文・写真:西野鉄兵

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ジーロット「ブレードランナー」
MFJ公認ロードレース対応フルフェイス、ジーロット「ブレードランナー」




さまざまなヘルメットを展開しているゴッドブリンク。もっとも有名なブランドは「ジーロット」でしょう。2023年のモーターサイクルショーでは、発売したばかりのMFJ公認オフロードヘルメット「マッドジャンパー2」を大々的にアピールしていました。

▲ジーロット「マッドジャンパー2」
そして2024年の主役は、最新作「ブレードランナー」。ジーロットで初となるMFJ公認“ロードレース対応”フルフェイスです。すでに2023年秋から販売は開始されています。

ZEALOT
BladeRunner
規格:SG、MFJ公認
サイズ:XS~XXL
税込価格:3万4980円(グラフィックモデルは3万7180円)
第一の特徴は、レース対応の安全性の高いヘルメットでありながら、どこかクラシカルな雰囲気を醸しているということ。
各社のMFJ公認ロードレース対応ヘルメットは、見るからに空力性能を追求した鋭いフォルムが主流です。ジーロットはあえて、古き良きヘルメットのスタイルも表現したといいます。

レース参戦を趣味としている人は、最新のスーパースポーツマシンに誰しも乗っているというわけではありません。テイスト・オブ・ツクバなど、絶版車のカタナやZでレース活動を楽しんでいる人もいます。そういったライダーへ向けた製品でもあるのです。ミニバイクレースのライダーにも良さそうですね。

そのうえで空力性能も追求。風の流れを整える工夫が各部に凝らされています。あご部分のベンチレーションに見える部分は、じつはダミー。高速域ではここから風を取り込んでしまうと、ヘルメットが暴れてしまうのだそうです。なので本当のベンチレーションは口元や頭部にさりげなく配されています。

ジーロット得意のカーボンではないものの、持ってみると軽い! しかも持った時よりも被ったときにより軽く感じられるよう設計したとのこと。サイズはXS・S・M・L・XL・XXLの計6サイズ。XSとSはスモール帽体、MとLはミドル帽体、XLとXXLはラージ帽体という具合に、3種も帽体を用意していることも大きな魅力です。

また、レース一本に絞った製品というわけでもありません。ツーリングユーザーも対象としており、インカムやヘッドセットの装着も想定したつくりに。スピーカーホールは広めに取られ、インカムのコードを通すループまで完備。ヘッドセットの装着で悩むことはなさそうです。
価格は税込3万4980円、グラフィックモデルは税込3万7180円。現在のヘルメットの値上がりに何とか対抗したいという想いから、良心的な価格に設定されています。
文・写真:西野鉄兵

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ジーロット「ブレードランナー」

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