プロトが販売するバイク用のマウント「ラム マウント」シリーズは使い勝手のよさ、コスパの高さが魅力。今回は防振機能が加わった最新のスマホホルダーを詳しく紹介しよう。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

ラムマウント「防振Xグリップ スマホホルダー」テスト&レポート

画像: RAM MOUNTS 防振Xグリップ スマホホルダー 参考価格:1万2760円(※オープン価格) 販売元:プロト

RAM MOUNTS
防振Xグリップ スマホホルダー

参考価格:1万2760円(※オープン価格)

販売元:プロト

人気のRAMマウントに防振仕様のスマホホルダーが登場

スマートフォンのカメラ機能は高性能化が進み、複数のレンズを持つ機種やズームレンズを備えた機種も増えている。そこで問題視されているのが振動に起因する故障。特にエンジンや路面から伝わる高周波振動は繊細な構造のカメラユニットにダメージを与えやすいという。

その対策として考えられたのが、スマホホルダー部にダンパーユニットを入れて微振動を吸収する機構。新登場のRAMマウント「バイブ・セーフ」は、厚さ約35mmのヘキサゴン型モジュールの中に弾性に優れた防振ラバーを9個配置し、アイドリングから高回転域までの振動を軽減するシステムを採用。さらにラバーコーティングされたボールジョイントとの相乗効果で高い制震性を発揮する。

他社の防振マウントの中には防振ダンパーのストロークが大きく、エンジン回転域によってはブルブルと揺れるものがあるが、この製品は9個のダンパーで応力を分けるため、グニャ付き感がほとんどない。モニターが揺れないので見やすく、タッチ操作もストレスなし。ホルダーは2サイズあり、「S」は横幅47.6〜82.5mm、「M」は44.4mm〜114.3mm、厚さは共に22.2mmまで対応する。

使用時に最もメリットを感じるのがRAMマウントの代名詞にもなっているXグリップ。スマホ側に専用ケースやマウントを取り付ける必要がなく、端末単体もしくは普段使っているスマホケースを付けたままでもガッチリとホールドし、着脱もスピーディー。トラブルで撮影できない、修理費が高額、という心配から解放してくれる実用アイテムだ。

画像: Xグリップはスプリングの力でスマホ側面をホールドする構造。四隅を引っかける落下防止のテザーバンドも付属する。

Xグリップはスプリングの力でスマホ側面をホールドする構造。四隅を引っかける落下防止のテザーバンドも付属する。

画像: 六角形のボディの中に9個のラバー製ダンパーが配置されている。既存の防振マウントと比べると圧倒的にグニャつき感が少ない。

六角形のボディの中に9個のラバー製ダンパーが配置されている。既存の防振マウントと比べると圧倒的にグニャつき感が少ない。

画像: Xグリップは片側のアームを上下から絞ると左右の間隔が開く仕組み。左右どちらのアームでも操作できる。

Xグリップは片側のアームを上下から絞ると左右の間隔が開く仕組み。左右どちらのアームでも操作できる。

画像: ハンドルに挟み込むバーマウントベース先端のボールと、マウント部先端のボールをアームで繋ぐシステム。可動範囲が大きいので、好みの位置にセットできる。

ハンドルに挟み込むバーマウントベース先端のボールと、マウント部先端のボールをアームで繋ぐシステム。可動範囲が大きいので、好みの位置にセットできる。

画像: ラムマウント「防振Xグリップ スマホホルダー」使用レビュー|ラバー製ダンパー搭載でスマホのカメラを振動から守る

テスター太田安治の欲張りリクエスト
RAMマウントといえば専用ケースやマウントなしで素早く着脱できる「Xグリップ」が特徴。しかしX型アームの構造上、側面にスイッチが配置されているスマホ端末だと操作しにくくなる場合もあるので注意を。

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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