夏×バイクといえば真夏の祭典「鈴鹿8耐」!

2024 FIM世界耐久選手権"コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会です。毎年楽しみにしているレースの1つですが、この夏も鈴鹿サーキットに行ってきました♪

今年、特に印象に残っているのが「TOP10トライアル」とスタート。去年と観る場所を変えたからかわかりませんが、あんなに拍手が毎回おきていたのは凄いなと感じたのです。
予選は2コーナーの外側にあるC席で観戦していたのですが、今年はこの2コーナー内側に大きなビジョンが置かれていたので見やすそうという理由と、そこからS字で上っていくので走りが見やすいかなと思ってこの場所にしました。

実際に見てみると実況の音も聞こえやすく、誰がどんなタイムで走っているかもわかりやすいし、なによりマシンから聴こえる音に感動したのです。S字の上りでアクセルを開けていくので、その開け方にも違いがあるのか、速いマシンから聴こえる音は身体に響きました。周りでも「え!やばくない?!」という声がちらほら。それだけマシンによっても見た目、音、空気、全部が違い、同じ場所なのに毎周違うことがわかりやすくホントに面白かったです。

またアタックラップもその前も後の1周もライダーが通ればみんなで拍手。応援しているライダーだけでなく、全選手にみんなが拍手を送っていてこんな雰囲気で予選を見た事がなかったのでその空気感にも感動しました!

画像: C席で観戦。

C席で観戦。

耐久レースなので1周の全力アタックが観られることも、1人ずつ走るのもこのTOP10トライアルならでは。みんなで1人1人の選手にPITから出てきた周は「頑張ってー」とエールを送りタイムアタックの時は「いけー!」とタイムアタックが終わって通過する時はライダーが手を振ってくれ、それに応えて拍手。みんながみんなそう話していた訳ではないけれどそんな雰囲気が、一体感がこの場所にはあって、サーキットは広いので全部の席で起きているわけではないと思うのですが、今年はそんな自然と生まれた一体感の中、一緒に選手にエールを送りながら観られたことが凄く楽しかったです。

きっと選手1人1人の走りや、これまでのPRなどが合わさってこの雰囲気になったのだと思いますが、トップ10トライアルをC席で観られてよかったと思いました。

画像: この位置です。

この位置です。

スタートはグランドスタンドで観ていたのですが、やっぱり一斉にスタートする瞬間はたまらないですね。ライダーの気迫、緊張感が伝わり客席と実況から聴こえるカウントダウン。そこからマシンに向かい走っていく姿。跨り走り去っていくときの音。何度観ても1番ドキドキワクワクする瞬間です。また、スタートしたあとも最初はバトルが多く、落ち着くまではドキドキハラハラするのですが、今年はトップが入れ替わってホームストレートに帰ってくるとそのチームを応援している人達から拍手喝采。

もちろんレースが思わず応援したくなるような展開だったからなのですが、こういう空気感で観られるのってやっぱり楽しいし、自分ももっと応援しようという気持ちになるなと思い、私もつられて「いけいけー」と叫んじゃいました。

画像: グランドスタンドから観ていました。

グランドスタンドから観ていました。

実はこの応援の熱さはレースの時だけじゃなく、今年はオートバイ女子部として土日の2日間鈴鹿サーキットさんのYouTube生配信に参加させて頂いたのですが、金曜日はフリーな時間ということで自由に観戦できるスケジュールでした。

朝のフリープラクティスは8時30分からということで、それまでには着くよう早起きして、愛車CB400SFで鈴鹿サーキットに向かうのですが、伊勢湾岸に乗ったあたりからバイクが増えていき、鈴鹿ICで降りたあと信号待ちで止まると隣の車から「私達も8耐行くよー」と凄くテンションの高いジェスチャーをくれた方がいたのです。1人で向かっていたのに、もうみんなと一緒にわくわくしている感覚がたまらなく、テンションが一気に上がりました。

今年は例年より暑く、熱中症に悩まされるチームも多かったのですが、選手やチームの熱量はもちろんお客さんの応援の熱量も熱かったと感じた8耐でした。

画像: めちゃくちゃ暑かった。

めちゃくちゃ暑かった。

レースが終わったあとに池上聖竜選手にたまたま会う事ができたのですが、凄くテンションが高かった事も印象的でした。
池上選手は2022年にMiniGP世界大会(世界統一ミニバイクレース)のレースで優勝し、世界3位になった16歳のライダー。今年はアジアタレントカップに参戦しているのですが、この8耐は観客席(シケイン)から観ていたと教えてくれました。

「ヤマハとかホンダの各メーカーのマシンの曲がり方とか、ライダーによる曲げ方が結構違うのでそこが1番勉強になり、面白かったです」といろんなメーカーが参戦し、ライダーの多い耐久レースだからこそ観られる違いを堪能していたようです。
「真似してみたい走りなどありましたか?」と質問すると「やっぱりザルコ選手。あと水野選手かな。シケインでしか観ていないのですが、のせるのが上手いなって。ライダーによって止めないで右左っていく人と、右でちょっと止めて立ち上がり重視でいく人がいて走り方が結構違うので、その部分でザルコ選手と水野選手の走りが凄かったなぁと思いました。」とさっきまで笑顔だったのに走りの話になると真顔で真剣に応えてくれる池上選手。

「いつか池上選手が鈴鹿8耐で走る姿みたいです」と話すと「やっぱり出てみたいですね。耐久レースよりはスプリントで戦いたい気持ちが今は強いですが、鈴鹿8耐は出たいです。去年は長島哲太選手がTeam HRCのリーダーで今年は高橋巧選手がリーダーになってみんなを引っ張ってまとめていて、僕もそういうチームを引っ張っていく立場で出て優勝したいと思いました。ただ僕は飽き性なので耐久はまだわからないですが」ともう8耐参戦だけではなくチームを引っ張る存在になり優勝するところまでしっかり目標がたっているのを聞くと、さすが世界を戦ったライダー池上選手だなと感じました。

画像: 池上選手といえばこの笑顔。

池上選手といえばこの笑顔。

今回実際に走ってはいないのですがTeam HRCの第4ライダーだった荒川晃大選手にもお会いでき、「めちゃくちゃ走りたい!けど、凄く勉強になっています。こうしてホンダのワークスチームに選んでもらえた事も光栄ですし、いろいろ走りもチームの動きも知れたので。今年はお客さんの前に出る事ができないので、ちょっと寂しい感じもありますが、その分いつでも走れるようには準備しているので。8耐では走れなかったのですが、全日本後半戦はいい走りが魅せられるよう頑張ります!」と裏で熱い話をしてくださいました。

こう言った話を聞くとレースに出ていたライダーの熱さはもちろんですが、走っていない若いライダーの心も熱くさせた8耐だったのではないかなと感じました。
2人の選手がいつか鈴鹿8耐で大活躍する姿を観られることが今から楽しみです。

画像: HRCシャツが似合っていた荒川選手。

HRCシャツが似合っていた荒川選手。

あと今年は来場者数が去年より増えていた!と話題でしたが、決勝日の朝に今年行われた"16-23 ゼロ円パス"を利用したお客さんにインタビューをさせて頂く機会がありました。ほとんどのグループの人が鈴鹿サーキットに来たことがある人が友達を誘ったと教えて下さいました。
その友達は初めてだったり、レースは見た事ないけどバイクのレース楽しそう♪という声も多くみんなワクワクしながらゲートをくぐっていっていました。
中には、お父さんが40年ぶり息子さんは初めてという親子で一緒にバイクで観戦に来ている方がいたり、学校の友達同士がばったり入口で会って「一緒にプールから行こうぜ」と話す姿もありました。こうして真夏の祭典として8耐の輪が広がっていくのは嬉しいなとも感じました。

温度的にはもう少し涼しくなって欲しい気持ちのあった鈴鹿8耐でしたが、現地で8耐の"熱さ"を感じられてよかったです。
めっちゃあつかったー!!!!

画像: 鈴鹿サーキットのモニュメントとパシャリ。

鈴鹿サーキットのモニュメントとパシャリ。

鈴鹿8耐のイベントブースからライブ配信! アーカイブでお楽しみください!

画像1: 鈴鹿8耐 イベント会場レポート! (7月20日) www.youtube.com

鈴鹿8耐 イベント会場レポート! (7月20日)

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画像1: 鈴鹿8耐 イベント会場レポート! (7月21日) www.youtube.com

鈴鹿8耐 イベント会場レポート! (7月21日)

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画像1: 鈴鹿8耐 イベント会場レポート! (7月21日)後半戦 www.youtube.com

鈴鹿8耐 イベント会場レポート! (7月21日)後半戦

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