もてぎ2&4でちょっと寄り道です

この週末はモビリティリゾートもてぎで全日本ロードレース第5戦・もてぎ2&4が開催されました。2&4の名のとおり、バイクとクルマのレースが一緒に行なわれる一戦。バイクの方はJSB1000クラスのみが開催されました。
クルマのレースはホンダN-ONEオーナーズカップ、スーパーフォーミュラ、フォーミュラ・リージョナルという3レースの開催。つまり、バイクの時間帯は、一日のほぼわずか。当然、ぼくらバイクレースの取材陣は、フリーな時間がたっぷりあるってことで、中のひと、土曜日曜と現地泊をせずに、自宅から通ってたくらいです^^

ちなみに土曜のスケジュールは、JSB1000クラス公式予選が12:45からの40分間、日曜のスケジュールは朝のウォームアップ走行が08:30からの20分間決勝レースが12:40からの20周。当然、それ以外の時間帯も、ライダーやチームの取材をしたり、パドックを散歩したり、関係者のみんなにご挨拶したりお茶飲んだり、キャンギャルのおねーさんたちにちょっかい出し……いやいや、何でもないです。

画像: 2階入り口でお迎えしてくれるのがこれ 右からホンダ2ストの元祖ドリームD、青春のMB50、憧れのMBX125F

2階入り口でお迎えしてくれるのがこれ 右からホンダ2ストの元祖ドリームD、青春のMB50、憧れのMBX125F

レースの模様に関しては、コチラ<https://www.autoby.jp/_ct/17717556>にアップしたとおりですが、中の人は今回、もうひとつ楽しみがありました。それがホンダコレクションホール! ご存知、モビリティリゾートもてぎ敷地内に常設している展示館です。
コレクションホールは1998年3月にオープン、昨年の25周年を機にリニューアル、この24年3月にリオープンしていました。このコレクションホールに、4月のもてぎ大会のときに時間がなくて寄れていなかったんです。で、いつか行こういつか行こう、あぁ8耐明けのもてぎ2&4があるじゃん!と思ってたんですね。

コレクションホールは、期間ごとに企画展をやっていて、これはいわばスペシャル展示コーナーです。これが、リオープンの3月1日から6月30日まで「CBヒストリーPart1 スーパースポーツバイクの先駆者たち」展、7月6日から10月14日まで「レーサーレプリカ特集Part1 ワークスレーサーの血統NSR250R」展だったんです。そう、コレクレションホールがNSRだらけ、ってこと!

画像: 2階企画展を逆サイドから NS250Fと250Rの隣にRG250Γがいるのがコレクションホールらしい

2階企画展を逆サイドから NS250Fと250Rの隣にRG250Γがいるのがコレクションホールらしい

企画展はコレクションホールの2階/3階の渡り廊下に展示があって、まず階段を上がった2階でドリームD型とMB50、MBX125Fがお出迎え。レーサーレプリカの萌芽は、やっぱり2ストロークだ、って入り口ですね。ドリームDって!このチョイスよ!(笑) その手前にはホンダが2ストロークに本格参入したモトクロッサーRC250M、市販レーサーRS500R、ワークスレーサーNSR500/NS500もあります。
そのお向かいにはRZ250、MVX250F、RG250Γ、NSR250R/Fがあって、おぉ80年代だぁ、このへんから中のひとのド真ん中ですね。いま50歳すぎ、多感な高校生時代にレーサーレプリカの洗礼を食らった人、同じ気持ちでしょう、うん。それにしてもホンダコレクションホールにはヤマハもスズキもカワサキも協力してくれていて、ホンダだけじゃないバイクもきちんと並んでるのがイイですね。

画像: ほらコレ、NSRマミレでしょ 初期87年モデルの赤×白は別の場所にあったりしますよ、ふふふ

ほらコレ、NSRマミレでしょ 初期87年モデルの赤×白は別の場所にあったりしますよ、ふふふ

画像: NSR軍団がどーん! いちいちチクチク見てると日が暮れます

NSR軍団がどーん! いちいちチクチク見てると日が暮れます

奥の壁際にはNS-1にNS50F、NS125RにRG250Γ、NS400RにRZV500Rが並びます。ん?けっこうNSR成分、薄目なんだな、と思ったけれど、さにあらず。3階への階段を上がった渡り廊下に、本番ともいえるNSRマミレな風景が広がっていました!
3階の渡り廊下には、正面にNSRがズラリ! NSR250Rの白×青88年モデル、お隣にNSR500、88NSR250Rロスマンズに89NSR250Rシードカラー、89SP銀テラ、イタリアホンダ製NSR125Fに90ガルアーム、90SP乾クラがズラリ。初期型の赤×白カラー見たかったなぁ、って思ってたら、別の場所にちゃんと展示されてました。しかし、これだけでちょっと、もうおなかいっぱいなんですけど! さらにワークスレーサーのNSR250、90ガルアームのストリップにNSR125Fライデン、NSR500も、そのNSR500のエンジン単体も展示されていました。

画像: 企画展じゃない常設展示のところには時代ごとの名車がずらり 上の右のフレディ車3台とか並んでんの、レアですねぇ あ、赤×白の初期NSR250Rはコチラにあるのです

企画展じゃない常設展示のところには時代ごとの名車がずらり 上の右のフレディ車3台とか並んでんの、レアですねぇ あ、赤×白の初期NSR250Rはコチラにあるのです

うーん、もう少し時代順に並べたらいいのにとか、市販車→レーサー→次の年の市販車→次のレーサーって順にしたらいいのに、とかなんとかいろいろ思いはあるんですが、これだけいっぺんに歴代NSRが見られるのって、この先どんどん機会が少なくなっていくんですよ、いつ見るの?今でしょ、なんです。←うはぁ古い・笑。
ちなみに言っておきますけれど、市販モデルはNSR250R、って車名です。車名の最後に「R」がつかないNSR250はレーシングマシンの名前ですからね。豆知識豆知識^^

コレクションホールは、3階建て。渡り廊下をはさんで南棟と北棟があるんですが、時代ごとにホンダの歴史がわかるように製品が並んでいて、それはそれで興味深い。時代ごとの本田宗一郎さんの名言みたいのもパネルになっていて、ついつい読み込んじゃう。バイク乗りには、世界中のどんな美術館博物館よりも楽しいね、ココは。
さらにこの企画展には、9月5日から期間限定で展示モデルが増えるんだそうで、カワサキからKR250初期モデル、KR500清原明彦車、スズキからRG250Γ WWカラーのRGΓ水谷勝車、ヤマハからTZR250後方排気にYZR500エディ・ローソン車の提供を受けて、このへんも並ぶそうです。これ、日本グランプリに来場するファン向けのスペシャルでしょうね^^。

画像: スーパーカブのルーツともいえる、自転車用補助エンジンを組んだ自転車です 1947年頃の作品です

スーパーカブのルーツともいえる、自転車用補助エンジンを組んだ自転車です 1947年頃の作品です

画像: 右のRC213V-Sが2015年モデルだから、上の自転車用補助エンジン車がこの形に進化するまで、たったの70年弱だとは……

右のRC213V-Sが2015年モデルだから、上の自転車用補助エンジン車がこの形に進化するまで、たったの70年弱だとは……

ちなみにこのNSRマミレは10月14日までですから、MotoGP日本グランプリに間に合いますよ~! もちろん、レースなどのイベント開催日以外でもコレクションホールはオープンしていますからね。コレクションホールは入場無料、モビリティリゾートもてぎに入るのに、駐車料金(バイク500円/クルマ1000円/大型・中型・マイクロバス1500円)だけがかかります。モビリティリゾートもてぎに時々休業日があるので、Webサイトで確認してからね~!

写真・文責/中村浩史

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