2023年はクルマの方で、大手中古車業者の問題が発覚し、大きな事件となりました。バイクの中古車に不安を抱いた方も多いと思います。バイク王は大丈夫なのか? 新たに打ち出したサービス「バイク王 認定中古車」&「7日以内の返品保証」とはいったい!?
画像1: バイクの中古車業界は信頼できるのか?「バイク王 認定中古車」&「7日以内の返品保証」サービスの真意を探る

買取だけでなく販売にも注力している近年のバイク王

テレビCMでもよく耳にする「バイクを売るならGO~バイク王~♪」というフレーズもあって、バイクに乗らない人にもバイクの買取店として認知されて久しいバイク王。しかし、現在では「バイクを買うならGO~バイク王~♪」ともいえるほど、全国各地に販売店を拡充させています。

車両販売を行なっている店舗数は2023年12月現在、全国80店舗! 買取台数が業界ナンバーワンなのはもちろんのこと、販売台数でも業界大手といえる規模にここ十年ほどで成長しました。
※絶版車館とハーレーダビッドソン専門のBeat&Cを含みます。

この記事では、バイク王の販売に関する新たな保証サービス「バイク王 認定中古車」「7日以内の返品保証」について説明します。また、これらのサービスから読み取れる真意にも迫ります!

「バイク王 認定中古車」とは?

10月より「バイク王 認定中古車」制度がスタート!

2023年10月26日に開始された「バイク王 認定中古車」制度。

これはバイク王の取扱台数年間10万台以上のバイクから、走行距離改ざん・フレーム修正のない良質な車両のみを厳選し、独自の62項目におよぶ厳格な整備(有償)を実施し、長期保証を付加し、販売するというもの。

2023年12月現在、年間10万台の取り扱い車両の中の約15%の車両がこの「バイク王 認定中古車」となりうる候補車として店頭に並んでいます。

クルマの方での大手中古車業者の事件によって、バイクの中古車に不安を抱いた方も多いと思います。そんな不安を払拭させるほどのインパクトが「バイク王 認定中古車」の保証にはあるといってもいいでしょう。

メーカー保証よりも長い! 中古車なのに最大7年間の長期保証

126cc以上のバイクの場合
現在モデル年走行距離保証期間
2年以内5,000km未満7年
5年以内10,000km未満5年
7年以内20,000km未満3年
10年以内30,000km未満1年
上記以外上記以外3カ月
※販売時の走行距離に関わらず総走行距離が30,000km以上となった場合、保証は継続できません。
※走行距離が超過している場合は、現在モデル年からの「年数」が範囲内であっても、
「走行距離」が上記超過の場合は、保証期間が短くなります。
125cc以下のバイクの場合
現在モデル年走行距離保証期間
2年以内2,000km未満3年
5年以内5,000km未満1年
上記以外上記以外3カ月
※販売時の走行距離に関わらず総走行距離が10,000km以上となった場合、保証は継続できません。
※走行距離が超過している場合は、現在モデル年からの「年数」が範囲内であっても、
「走行距離」が上記超過の場合は、保証期間が短くなります。
特殊車両のバイクの場合
製造メーカー
生産終了
走行距離保証期間
している条件なし1カ月
※特殊車両とは製造メーカーが生産を終了しており、かつ補修部品の調達が困難な車両を示します。
(通常車両と状態、整備内容等に違いはありません)

一般的な新車のメーカー保証は2年~3年というなか、中古車にも関わらず「バイク王の長期保証」は最長7年間も保証するというのが特長です。

さらに保証内容はエンジン関係、フレーム関係、電気関係と多岐に渡っています。壊れると修理するのが大変なパーツも多数含まれていますよ。

保証対象部品の詳細内容

エンジン関係フレーム関係電気関係
インジェクターフレームACジェネレーター
オイルポンプブレーキキャリパーイグニッションユニット
カムシャフトハンドル各センサー類
クラッチアウターステアリングステムセルモーター
クランクシャフトフロントフォークワイヤーハーネス
コネクティングロッドホイール
シリンダーブロックスイングアーム
シリンダーヘッドリアサスペンション
スロットルボディラジエーター
ピストン
ミッション内部主要部品

「バイク王 認定中古車や長期保証」に関するさらなる詳細が知りたい方は公式サイトをご覧ください。

もうひとつの新サービス「7日以内の返品保証」もすごい!

画像1: もうひとつの新サービス「7日以内の返品保証」もすごい!

バイク王認定中古車以外も対象! 初期不良は消耗品まで保証される

新車と中古車の最大のちがいは、“個体差の大きさ”といえるかもしれません。同程度の年式・走行距離でも、価格差が生じますし、なにより実際に乗ってみるまで、完調なのか分からないという不安があります。

その不安を気にすることなく、中古車を選べたら最高ですよね。バイク王の「7日以内の返品保証」は、その名の通り、納車後7日間以内だったら、返品できるというサービスです。
※返品に関しては車両本体価格のみが対象となり、諸経費は含まれません。

「納車整備を実施の上、納車されていること」という条件が前提としてあるのですが、先に紹介した認定中古車以外も対象となります。

画像2: もうひとつの新サービス「7日以内の返品保証」もすごい!

このサービスを最大限に活用する方法は、まず納車後7日間以内にしっかり乗れるスケジュールで納車日を設定すること。また周りにご自身よりもバイクに詳しい人がいれば、7日間以内に一度見てもらうのもいいでしょう。

納車後7日間以内であれば、消耗品も保証の対象となります。たとえば、バッテリーが寿命をむかえたり、電球が切れたりした場合はパーツを交換してもらえます。車両を返品するほどではないけれど……という思いの人に対応したうれしい保証ですね。

バイクの消耗品といえば、タイヤやブレーキパッドなどもあるでしょう。こういった、ひと目で分かるような部分は、「納車整備の段階でしっかり対応する」という、バイク王の自信の表れ、とも受け取れます。

「7日以内の返品保証」に関してもっと詳しく知りたい方は公式サイトをご覧ください。

まとめ|「騙して売る」ことはしない、そんな宣言とも読み取れる

画像1: まとめ|「騙して売る」ことはしない、そんな宣言とも読み取れる

「中古車でも安心してバイクライフが送れる」ということを分かりやすく伝えるためのサービス

今回紹介したバイク王のふたつのサービスは、画期的な新しい取り組みではあるものの、バイク王がバイクを扱うということに関して、意識改革したり、姿勢をあらためたというわけではありません。

もともとユーザー・ファーストの姿勢で、自社のサービスや販売車両のクオリティに自信を持っていたバイク王が、そのことをより分かりやすく伝えようとした結果、明文化された保証です。

大部分はすでに行なわれていた内容で、新たに整備項目や適用条件を細分化するなど、ユーザーが分かりやすいように整えられただけといってもいいでしょう。

画像2: まとめ|「騙して売る」ことはしない、そんな宣言とも読み取れる

中古車の魅力は金銭的な面だけではありません。往年の名車など、現行モデルには存在しない車種を選べるというのも大きなポイントです。ただ、製造から月日が経ち、前のオーナーがどのような乗り方をしていたかも分からず、“賭け”に近い要素があるのも事実。

「バイク王 認定中古車」「7日以内の返品保証」のサービスは、万が一ハズレを引いてしまったときも対応してくれるものだといえます。

少なくともこのふたつのサービスを提言した会社は「騙して売る」ことはできないわけです。

バイク王が販売する中古車を見てみたいという方は、お近くのお店はもちろんのこと、ウェブサイト「バイク王ダイレクト」でもチェックできますよ。

文:西野鉄兵

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