日本全国を巡って旅の風景を撮影する写真家・関野温 氏。この連載では、撮影旅でのエピソードや動画をお届けしていきます。定番の絶景エリアはもちろん、ツウ好みの道やスポットをぜひお楽しみください。今回は、青森県の景勝地、十和田湖・奥入瀬渓流の旅へとご案内します。
以下、写真・動画・文:関野 温
▶▶▶click!動画はこちら、4K映像でこの旅の模様をご覧いただけます(撮影:関野 温)

皆さんこんにちは、フォトグラファーの関野です。

今回は青森県の奥入瀬(おいらせ)渓流や十和田八甲田周辺を紹介します。

十和田、八甲田は青森県の中南部というような場所で、国立公園に指定されています。南側には十和田湖もあり、美しい渓流で知られる奥入瀬渓流があります。

八甲田・十和田ゴールドライン

今回は青森市街からアクセスします。
国道103号を行くのですが、この道は「八甲田・十和田ゴールドライン」という名前が付いており、自然豊かな場所を通ります。

特に萱野高原という場所はザ・高原というような所で雄大な木々の中を走ります。

画像1: 八甲田・十和田ゴールドライン

この辺りは八甲田山が近いです。

やはりこの地域の特徴は森の深さが違うというか、東北らしいというか一般的な杉林ではなく、広大なブナ林に囲まれています。

画像2: 八甲田・十和田ゴールドライン

そのため、大自然を実感出来るんですよね。

画像3: 八甲田・十和田ゴールドライン

やっぱり違うんです、自然の深さが。

この辺りの道路は、森の中を通るため、ほとんど似たような感じの景色が続きます。

画像4: 八甲田・十和田ゴールドライン

冬は超が付くほどの豪雪地帯で、有名な雪中行軍の遭難事故が起きた場所でもあります。

現在は、冬季でも営業している温泉が多数あるため、道路が通行止めになりません。

その中で有名なのは、酸ヶ湯(すかゆ)温泉です。江戸時代から湯治場として栄え、160畳もの広さのヒバ千人風呂があります。温泉好きの方なら、一度は入ってみたい温泉ではないでしょうか。
実際入ったのですが(中はさすがに撮れないです)、木造の建物が雰囲気ありまくりで、風情たっぷりでした。東北の温泉は基本レベルが違います。

画像5: 八甲田・十和田ゴールドライン

▶▶▶click!4K動画で観る八甲田十和田ゴールドライン(撮影:関野 温)

十和田湖

さて次に十和田湖を目指します。

画像1: 十和田湖

一度西側に下り、国道102号で向かいます。

画像2: 十和田湖

十和田湖にやってきました。

画像3: 十和田湖

十和田湖は周囲の長さが約46kmあり、水深の最も深い所は327m。深さは全国3位の湖です。

山上のカルデラ湖で透明度も高いです。ちょうど行った時は曇りだったのですが、景色はまるで海のようで、どこかの湾にいるかのようでした。

画像4: 十和田湖

十和田湖の北側はひたすら森の中を走るルートで、ときどき湖面が見えます。

画像5: 十和田湖

ちなみに湖の西側や南側は比較的栄えていて、街やリゾート施設などもあります。

▶▶▶click!4K動画で観る十和田湖の道(撮影:関野 温)

奥入瀬渓流

続いて奥入瀬渓流に向かいます。

画像1: 奥入瀬渓流

奥入瀬渓流は十和田湖からの水が流れ込み、おおよそ14kmも美しい清流が続きます。特にバイク乗りに嬉しいのは、この渓流沿いに国道102号が通っているということでしょう。美しい渓流を走りながら楽しむことができます。

適当に道で止まっても、どこでも美しい渓流が楽しめるという感じです。

所々滝などがあり、また岩肌も絵になります。

画像2: 奥入瀬渓流

特に新緑や紅葉の季節が良いと思います。

渓流の規模というかスケールが大きく、雄大な渓流美が存分に楽しめます。

やっぱり青森まで来ると遠くに来た感が半端ないです。
自分の住んでいる地域とは違う物を見ると、価値観が変わり自然を目の前にすると、癒されますよね。

このエリアではそんな体験できると思います。

旅って本当に良いですよね。

写真・動画・文:関野 温

▶▶▶click!動画はこちら、4K映像でこの旅の模様をご覧いただけます(撮影:関野 温)

関野 温(せきの あつし)|プロフィール

バイク雑誌などで写真を撮る傍ら、ライフワークとして旅の風景写真を追いかけるフォトグラファー。ごく普通の軽自動車ホンダライフにモンキーバハを積み込んで、日本各地をさまよい続ける。モツと牛すじが大好き。

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