DRC コンパクトキャリア
お気に入りのDRCコンパクトキャリア。ドでかいCT125・ハンターカブのキャリアをコンパクトにすることで、軽量化やスタイルの変化を楽しむことができるアイテム。
ハンターカブのキャリアはかなり重いので、コンパクトキャリアにするだけでなんと2.5kgの軽量化できるのよ。
コンパクトとはいえ、積載性能は十分以上。というか純正キャリアの積載能力が最強すぎるというか。
しかもこんなに小さいのに、純正のタンデムシートがちゃんと固定できるのよ。凄い。
キャリア前方部分の持ち手みたいなパーツがオプションパーツなので、タンデムシートを装着するとダブルシートみたいなフラットな座面になるのも凄く気に入ってる。
もちろん、ノーマルキャリアはハンターカブのアイコン的なパーツだし、パウダーコートしたことでさらに気に入ってるので、用途に合わせて随時交換を楽しんでるのよ。
そんなコンパクトキャリア。個人的な好みの問題だけど、1点だけちょとした不満があるのよ。
なんというか左側面がちょっと寂しい。
こう見た時に、リアフェンダーの面が目立つというか。
右側ってアップマフラーのおかげでなんやかや色々あるじゃん。
ノーマルキャリアだと、でっかいキャリアにツールボックス、さらにシュノーケルも付くので、その落差がでかいのよね。ステッカーを貼る場所が植えたともいけるけど、自分の場合はサイドバッグをつけたりものするので、あんまりここにステッカー貼りたくないのよね。
そこで純正キャリアにつけっぱなしになってる純正ツールボックスを付けたいな、と。
せっかく純正ツールボックスに納まる車載工具とかも検討したし。
ただ、純正ツールボックスを取り付けるためだけのステーってのが見つからない。
ないものは仕方ないのでDIYでツールボックスステーを作れないか試してみるよ。
純正ボックスを取り付けるために、ツールボックスステーをDIYするよ
ステーの構造なんだけど、色々考えた結果、キャリア天面と車体の間に挟み込むように固定しようかと。
と、いうのもDRCコンパクトキャリアと組み合わせて使うことのできる、DRCサイドバッグサポートがそういう構造なのよ。
作りとしては90度に曲がった程よい大きさのT字のステーをひん曲げるだけでツールボックスを取り付けできるはず。
必要な材料をホームセンターで購入してきた
善は急げでさっそく近所のホームセンターに行って物色。
90度に折れてる都合の良いT字ステーがなかったので、T字ステーとI字ステーを組み合わせることに。
ボルト間の距離とかを測って、悩みまくって買ってきたのがこの3点。
まずはL字ステー。キャリア天面の締結ボルト2カ所で留めたいので、長辺はやや長め。
ツールボックスを締結するための小さいI字ステー。
L字ステーとI字ステーを繋ぐための超低頭ボルト。
あと、I字ステーとツールボックスを締結するためにM6のフランジナットが2個必要。自分は手持ちのナットで代用したよ。
ステーをDIYしてみる
実際にあてがってみるとL字ステーの短辺がちょっと長かった。仕方ないのでカットするよ。
ディスクグラインダー+砥石、いわゆる界隈でいうところのサンダーでささっと切り込むよ。
昔から不思議だったんだけど、なんでディスクグラインダーのことをサンダーっていうんだろ。
完全に切断するのは大変そうなので、ある程度切り込みを入れたら手でひん曲げて折るのだ。
自分はディスクグラインダーを使ったけど、ステンレス用の金切鋸でも余裕じゃないかな。
へし折ったらこんな感じ。切断面は怪我しやすいので、ステンレス対応の金ヤスリで仕上げておいてね。
試しにI字ステーをM4ボルトで装着。良いじゃん。
純正ツールボックスとステーの締結だけど、純正がM6段付きボルトなのでそれに合うようにM6ナットを使うのだ。
固定方法については予定通り、キャリアと車体の天面側締結ボルトに挟み込む形。
17mmの工具で、左右のサス取り付けボルト上部を緩めて、キャリア天面のボルトを12mmの工具で外したら、ステーを挟んで再び締結するだけ。
まずは仮締めして現物あわせ。
さすがの超極低頭ボルトとはいえ、干渉してツールボックス上部が歪んじゃった。
さすがにまずい気がするので対策しよう。
測ってみると、超極薄低頭ボルトの頭が約1.5mm出てる。
ということは、2mm以上かさ上げすれば良いはず。
手持ちのワッシャーを2枚重ねて約3mm。これでよっぽど大丈夫でしょ。
再度仮締め。
ついでにI字ステーの位置も調整して、ツールボックスからステーがはみ出さないようにしたよ。
無事クリア。あとは本締めして完成。
DIYツールボックスステー完成
完成したDIYツールボックスステー+純正ツールボックス+DRCコンパクトキャリア。
横から見るとこんな感じ。
後から見るとボルトが目立つね。溶接できればもっとスマートなステーを作れるんだろうけど、できる範囲内でやるのがDIYの醍醐味よね。
割と良い感じだと思うんだけど、DIYすると満足感が高すぎて冷静な目で見れないのよね。
作業前の状態をもう一度。ツールボックスあった方がやっぱカッコいいと思うんだ僕は。
まとめ
キャリアと独立したステーなので、キャリアレスでツールボックスのみ装着という超軽量スタイルという選択肢も。久々のDIYは楽しいね。
レポート:若林浩志