文:斎藤ハルコ/写真:井上 演
※この記事は月刊『オートバイ』2024年7月号で掲載した記事を一部編集し公開しています。
今回の男士部メンバーはこのふたり!
(左)高橋健介(たかはしけんすけ)/1994年12月24日生まれ。東京都出身。179cm。過去の主な出演作品として『ウルトラマンX』(大空大地役)、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(蜂須賀虎徹役)、舞台『赤ひげ』(森半太夫役)、ミュージカル『GIRLFRIEND』(ウィル役)等がある。
(右)佐藤信長(さとうのぶなが)/1995年3月30日生まれ。宮崎県出身。175cm。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(源清麿役)、舞台『ブルーロック』(蜂楽廻役)、ミュージカル『東京リベンジャーズ』(橘直人役)など話題作に出演中。昨年『みやざき大使』に就任。
高橋健介 × 佐藤信長 バイクウエアトーク
バイク選びも大切ですが乗るための服も重要です!
高橋健介(以下、健)「バイク王さんでバイクをいろいろ見させてもらった後は服屋さん? この企画って俺に絶対なにか買い物させようってコンセプトなの?(笑)」
佐藤信長(以下、信)「違う違う!(笑) 健介くんはこれから二輪免許を取る〝仮入部員〟でしょ。バイクに乗る時はウエアも大切だから、僕が前から来てみたかったロアーズさんに一緒におじゃましたんです」
健「私利私欲かい!(笑) でも信、バイク用の服はいっぱいあるんじゃないの? 」
信「じつは俺、意外と革モノを持ってないのよ。それに自分が乗ってるのがパニガーレでスーパースポーツだから、結構レーシーなウエアばっかりなんだよね。でも街中を、それこそ革ジャンとかラフな格好で走ることにもちょっと憧れがあるんだ」
健「俺、もともと物欲がないし、そもそも普段からもらいものしか着ないから、自分で服を選ぶこと自体が新鮮です(笑)」
信「もらった服ばかり着てるってよく公言してるよね(笑)。でもさすがにバイクに乗る時はバイク用の服じゃないと…」
健「あ、乗っちゃいけないんだ? 」
信「いや、乗っちゃいけないことはないんだけど、たぶん専用の服じゃないとめちゃくちゃバタつくし、寒いだろうし、シンプルに乗ってて怖いと思う」
健「へ~。〝バタつく〟ってなに? 」
信「ああそうか!〝バタつく〟って普段の服であんまり使う言葉じゃないもんね。これからは、そうやってバイク関連の新しい言葉を知っていくのも楽しいはずだよ」
アライとのコラボヘルメットも販売中!
2020年に発売されたロアーズオリジナル×アライヘルメットのコラボモデル。ロアーズ20周年を記念したブラックもブランド限定で販売中。
普段から「バイクにも使えるか」が服選びの基準になってしまう
信「俺、普段はファッション誌とか全然見ないし、流行りとかもわかんないんだけどパッて店に入った時に、直感で『うわ、これいいな! 』って思ったのを衝動買いすることが多いのね。その時、気づくと『これバイクに乗るときにも着れるかも』って思考になってるんだよ。普通に私服を買う時に〝バイクに乗った時にかっこいいか〟が気になるんだよね、バイク好きになると」
健「へ~! 俺、バイク屋に行ったのも初めてなら、バイク用アパレルを見たのも今日初めてだから、革ジャン以外のバイク用の服があることが意外だったかも。なんか勝手に〝バイク乗る人=革〟みたいなイメージがあったから。でもちょっと私服に近いバイク用ウエアもいっぱいあるんだね」
信「僕が持ってるレーシーなウエアもそうだけど、バイク用アパレルってわりとカチっとしてるというか、機能優先のタフなイメージでデザインされた服が多いんだよね。その中でロアーズさんみたいな、安全性や操作性を考慮しながらおしゃれなバイクウエアって、僕にとっても新鮮だったし、健介くんと一緒にショップに来れて良かったなと思いました。お互いに似合う服を選んだりも楽しかったしね」
健「僕が信に選んだのは、普段の信が手に取らなそうなシャツ。自分が好きなものと周りから見て似合うものって多少の誤差があるじゃない? だから、この〝コンバージョンシャツ〟を着た信はどんな雰囲気かな? と思って選んでみた。似合ってたよ」
信「ありがとう。僕はこれから健介くんがバイク乗りになるってことで、シンプルにバイクに似合う革ジャンがいいかなって」
健「わりと王道のチョイスだったよね」
信「でもロアーズさんの革ジャンは、王道だけど攻めたデザインなのがかっこいいんだよ。自分が欲しいと思った〝パテットライダースジャケット〟も、これまで革ジャンは黒がいいと思ってたけど、青も想像以上に良くて、かなり気に入っちゃった」
健「俺が自分で選んだコートは、逆にあんまりバイクっぽくないからいいなと思ったんだよね。普通に私服として着ててもオシャレな色とデザインだなって。だから信とは選ぶ時の思考が真逆だったかも」
ふたりが選んだウエアはこちら!
信長くんが着るのは、健介くんがセレクトした前身頃に取り外し可能な4つのポケット付きパーツを装着できるユニークなシャツジャケット。
信長くんの愛車はパニガーレV4S。鮮やかなドゥカティレッドのマシン合うウエアのカラー選びに悩むことが多いそうですが、今回は落ち着いたブルーの「パテットライダースジャケット」にひと目惚れ。
「普段づかいにも活躍しそう! 」と健介くんが選んだスプリングコートは、防風・防水フィルムを挟んで生地に撥水加工を施した機能モデル。
信「きっと実際にバイクに乗り始めたら、服選びの視点も変わると思うな。だから早く教習所を予約しよう!(笑)」
健「でも免許取りに通ってるうちに挫折したらどうしよう(笑)。自分にはバイクの運転は合わないわ~とか言って」
信「いやいや、諦めないでよ!(笑)」
健「大丈夫、ちゃんと取るけどね(笑)」
信「俺としては、免許取る前に1回、俺の後ろに乗ってほしいんだよね」
健「学生の時に、バイト先の先輩の後ろに乗った記憶はあるけどなぁ」
信「それって『ちょっとそこまで送ってくよ』とかでしょ? ちゃんとバイクで遊びに行こうって感じじゃなかったでしょ? 」
健「たしかに、遊びには行ってない」
信「だったら一回タンデムでどこか遊びに行こう! 絶対にバイクは楽しいから! 」
健「そうだね。でも信の運転、信用できないからなぁ~」
信「いやいやいや! 俺、車もバイクも運転信用できるってよく言われるんで! 」
健「ほんと~?(笑)」
文:斎藤ハルコ/写真:井上 演
※この記事は月刊『オートバイ』2024年7月号で掲載した記事を一部編集し公開しています。