9月7日(土)、アメリカのノースカロライナ州にあるzMAXドラッグウェイにて、AMAスーパークロス・プロモトクロス選手権のプレイオフとなるSMX(スーパーモトクロス)第1戦が開催されました。

画像1: photo credit : Feld Motor Sports, Inc.

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Team Honda HRCの下田丈は、AMAプロモトクロス選手権第9戦にて鎖骨を負傷したことにより戦線離脱していましたが、今回約1ヶ月ぶりにレース復帰を果たしました。

SMXはプレイオフということもあり、出場できる選手はスーパークロスとプロモトクロスシリーズの合算ポイントの上位のみ。スーパーモトクロスという名の通り、会場はスーパークロス同様スタジアムであるものの、コースはモトクロスとスーパークロスを組み合わせたようなレイアウトとなっています。

ヒートは各20分+1周、今回はスタートの方式が珍しく、全22台が11台ずつ二股に分かれ、2つ目のコーナーで合流するという形でレースが始まります。

moto1では右側イン寄りのグリッドを選択した下田。1度目のスタートではすぐに赤旗が提示され、2度目のスタートが実施されます。ここでは2番手で右側のファーストコーナーを回り、ジュリアン・ブーマー、ライダー・ディフランチェスコに次ぐ3番手で合流。すぐに2番手にポジションをあげると、自己ベストを更新しながら先頭のブーマーを追いかけます。

後方からは、下田と同じく怪我からの復帰となるRJハンプシャーが下田に迫ります。下田は1分44秒から45秒前半のラップタイムで走行しているのに対し、ハンプシャーは1分43秒から44秒のペースで下田との距離を詰めてくる展開。

レースが折り返しに差し掛かった頃、ハンプシャーの背後にヘイデン・ディーガンが追いつき、三つ巴の戦いに。既に下田を追い詰めていたハンプシャー、そして勢いづいているディーガンに次々にパスされ、下田は4番手に後退します。

画像2: photo credit : Feld Motor Sports, Inc.

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ハンプシャーとディーガンはそのまま2台で2番手争いを展開し、下田はそこにやや遅れてついていきます。ハンプシャーはディーガンとのバトルの中で転倒し後退。下田は再び3番手に戻り、ディーガン、ブーマーに次いで3位でゴールしました。

下田丈(Team Honda HRC)

「正直そこまで完璧に回復しているわけではないです。でも、怪我したのが左肩で最初は右コーナーだったので、ある程度安定した状態でスタートを決めることができました。このままの調子で行きたいです」

moto2でもmoto1と同じグリッドについた下田は、3番手で右側のコーナーを曲がり、5番手で全体に合流します。下田は一度7番手にまでポジションを落としますが、4周目には再度ポジションを上げて5番手につきます。

その後は単独走行に入り、1分45秒台から46秒台でコンスタントに走る下田ですが、計時終了後、47秒台にまでタイムを落とした4番手のブーマーが前に現れます。2台はラストラップでバトルを展開しますが、下田はあと僅かのところでブーマーを捉えきれず、5位でレースを終えました。総合順位では3-5で4位。全体ではmoto1、moto2ともにトップチェッカーとなったディーガンが優勝、2-4のブーマーが2位、5-2のリーヴァイ・キッチンが3位でした。

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450クラスでは怪我からの復帰レースとなるジェット・ローレンスが2-1で総合優勝。2位はホールショットからそのままmoto1を制してmoto2も2位でゴールしたイーライ・トマック、3位に4-3のチェイス・セクストンが入りました。

次週の第2戦ではポイントが2倍、そして最終戦ではポイントが3倍になるSMX。下田にもチャンピオンの可能性は十分に残っています。ここからの2戦に注目です!

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