画像1: AMAプロモトクロス開幕、下田丈は8-6で総合6位発進

5月25日(土)、アメリカのカリフォルニア州にあるフォックス・レースウェイにて、AMAプロモトクロス選手権が開幕。

2週間前に閉幕したAMAスーパークロス選手権をランキング4位で終えたTeam Honda HRCの下田丈は、昨年に引き続き250クラスに参戦。KawasakiからHondaに移籍して初のプロモトクロスシーズンを迎えます。

画像2: AMAプロモトクロス開幕、下田丈は8-6で総合6位発進

予選を9番手で終えた下田丈は、30分+2周のmoto1を中央のグリッドからスタートし、12番手でファーストコーナーを抜けていきます。ホールショットを獲得したのはKTMのトム・ビアル、そこにリーヴァイ・キッチン、ジョードン・スミスと続きます。下田は1周目終了時点で10番手、5分経過時点で9番手、7分経過時には8番手と、序盤で順位をアップ。

トップに目を向けると、先頭のビアルをキッチンが追いかける展開。その2台にヘイデン・ディーガンが食らいついていきます。7分経過時、連続コーナーを利用してキッチンがビアルをパスし、レースリーダーが入れ替わります。その後ディーガンもビアルを抜いて2番手に。

画像3: AMAプロモトクロス開幕、下田丈は8-6で総合6位発進

レース中盤、下田はネイト・スラッシャー、転倒して順位を落としていたスミスと3台の集団で8番手争いを繰り広げます。一度スラッシャーとスミスに先行を許したものの、レース終盤に今度はスラッシャー、ライダー・ディフランチェスコと再び3台の8番手集団を形成。ラスト1分でディフランチェスコをパス、そしてラスト2周でスラッシャーをパスした下田は、8位でゴールしました。

優勝はレース後半にトップのキッチンに追いつき、ラスト2周で先頭に立ったディーガン。キッチンをパスしてから2周で7秒もの差をつけてトップチェッカーを受けました。2位はキッチン、3番手でビアルがゴールしたものの、コース外走行による1ポジションダウンのペナルティがあったため、3位はチャンス・ハイマスとなりました。

画像4: AMAプロモトクロス開幕、下田丈は8-6で総合6位発進

moto2も中央のグリッドからスタートした下田は、9番手で1周目を終えます。ホールショットはディーガン、2番手以降にキッチン、ジャレック・スウォルと続きます。ディーガンとキッチンは2台で早々に抜け出し、トップ争いを展開。

下田は2分経過時8番手、3分経過時7番手、8分経過時6番手と、順調に順位を上げていきます。レース中盤、moto1で表彰台に立ったチームメイトのハイマスが下田をパスし、下田は7番手に。その後下田はハイマスに食らいつきますが、残り13分のところで、コーナーでハイマスに接触し転倒。8番手までポジションダウンします。

下田は残り5分でピアース・ブラウンを、ラスト2周でスラッシャーをパスして6番手まで順位を回復し、そのままゴール。8-6のオーバーオール6位で開幕戦を終えました。

画像5: AMAプロモトクロス開幕、下田丈は8-6で総合6位発進

優勝はレースを通してキッチンの猛追を受けながらも、一回も前を譲らずゴールしたヘイデン・ディーガン。1-1の総合優勝でポイントランキングでもトップに立ちました。2位はキッチン、3位には序盤で転倒がありながらも追い上げて表彰台を獲得したビアルが入り、総合順位のトップ3もmoto2のトップ3となりました。

また、注目すべきは総合5位でゴールしたジャレック・スウォルと、総合9位のジョーイ・サバッチーのトライアンフ2台。トライアンフは2024シーズンよりAMAシリーズに参戦を開始し、プロモトクロスは今レースが初レース。moto1では5位と6位を獲得し、moto2ではスウォルが表彰台争いをするなど、初戦からポテンシャルを発揮しました。

画像6: AMAプロモトクロス開幕、下田丈は8-6で総合6位発進

450クラスは、昨年度ルーキーにして全戦全勝でチャンピオンを獲得したジェット・ローレンスが1-1で総合優勝を獲得し、昨年から続く連勝記録を24に伸ばしました。総合2位には2-3でハンター・ローレンスが入り、開幕戦からHRCのローレンス兄弟が好調を見せました。

画像7: AMAプロモトクロス開幕、下田丈は8-6で総合6位発進

次戦は6月1日(土)にカリフォルニア州のハングタウンにて開催予定です。

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