人気アイドルからオートレーサーへの転身と葛藤に迫る
日本で知らぬ人はいないアイドルグループ「SMAP」。そのメンバーであった森且行氏は1996年突如オートレーサーへ転身、2020年11月3日に24年目にしてついに悲願の日本選手権優勝を果たした。
しかし優勝後のわずか82日後、レース中の落車による大怪我を負う。手術とリハビリの中、森氏は何を思ったのか？ 大怪我を負ってなお走ることをやめない彼の原動力とは？
撮影は3年と長きに渡った。本人のみならず、彼を取り巻く人々を通して浮かび上がる強い絆と熱い思いが映像を通して伝わるだろう。
本作は2023年3月に開催された「TBSドキュメンタリー映画祭」で上映された『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』の内容をもとに、追加映像を交え再編集された全く新しい内容となる。
森氏および穂坂友紀監督のコメント
上映に先立ち森氏は以下のようにコメントした。
「僕は28年前、芸能界のステージではなく、オートレースの世界で生きていくと決めました。3年前の怪我で足に麻痺が残ってしまったけれど、このオーバルで挑戦したいことがまだまだあります。もう50歳ではなく、まだまだ50歳。僕が闘う理由（わけ）を、この映画を通して感じてもらえたらと思います」
作品の監督を務めた穂坂友紀氏は「森且行は二度と歩けなくなるかもしれないと宣告されたその足で歩き、復帰を絶望視されたその体で復活を成し遂げ、プロの第一線に返り咲いた。時に大きすぎる夢を公言し、達成するまで自分を追い込み続けるその生き方に惚れて、この3年カメラを回し続けました。いくつになっても挑戦を恐れない姿は、忘れかけていた大事なことを思い出させてくれるきっかけになると思っています」と語った。
『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』は2024年11月29日（金）から、新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国で公開予定。
上映日程・劇場
| 上映作品 | 「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」 |
| 上映劇場 | 新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー |
| 上映日程 | 2024年11月29日（金）〜 |
まとめ：八橋秀行
