ドイツの老舗スクリーンメーカー「MRA」。プロトが長年に渡って輸入販売を行なっており、日本でも浸透しているメーカーといえるだろう。汎用スクリーンも各種展開されているが、この記事では車種専用の製品について紹介しよう。
文：太田安治／写真：南孝幸／モデル：平嶋夏海
文：太田安治／写真：南孝幸／モデル：平嶋夏海
MRA「車種専用スクリーン」テスト＆レポート
MRA
車種専用スクリーン
税込価格：2万2000円〜2万4200円（S1000R用スクリーン スポーツ クリア）
販売元：プロト
ツーリングの疲労を軽減するエアロパーツ
空気を切り裂いて走る気持ち良さはオートバイならではだが、高速道路走行や長時間ライディングで走行風圧を受け続けると疲労が蓄積する。僕はスポーツツアラーのカワサキ ニンジャ1000からスポーツネイキッドのBMW S1000Rに乗り換えてツーリングに出かけ、開放感と快適性のバランスを改めて考えさせられた。
そこで装着したのがドイツのスクリーン専門ブランド、MRAの製品。このブランドの特徴は車種別専用設計品が豊富にラインアップされていること。車体デザインに合わせながら、整流効果も緻密に計算して作られている。
僕が装着した「スポーツ」は大きさから想像する以上に防風性能が高く、高速走行での疲労が減ってインカム通話もしやすくなった。
国内外の多くの車種用が揃っているから、風圧、雨、寒さの影響が気になる人はプロトのWEBをチェックして欲しい。
ネイキッドスタイルのBMW S1000Rに「スクリーンスポーツ・クリア」を装着した状態。写真は形状が分かりやすいように光を写し込んである。専用設計なのでハンドルを切った際に車体に干渉することもない。
スクリーンの高さと幅、取り付け角度にはMRAの豊富なノウハウによって決められている。取り付けステーの強度も充分で、走行風によるブレは一切出ない。
透明度が高く、歪みのない仕上がりはさすがMRA製といったところ。車検時に装着が必要になるエッジストリップ（スクリーンに挟み込む縁ゴム）も同梱されている。
文：太田安治／写真：南孝幸／モデル：平嶋夏海
