バイク用Bluetoothインカムの定番製品B+COMに、SHOEIのCOMLINK機構に対応したモデルが登場した。ビルトイン型はスマートに装着できる!
文:太田安治/写真:南 孝幸、西野鉄兵/モデル:平嶋夏海

サイン・ハウス「B+COM SX1」テスト&レポート

画像: SYGN HOUSE B+COM SX1 税込価格:4万8400円 対応ヘルメット:SHOEI「NEOTEC 3」「GT-Air 3」 販売元:サイン・ハウス

SYGN HOUSE
B+COM SX1

税込価格:4万8400円
対応ヘルメット:SHOEI「NEOTEC 3」「GT-Air 3」

販売元:サイン・ハウス

定番インカムのビーコムがヘルメットと一体化!

スマホを介した電話や同行者との会話がスムーズに行え、スマホのナビアプリやレーダー探知機の音声ガイドも確実に聞けることで、オートバイライフを支える存在になりつつあるのがBluetooth接続のインカム。到達距離や連続使用時間といった機能面の進歩が一段落した現在、次にユーザーが求めるのは使いやすさとデザインだ。

そこでショウエイの「コムリンク」機構に対応させ、インカムの存在を意識させないスッキリとしたルックスを実現したのがビーコム最新モデルのSX1。ツーリングライダーから圧倒的な支持を得ているシステムヘルメットの「ネオテック 3」との組み合わせをここでは紹介する。

とにかく驚くのがインカムの存在感を全く感じないこと。帽体左下にはボタンユニット、帽体後部にはメインユニットが収まっているのだが、言われないとわからないほどヘルメットと一体化している。横への張り出し量がごく僅かなのでトップケースやスクーターのシート下スペースへの収まりが良く、風切り音も抑えられる。マイク部を帽体右側に取り付けることで重量バランスが取れることも分割構造ならではのメリット。

簡単にペアリングできて6台まで同時通話可能な「B+LINK」のほか、音楽再生にも強い高音質スピーカーの採用、Bluetoothデバイス2台接続といった機能はビーコムシリーズのハイエンドモデル「SB6XR」と共通で、直感的に操作できるスイッチ配置も受け継がれている。

大げさではなく、オートバイ用インカムの新時代を切り開く製品だと思う。

画像: 「ホントにインカムがついてるのか? 」と疑いたくなるほどヘルメットと一体化している。マイクとスピーカーを除いた重量は68gに収まっている。

「ホントにインカムがついてるのか? 」と疑いたくなるほどヘルメットと一体化している。マイクとスピーカーを除いた重量は68gに収まっている。

画像: インカム取り付け所要時間は初めてでも30分程度。同梱のアームマイクをボタンユニットと反対側に装着することで重量の均衡化も果たしている。

インカム取り付け所要時間は初めてでも30分程度。同梱のアームマイクをボタンユニットと反対側に装着することで重量の均衡化も果たしている。

画像: 機能や操作性は同社のハイエンドモデル「B+COM SB6XR」から受け継がれている。SX1のアンテナはワイヤー式で帽体内に通す仕様のため外からは見えない。

機能や操作性は同社のハイエンドモデル「B+COM SB6XR」から受け継がれている。SX1のアンテナはワイヤー式で帽体内に通す仕様のため外からは見えない。

画像: オートバイ用インカムで15年の歴史を持つビーコムだけに、ボタン類の配置と大きさ、スイッチの節度も入念に設定されている。まごつかず、直感的に操作できる。

オートバイ用インカムで15年の歴史を持つビーコムだけに、ボタン類の配置と大きさ、スイッチの節度も入念に設定されている。まごつかず、直感的に操作できる。

画像: SHOEI COMLINK対応製品だけにボタンユニット/メインユニットの収まりの良さは文句なし。このスタイリッシュさがSX1最大の魅力だ。

SHOEI COMLINK対応製品だけにボタンユニット/メインユニットの収まりの良さは文句なし。このスタイリッシュさがSX1最大の魅力だ。

画像: サイン・ハウス「B+COM SX1」使用レビュー|SHOEIのヘルメットと一体化! ビルトイン型インカムのメリットを解説

テスター太田安治の欲張りリクエスト
機能も操作性も文句なしだが、取り付けられるヘルメットはショウエイの「ネオテック 3」と「GTエアー 3」のみ。他のヘルメットメーカーも同じ「COMLINK」規格を採用した製品を出して欲しいと強く望む。それが世界共通規格になれば最高!

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

This article is a sponsored article by
''.