まとめ:斎藤ハルコ/写真:井上 演
※神社境内での撮影は、特別な許可を得ています。
※この記事は、月刊『オートバイ』2024年8月号に掲載したものを一部編集して公開しています。
今回のゲストはお笑いコンビ・フルーツポンチの亘 健太郎さん!
亘さんの叶えたい目標
其の1.YouTubeを収益化したい!
其の2.芸人として、バイトで得た知識や技術を活かせる仕事が欲しい!
写真からは伝わりませんが途中まで雨だったんです
僕、佐々木優太が、全国の神社を参拝して得た知識や経験を活かした〝神社ソムリエ〟として、ゲストのお人柄や願い・目標に合う神社へご案内するこの連載。第40回のゲストは、お笑い芸人の亘健太郎さんがご登場くださいました!
村上健志さんとのコンビ「フルーツポンチ」で活躍中の亘さんですが、元航空自衛隊員であり、2014年から予備自衛官に採用されている、芸人としては珍しい経歴をお持ちです。大のアメカジ好きでも知られ、アメカジ好き芸人によるグループ「アメカジボーイズ」としても活動中。
愛車のソフテイルデラックスも「ファッションからハーレーに入っていったんです」と謙遜されていましたが、お笑いライブにバイクで会場入りしたりと、日常の足として大活躍だそうです。
亘さんの愛車情報
亘さんの愛車は2017年式のハーレーダビッドソン FLSTN。翌年フルモデルチェンジとなったため、このモデルがツインカムソフテイルの最終モデルとなりました。お気に入りは「ハーレーの王道的デザイン」。フロント&テールランプのデザインも好きとのこと。
じつは取材当日は朝から雨模様。ですが待ち合わせ場所に現れた亘さんは、悪天候をものともせず「バイクで神社に行くって最高の企画ですね! 」と言ってくださいました。その言葉が大変ありたがくも、せっかくのアメカジコーデが濡れてしまうのが心苦しかったのですが、神社への道中、上信越道の長いトンネルを抜けた瞬間にそれまでの雨空がウソのような青空が!
思わずミラー越しにアイコンタクトを取ってしまったほど、〝バイク旅の最高の瞬間〟を味わえたのは、きっと亘さんのお人柄のおかげです!
本日のコーディネイト
ツーリングの目的地は長野県の子檀嶺神社
四季に彩られた森に佇む健康長寿の宮
創建は和銅5年(712年)に遡り、現在の上田、佐久、諏訪、松本を結ぶ交通の要所に鎮座していた当時は、5日ごとに境内で市が立つほど人々の往来でにぎわった神社。
天正4年(1573年)に現在の地に遷座してからも、健康長寿や病気平癒に格別の御神徳があると全国から信仰を集めています。現在の社殿は大正9年(1920年)に建てられてもの。
一の鳥居から参道にかけては春になると見事な桜の名所となります。近所に同名の神社があるため、ナビは住所で検索するとスムーズです。
\ 亘さんだから /
おすすめの3つの理由
1.社名は子檀嶺だが御祭神は稲荷神社の神様
→YouTubeや仕事全般の商売繁盛につながる!
2.本殿と授与所をつなぐ渡殿がある珍しい神社
→電気をつなぐ配線をする電気工事士に通ずる
3.土地を移って活躍した神様が御祭神の一柱
→お笑い+違うフィールドでの活躍にあやかる
芸人活動に加えて、趣味も仕事につながるご利益を期待!
亘さんは、コロナ禍でお笑いの仕事が激減したことをきっかけに建築関連のバイトを始め、現在も続けています。2023年2月には、一般住宅や店舗など小規模施設の電気工事を行なうための国家資格「第二種電気工事士」試験に合格。事前にいただいたアンケートには「YouTubeの収益化」と並び、「芸人として、バイトで得た知識や技術を活かせる仕事が欲しい! 」という、2つの現在の目標が挙げられていました。
そのうえで「バイクもですが、レザークラフトやDIY、スキーなどの趣味も仕事につながって欲しい」という一文も。さらに亘さんは「当日はどこまででも走ります」という力強いお言葉もくださいました。
そこで、神社ソムリエがご案内したい神社としてすぐに思い浮かんだのが、長野県上田市にある子檀嶺神社です。都内からは片道約200km。これまで何度もバイク好きの芸人仲間たちとツーリングに出かけている亘さんですが、全員の時間を合わせるのはなかなか難しく、長距離ツーリングに出かける機会がなかったとか。この日が初のロングツーリング&バイクでの神社参拝だったそうです。
雨がやんだ後は気温もグングン上がって、絶好のツーリング日和となったこともあり、「神社だけでなく道中の景色も最高でした! 」と言っていただけたことが、神社ソムリエとして光栄でした。
子壇嶺神社は
御刻印に参加する信州4社のひとつです!
神社参拝の新たな楽しみを、レザークラフト好きの亘さんへ
専用の革製のお守りに参拝の証として自分で各神社仏閣ごとの刻印が打てる 「御刻印」は、巡る順番や押し方によって自分だけのオリジナルデザインのお守りを完成させることができます。
亘さんを子檀嶺神社にご案内した理由のひとつは、御刻印の参加神社だからということもありました。以前、ファッションカルチャー誌で連載していた御縁からレザークラフトにハマったという亘さんへ、参拝の記念に御刻印用革製お守りをプレゼントさせていただくと、早速ブレスレットとして着用されていました!