文・写真:西野鉄兵
ヘルメットとインカムを一体化する「SMART HJC」
ヘルメットの2024年最新トレンドとして、インカムをビルトインできるモデルが増えてきた、ということを挙げられそうです。
アールエスタイチが輸入販売するHJCもSENAとの共同開発で、これを実現。「SMART HJC」と名付けられたシリーズを2024年4月に発売します。
シリーズは全4モデル。スタンダードなフルフェイスとなる「i71」(税込2万9920円)、安全性・快適性・空力性能の高さが魅力のフルフェイス「RPHA 71」(税込4万8400円)、オープンフェイス型の「RPHA 31」(税込4万6200円)、システムヘルメット「RPHA 91」(税込6万1600円)をラインナップ。すべてインナーバイザーを装備し、ツーリングでの使いやすさや快適性を重視しています。
インカムをセットにするともっとも安い組み合わせで、税込5万9950円。もっとも高い組み合わせだと税込11万1000円。SENAの対応インカムもBluetooth型とメッシュ通信搭載型の2機種があり、ユーザーはヘルメット4種×インカム2種を好みに応じて選ぶことができます。
いずれもパッと見にはインカムが備わってことに気づかないほど。ビルトイン型は見た目がスマートですし、持ち運ぶ際もラク。さらに取り付けも専用設計のため簡単だし、充電の際の手間も少ない。いろいろなメリットがあります。
ヘルメットとインカムを合わせるとけっこうな価格となりますが、バイクに乗る頻度が高い方や、ロングツーリングを趣味にしている方には、非常に魅力的なパッケージだと思います!
フルフェイス「RPHA 11」は「RPHA 12」にモデルチェンジ!
HJCのヘルメットに関して、もうひとつ大きなニュースがありました。さりげなく展示されていた「RPHA 12」を発見!
現行製品「RPHA 11」はMFJ公認のレース対応型フルフェイス。軽さと安全性を両立し、空力性能も追求したモデルです。
後継機種「RPHA 12」は参考出品扱いのため、価格や発売時期は完全に未定。ただいきなりグラフィックモデルを展示したということを考えると、日本仕様の完成・発売もそう遠くないのかな?
文・写真:西野鉄兵