今月は、猛暑の影響で乗る前のルーティーンが替わった…そんなお話です。
猛暑が続くので、着替え用Tシャツを持ち歩くようになりました!
今年の夏は、バイクに乗るにも休憩の回数を増やして水分補給をしたり、暑さ対策をしないと体への負担が増えるなと特に感じました。
みなさんの中にもなるべくメッシュ素材のものを使用したり、クールスーツを着るなど今年はいろいろ対策をしたという方は多いのではないでしょうか?
私は去年までは暑さに強いので「暑いけど走っていれば涼しいし、気にならない! 大丈夫!」と思っていたのですが、今年の暑さのせいで汗の量が増え、パンツがピタッとひっついて動きづらかったり、こまめに拭かないと汗疹ができてしまうなんて事も起きてしまい、Tシャツの替えは必ず持ち歩くようになりました。
今まではそこまで気にならなかったのですが、ウィンカーを出す時にグリップヒーターのボタンを一緒に触ってしまい、「なんでこんな暑いのについちゃうのー!」と思わず叫びたくなる瞬間も!!!いろいろ対策する事の増えた今年の夏ですが、1番変わったのは、休憩の回数。汗を沢山かくため、水分不足を感じる事も増えたり、身体を冷やしたいという気持ちからプチツーリングで3時間走る時でも休憩を1時間に1回はとるようにしたりと、念には念を入れてスケジュールを立てる時から、今までより休憩回数や休憩をする時間を長くとるようになったのです。
あと、出発前のルーティンも変わりました!
ジャケットを着てリュックを背負って、あとはバイクに乗るだけという状態を作ってから家や建物を出ていたのですが、今年はそんな事をした瞬間に汗だくに。
愛車を購入して8年経ちましたが、今までのルーティンを変えて、バイクのエンジンをかけバイクが走る準備を整えている間に私も準備をするようになったのです。
それでも暑く、「今日もとんでもない暑さだなぁ。汗とまらないかなぁ。」とちょっと後ろ向きな気持ちもありましたが、バイクに跨り右手でアクセルを回し、ドコドコドコドコって聞こえながら加速していくあの感覚。この最初の風の気持ちよさ、嬉しさでこれまでの準備の後ろ向きな気持ちも暑さも一瞬にしてなくなったのを感じ「やっぱり今日乗ってよかった♪」と思えたのです。
それからしばらく走ると信号や渋滞で止まる事も増え、また暑さとの戦い。この時間も「なんでこんな日に乗っちゃったんだろう」と正直感じる事もありましたが、高速道路に乗りアクセルを更に開けた瞬間、あの全身に浴びる空気はホントに気持ち良くて「これこれー♪」って、そんな爽快感がたまらないんですよね。
年々暑くなる夏にこれから大変になっていく事は間違いないのですが、あの感覚はバイクでしか味わえないので、やっぱり楽しいなぁと汗だくになりながらも思い、対策していこうと覚悟ができた2024年の夏でした。
ずっと乗り続けたいのに、「純正パーツが無いかも…!?」
覚悟といえば、もう1つ。
実は春に愛車CB400SFの危機が訪れたのです。CB400SF.SPEC3は私にとって1台目の愛車。「他に乗り換えるつもりはない!」といつも言っているのですが、2022年にCB400SFの生産終了が発表されました。きっと年々パーツが無くなっていくだろうと頭では理解していたのですが、こんなに早く、わずか2年足らずでその場面に直面するとは思ってもいなかったのです。
私の愛車はハンドルやシートはプロトさんや丸直さんで自分の乗りやすいようカスタムしています。でも、それ以外はアクセサリー系以外は純正パーツなのです。
春にバイク屋さんに点検をお願いすると「エンジンガードが今はいいのですが、劣化し始めていて、外れる可能性がある」と教えてくれました。私のバイクに着いているのは純正のもの。
「同じものをお願いします!」とお願いすると「ちょっとあるか確認しますね、もしかしたら、、、もう無いかもしれません。」と言われてしまったのです。
この時に初めて「今のバイクが好きだけど、これから先こうやってパーツが無くなって変えなきゃいけないものが増えていくのか」と急に現実味を感じました。
「確認してまた電話します。」と言われてから、2日間と短い日数でしたが、あるといいなぁと祈りつつも、ないかもしれないというこれから逃れられない事実を真剣に考えました。
2日後にバイク屋さんから「純正のものありました!」と連絡がきて、ホッとはしたものの、これからこうやって何かが劣化したり、トラブルが起きた時は純正パーツは選択肢から外れ、カスタムしていくことが増えるかもしれないんだなと。今まで考えた事がなかったのですが、この夏、愛車の生産終了を凄く実感し、考えさせられました。
ちなみにバイクを購入して初めての夏に、夏バテして1日に2回も立ちゴケした時に守ってくれたエンジンガードにはありがとうと別れをつげました。だいぶ傷が入っていたからか、新品のエンジンガードが着いたらバイクが輝いて見えて、同じ部品なのにこれだけ見た目が変わるのかと正直驚きました。愛車に負担をかけすぎないようにメンテナンスをしっかりして、いろんなパーツが変わったとしてもこの愛車とそんな姿も楽しみながら、いろんな思い出を作っていこうと思います。