東京の猛暑を避け山間部に向かう途中の高速道路で雨に打たれ、向かった先も路面のコンディションはフルウェット……。でもフル装備のVストロームくらいの方が落ち着いて走れるかも?

雨の『Vストローム250』はパニアがあった方が良いかもしれない

パニアケースに積んだレインコートを着る暇なくびしょ濡れにされてしまった高速道路。

東京の猛暑から避暑地へ脱出しようと山間部までやってきたけど、すでに寒いくらいです……。

でも、遥々ここまで来たからには絶景ツーリングロードくらい走ってから帰りたい!

高速道路を降りた時点では雨は降っているけれど、天気予報を確認すると山の上の方は曇っているみたい。

待っていても雨が止む気配のなさそうな空模様なので、そのまま高原へと続くワインディングへ!

画像1: 雨の『Vストローム250』はパニアがあった方が良いかもしれない

やってきたけど、やっぱりフルウェットだよなぁ。

仕方ないので今回はあまりスポーツライディングにこだわらずサクッと登ってしまいますか。パニアケースも積んでいるからあまりスポーティな走りは期待できないだろうし。

……なんて思っていたんだけど、ウェット路面なのに普通に楽しいんだが⁉

画像2: 雨の『Vストローム250』はパニアがあった方が良いかもしれない

路面がぬれていることも加味していつも以上に安全マージンをとって走っているのに、ちゃんとワインディングが楽しいと感じられます!

もともとピックアップがマイルドな出力特性のためスロットルワークに神経をとがらせる必要がなく、気軽にスロットルを開けられる上、パニアケースによるリア荷重増加でタイヤがしっかり地面を蹴りだしているのを感じられます。

画像3: 雨の『Vストローム250』はパニアがあった方が良いかもしれない

ややまったり車体が倒れこんでいく印象の高扁平フロントタイヤは、ハンドリングが安定するのでウェットのワインディングでも十分!

どっしりとした重量感は挙動の安定性にも繋がっているように思えて、安心感があります。

画像4: 雨の『Vストローム250』はパニアがあった方が良いかもしれない

リアが重いためか、コーナー脱出時にはイメージ以上にスロットルを開けてジャイロ効果を得ないとたまにイン側に寄りすぎる印象はありますが、スロットル操作で走るラインを変える感覚も、それはそれで楽しい!

上半身の起きた視点の高いライディングポジションは雨のワインディングでも視界良好で、バンクさせることへの恐怖感も薄く感じ、適度な緊張感と快適度で運転することができるのもポイントです!

そんな感じでなんだかんだ楽しく登っていたのだけど……

画像5: 雨の『Vストローム250』はパニアがあった方が良いかもしれない

これ、パニア降ろしたらもっと楽しいのでは?

ふとそう思い、試しにパニアを降ろしてみたのですが、これはちょっと良くなかったかも。

画像6: 雨の『Vストローム250』はパニアがあった方が良いかもしれない

だってめちゃくちゃ楽しいんだもん!

『Vストローム250』ってこんなにスポーティに走れるバイクだったのか⁉

重たいパニアケースを降ろすと加速が一気に軽やかになり、車体も軽快に切り返せるように!?

5000回転くらいからの力強い加速がしっかり楽しむことができ、ワインディングでエンジンの美味しい部分を使おうとした際はギア2速がピッタリ合います!

画像7: 雨の『Vストローム250』はパニアがあった方が良いかもしれない

ロングストローク設計のエンジンはスロットルを開けてからパワーが出るまで多少ラグがあり、ピュアスポーツのエンジンとは性格が違います。扱いやすい出力特性で、しっかりパワフルなダッシュを体感できるのがこのエンジンの魅力だと思います!

ウェットコンディションだったのでブレーキングやサスペンションのチェックはしっかりできなかったけれど、ギャップを踏んだ際の揺り返しの収束も良くなり車体は安定していたように感じました。

あぁ、ヤバい。コレどんどん楽しくなるやつだ!

画像8: 雨の『Vストローム250』はパニアがあった方が良いかもしれない

……うん、パニアケースは付けておこう!

これはきっと心の枷なんだ。

これが無いとどんどん調子に乗ってしまうし、ウェット路面ならパニアケースの重さがあるくらいの方が(気持ち的にも)落ち着いて走れそうです(笑)

(下に続きます)

そうしてワインディングを駆け上がり、夏なのに寒くて「避暑」とは言えないけど目的地へ到着!

確かに天気予報通り、曇ってはいたんですが……

To be continued……

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