き出しだがツアークロス3と比べて、滑らかさを手に入れ、ダクトも大きくなっている。

オフロードモデルらしいクチバシの突き出しだがツアークロス3と比べて、滑らかさを手に入れ、ダクトも大きくなっている。

画像: アライは一体成形多段発泡ライナを使用。組み合わせ式と違い、硬度の変化で衝撃が途切れないので「かわす性能」がより活かされる。

アライは一体成形多段発泡ライナを使用。組み合わせ式と違い、硬度の変化で衝撃が途切れないので「かわす性能」がより活かされる。

画像: ヘッドクッションは前後のサイズ調整ができるように剥がせる機能を追加。ちなみに、世界のエリアごとでヘルメット形状は作り分けている。

ヘッドクッションは前後のサイズ調整ができるように剥がせる機能を追加。ちなみに、世界のエリアごとでヘルメット形状は作り分けている。

画像: フロントのAraiロゴがダクトになっている「フロントロゴダクト」を採用。どんなライディング状態でもバランスよく機能することが特徴だ。

フロントのAraiロゴがダクトになっている「フロントロゴダクト」を採用。どんなライディング状態でもバランスよく機能することが特徴だ。

画像: 写真のようにバイザーを外すだけで印象を大きく変えられるツアークロス V。バイザーなしで走った時の安定感は感動モノだったので、購入した人は是非試して欲しい。

写真のようにバイザーを外すだけで印象を大きく変えられるツアークロス V。バイザーなしで走った時の安定感は感動モノだったので、購入した人は是非試して欲しい。

画像: ツーリングパートナーはホンダモーターサイクルジャパンからお借りしたXL750トランザルプ。ツアークロスVにも似合うでしょ。

ツーリングパートナーはホンダモーターサイクルジャパンからお借りしたXL750トランザルプ。ツアークロスVにも似合うでしょ。

画像: 3グループそれぞれの先導車担当はB+COMを使って連絡を取り合いながら、快適なテストライドを演出してくれました。

3グループそれぞれの先導車担当はB+COMを使って連絡を取り合いながら、快適なテストライドを演出してくれました。

画像: 海外での発表に合わせて開催されたツアークロス Vの国際試乗会。20人以上の海外ジャーナリストと一緒にツーリングでツアークロス Vを堪能した。

海外での発表に合わせて開催されたツアークロス Vの国際試乗会。20人以上の海外ジャーナリストと一緒にツーリングでツアークロス Vを堪能した。

文・写真:松下尚司/取材協力:アライヘルメット、ホンダモーターサイクルジャパン、サインハウス

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