「バイクは盗まれたら終わり」という概念を覆す防犯ガジェットがポラリスから発売された。その画期的な機能や使い方を詳しく紹介しよう。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

ポラリス「次世代セキュリティシステム」テスト&レポート

画像: ポラリス 次世代セキュリティシステム 税込価格:1万8000円(発信器本体・配送料込み) 2178円(月額使用料・通信費込み) 販売元:ビーズガレージ www.thingsline.co.jp

ポラリス
次世代セキュリティシステム

税込価格:1万8000円(発信器本体・配送料込み) 2178円(月額使用料・通信費込み)
販売元:ビーズガレージ

www.thingsline.co.jp

盗難? の通知から移動経路、現在地までをスマホで確認

高額な大型車や絶版車を狙うプロの窃盗団は、盗難警報機や物理的なロック類を簡単に無効化し、素早くトラックやワンボックスカーに積み込んでアジトへ運ぶ。警察に被害届を出しても無事に取り戻せる可能性は限りなく低いのが実情だ。

そこで注目されているのがスマホアプリ上に位置情報を表示するタグ型のトラッカー。安価で小型軽量、電池寿命も長いことから手軽に利用できる。

ただしタグ型トラッカーはそれ自体が位置情報を得ているのではなく、周囲にあるスマホのBluetooth通信を利用しているので人通りの多い場所や住宅街なら高精度の位置情報が得られる反面、スマホがない場所に持ち去られれば一切機能しない。当然、プロはこの事実を知っている。

「ポラリス」は単体でGPS情報を取得、発信するため、携帯電話の電波が届く場所なら山間部から沿岸部まで、広い範囲で位置情報が得られることが特徴。「監視モード」にしておけば、移動や振動を感知するとスマホのLINEアプリにメッセージが届き、現在位置を表示できる。移動軌跡も記録できるので、例えば盗まれた場所からアジト、輸出する港の位置までをグーグルマップで確認可能だ。

ポラリスはバッテリーを内蔵しているので電源を繋ぐ必要がなく、約1カ月の使用が可能。オプションとして車体側バッテリーに接続する電源コード、窃盗犯が発見/取り外しにくい場所に固定できるダミーボックスも用意されている。

「抑止」ではなく、不審な動きを検知したら即座に通知し、現在位置をリアルに把握できるのがポラリスの魅力だ。

画像: 本体サイズは約83mm×49mm×13.8mmとコンパクト。通信用SIMは日本向けに最適化されたグローバルタイプで、ドコモの4G通信網を使用する。

本体サイズは約83mm×49mm×13.8mmとコンパクト。通信用SIMは日本向けに最適化されたグローバルタイプで、ドコモの4G通信網を使用する。

画像: 監視モードにしておくと移動を検出すると同時にLINEアプリを介してオーナーに通知。その後は自動的に位置を追跡する。

監視モードにしておくと移動を検出すると同時にLINEアプリを介してオーナーに通知。その後は自動的に位置を追跡する。

画像: 移動軌跡はグーグルマップ上に表示できる。盗難車両は「ヤード」と呼ばれる窃盗犯のアジトを経由し、海外輸出のため港に運ばれることが多い。

移動軌跡はグーグルマップ上に表示できる。盗難車両は「ヤード」と呼ばれる窃盗犯のアジトを経由し、海外輸出のため港に運ばれることが多い。

画像1: ポラリス「次世代セキュリティシステム」使用レビュー|スマホアプリで位置情報を共有! 窃盗犯の逃走経路をリアルタイムで追跡

テスター太田安治の欲張りリクエスト

既存の盗難抑止アイテムのように「盗まれたら終わり」ではなく、現在位置を取得して捜査できる新世代のセキュリティシステムを構築しているのが素晴らしい。本体がさらに小さくなり防水性が高まればオートバイ用として完璧。

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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