文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海
エーモン「パープルセーバー モト」テスト&レポート
使わないと道交法違反になるって知ってた?
道路交通法の「故障車両表示義務違反」を知っているだろうか? 高速道路/自動車専用道路でパンクなどのトラブルで緊急停止した場合は「停止表示器材」の表示義務がある。オートバイの場合、違反すると違反点数1点、反則金6000円となる。
三角停止表示板にはオートバイ用としてコンパクトに折りたためる製品もあるが、それでもバッグ類を装着していないと積めないサイズ。常備することは難しい。
これを解決するのがパープルセーバーモト。点滅式の高輝度LEDと集光レンズを組み合わせ、昼間で約300m以上、夜間は約800m以上と、反射式三角停止表示板とは比較にならない視認距離を誇る。電源は単4電池3本で、アルカリ電池の場合約14時間の連続使用が可能だ。
本体はIPX3の防水+耐震構造で、サイズは幅68mm×高さ39mm×厚さ26mm。オートバイのシート下やバッグ類のサイドポケットなどの小さなスペースにも収まることも特徴。シリコンベルトでバックミラーに装着するだけでいいから、三角停止表示板のようにケースから出し、組み立て、オートバイの後方に置く、という手間と時間も掛からない。
停止表示器材の表示義務があるのは高速道路だけだが、街灯のない郊外や山間部でも威力を発揮するから、ツーリングライダーには常時携行を強くお勧めする。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
強烈に明るい紫色の光が鋭く点滅し、被視認性の高さは文句なし。ミラーに引っかけるだけという手軽さもいい。あとは懐中電灯機能を追加してくれれば、夜間のトラブル時やキャンプサイトでも役立つはず。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海