DRCメータースクリーンプロテクティブフィルム
今どきは、バイクのメーターにも車種専用のメーター保護フィルムが売ってるのよね。便利な時代ですね。
今回買ったのはコレ、DRCのメータースクリーンプロテクティブフィルム。国産4メーカーを始め、KTMやハスクバーナ用もラインナップされてて、すっごく種類が多い。
公式サイトで数えてみたらなんと103車種あった(2023年12月現在)。これ、さらに増えていくのかな。
もちろんハンターカブ用もあるよ。
失敗しても大丈夫なように2枚入り。ホコリ取りとかスキージーとかのクリーニングアクセサリキットも同梱されてるので、貼り付けに必要なものというと、あとは霧吹きくらい(後述)。
実はこのシリーズはメーター形状によって材質がハードタイプ(PET素材)とソフトタイプ(TPU素材)の2種類用意されてる。どちらのタイプも紫外線や傷の防止効果があるぞ。
ハンターのメーターは球面なのでソフトタイプ。そもそもいくらソフトタイプだからって、平面のフィルムが球面にシワなく張り付くものなのかな。やってみればわかるか。
本来は車体に取り付けて貼り付けを行うものなんだけど、自分はかなり不器用なので貼りそこなう予感がすごくあるのよね。
というわけで今回は、失敗の確率を少しでも下げれるように、大げさなくらい念には念を入れて、手間を惜しまず作業してみるよ。
どうするかというと、ハンターカブのメーターって結構簡単に外せるらしいのよね。
屋外で貼り付けするよりも、メーターを家の中に持ち込んで作業した方がホコリの付着を避けれるのではなかろうかと。
なので、メーターを外して、家に持ち込んでフィルムを貼り付けて、またメーターを戻す。っていう流れで作業してみるよ。
注意
スクリーンメータープロテクティブフィルムは、車両に装着した状態で貼り付けることのできる製品です。
本記事では、敢えてメーターを外して作業していますが、メーターを取り外さなくても説明書通りに作業を行うことで綺麗に貼りつけが可能です。
まずはメーターを外すよ
というわけで、まずはメーターを外すよ。
メーター脱着に必要なもの
六角棒レンチ5mm
#2プラスドライバー
基本的にはこの2つがあればメーター脱着は可能。
5mmの六角棒レンチはシートの下に入ってるやつでOK。
プラスドライバーは#2のスタビがオススメ。どれくらいオススメかというと、作業中にホームセンターまでスタビ買いに行ったくらい。普通のプラスドライバーだと柄が干渉して作業しにくいのよね。つまりネジを舐める危険アリ。
ネジを舐めるとイヤなので、スタビライザーはなるべくグリップがしっかりと握れるものを選んだらこれになった。あと、見た目が黒くてカッコ良い。
メーターを外すぞ
ヘッドライトを外そう
まずはヘッドライトケースを外すために左右のボルトを5mmの六角棒レンチで外すよ。
左右2個のボルトを外して、メーターを前方にずらすとこんな感じ。
あとはプラスドライバーでメーターカバーを外して、同じくプラスドライバーでメーター本体を外すだけ。
なんだけど、自分の場合は以前にタコメーター装着した時の自作ステーも外さなきゃだった。
後付けタコメーターを装着してる場合
一応自分みたいにタコメーター追加してる人のために、その手順も。使用しているタコメーターステーはデイトナのVELONA用。
このタコメーターステーは、メーターステーと共締めなので、ボルト2カ所を外すよ。
ここはすごく狭いので薄型の六角レンチがオススメ。特にピアスボールレンチが凄く良いよ。ピアスボールレンチってあんまメジャーじゃないかもだけど、カスタムしてる人は、持っておくとなにかと便利。
これがピアスボールレンチ。表と裏で15度ずれてるので、振り角がとれない場所でも使いやすいし、柄の長さがすごく快適。
こんな感じで狭いとこの作業にはベスト。
メーター本体の取外し
で、タコメーターステーを外すとこんな感じでプラスネジが出てくるよ。
タコメーターステーを装着してない場合は、ヘッドライト外しただけでこの状態になるはず。
そしたらスタビドライバーでネジを外そう。見ての通りヘッドライトケースが邪魔なので、スタビだとすごくやりやすい。
ネジを外したらカバーを外そう。爪があるけど、外装よりも材質が柔らかいので割と苦も無く外せるはず。
カバーを外すとこんな感じ。次は配線のカプラーを外すよ。
ゴムカバーをめくるとこんな感じでカプラーが露出するので、爪部分を押しながら引っこ抜こう。
カプラーを抜いたら、最後に銀色のプラスネジ2本を外すだけ。
プラスネジなので、くれぐれも舐めないようにね。
取外し完了───。
DRCメータースクリーンプロテクティブフィルムを貼り付けるぞ
作業に必要なもの
霧吹き
作業に必要のものは、ほとんど製品に同梱されてる。唯一用意しておきたいのが霧吹き。百均の化粧品コーナーとかにある小さいやつでOK。
作業前に、フィルム貼り付け前のメーターの状態。わかりやすいように光源を写しこんでみた。細かい傷が出てるね。フィルム貼ればこういう小傷もわかんなくなるはず、きっと。
さて、フィルム貼り付け。スマホのフィルム貼り付け方法とかを検索してみるとホコリを避けるには風呂場で湿度を上げて作業するのがベストとのこと。
なので、風呂場の温度を上げておくよ。
その間にしっかりと手洗い。手にホコリついてたら台無しだからね。
で、ざっくりと汚れ取り。
メータースクリーンプロテクティブフィルムに付属のクリーニングキットを開封するよ。この黒い包ね。
中身はこんな感じ。ホコリ取りやクロス、位置決めシールにスキージーまで入ってる。
クリーニングキットを駆使してひたすら掃除。徹底的に掃除。
あとは貼るだけ。浴室にメーター、フィルム、スキージー、水を入れた霧吹きを持って入ろう。
ホコリを徹底的に避けるなら、除電して全裸でやるのが良いらしい。
形状によっては、あらかじめ位置決めが必要だけど、ハンターカブはまん丸だからね。そのままで大丈夫でしょ。
メーターに霧吹きでまんべんなく水をかけよう。水貼りってやつですね。
フィルムの白い台紙を外すよ。
そしたらフィルムの接着面にも霧吹きで水を掛けるよ。
あとは慎重に位置を見ながらペタっと。
ばっちりな位置に貼ることが出来たら、黄色い保護シートを剥がそう。
そうするとこんな感じ。球面に平面のフィルムだから、当然ふちは合わない。これどうにかなんのかな。
付属のスキージーで丁寧に空気を抜いていくよ。
で、一通り空気抜いたらあら不思議。平面なのに球面のメーターにシワなく貼りついてる。ほんと不思議なんだけど。
このまま1日くらい放置して水が抜けたら完成なんだけど、とりあえず今の時点だとこんな感じ。
なんか濁った感じなのは、水が入ってるせいじゃないかな。作業前と比較すると明確に小傷が消えてる。イイネ。
ハンターカブがメーター外れた哀れな状態なので、とりあえず再びメーターを装着して、数日放置するよ。
完成
ほんとは一日くらいで良いみたいなんだけど、すっかり忘れて一週間後。
うむ、良い感じ。浮き上がったりすることもなく密着してる。
まとめ
見た目に変化のあるカスタムじゃないけど、変わりがないってのが大事なのよね。スマホだって別に保護フィルム貼ったからといってカッコ良くなるわけじゃないし。
メーターのダメージを減らすためにも、なるべく早めに貼るのをオススメ。自分のメーターも小傷ついてたし。あと、紫外線による液晶へのダメージを避けれるのはかなり効果が大きいはず。
レポート:若林浩志