まとめ:斎藤ハルコ/写真:井上 演
※神社境内での撮影は、特別な許可を得ています。
※この記事は、月刊『オートバイ』2024年10月号に掲載したものを一部編集して公開しています。
今回のゲストはオートバイ女子部の梅本まどかさん

今回のゲスト
梅本まどかさん
愛車:ホンダ「CB400スーパーフォア」
1992生まれ、愛知県出身。SKE48でのアイドル時代を経て、現在は名古屋観光文化交流特命大使として地元名古屋の魅力を発信しながら、モータースポーツ関連のメディアをはじめ、スポーツ、チアリーディングなど多方面で活躍している。月刊『オートバイ』には2016年に初登場。2020年より日本二輪車普及安全協会アンバサダーを務める。

愛車:ホンダ「CB400スーパーフォア」

梅本さんの叶えたい目標
其の1.やりたい仕事(イベント)を継続し、さらに増やすこと
其の2.生活を充実させたい!

神社ソムリエ
佐々木優太
今回のバイク:スズキ「KATANA」
参拝した神社は1万5000社以上、受けた御朱印は4400を超える。ラジオパーソナリティーやテレビMCとして活躍し、神社にまつわる執筆や講演もしています。愛車はハーレーダビッドソン・XL1200NS。
YouTubeチャンネル:「神社ソムリエのあやかりチャンネル」

愛車が車検中なので今回の相棒はスズキ「KATANA」。
登場までに時間がかかったのはちゃんと理由があるんです!
僕、佐々木優太が、全国の神社を参拝して得た知識や経験を活かした"神社ソムリエ"として、ゲストのお人柄や願い・目標に合う神社へご案内するこの連載。第42回目のゲストは、"オートバイ女子部"のメンバーとしておなじみの、梅本まどかさんが登場してくれました!
さまざまなバイクイベントのMCやゲストとして活躍し、日本二輪車普及安全協会のアンバサダーである梅ちゃんは、4輪好きでもあり、2018年からコ・ドライバー(ナビゲーター)として国内ラリーカテゴリーに参戦中。プライベートでも、CB400SF+トヨタ86を愛車とする6輪生活を送っています。
僕が梅ちゃんと初めて会ったのは、2021年にwebオートバイが行なった24時間生配信イベント。以降、何度も仕事でご一緒してきたのに、この『開運ツーリング』にはまだ登場してもらっていませんでした。
というのも、せっかく地元を愛し、現在も名古屋を拠点に活動する梅ちゃんに登場してもらうなら、ぜひとも東海地方の神社にご案内したい! と考えていたから。
スケジュールの関係で、実現までになかなか時間がかかってしまいましたが、やっと念願の梅ちゃんゲストが実現! 僕のとっておき神社にご案内すると共に、知ってるようで意外と知らなかった、梅ちゃんの素顔にせまる(?)トークもお楽しみください!
"梅ちゃん"の愛車をじっくり拝見
Honda CB400 SUPER FOUR

初の愛車のCB400SFは「手放せない」と語る梅ちゃん。カスタム箇所は多くないがハンドルは交換済み。

「黒のバイクを探していた」中で見つけたCBは、ゴールドのホイールとの組み合わせがお気に入り。

すべてがお気に入りと語る梅ちゃんですが、あえて一番を挙げると「のりやすいエンジン」だとか。
佐々木優太の今回の相棒
SUZUKI KATANA

手応えのあるエンジンが好みで、タンク形状と位置が僕の体格にピッタリでした。せっかくなのでロゴ部分をカメラでパシャリ。

デジタルメーターはどこか"ファミコンっぽさ"を感じました。

マットブルーとゴールドのホイールの組み合わせ、とても目立ちます。

梅ちゃんのツーリングの楽しみ
「道の駅」のスタンプを収集中♪
ここ数年、梅ちゃんがプライベートツーリングの楽しみとしているのが道の駅のスタンプ集めです。この日も自前の『中部「道の駅」スタンプブック』を持参し、訪ねた神社からほど近い「美濃にわか茶屋」のスタンプを押印。撮影に気を取られ、押す位置がズレたのは御愛嬌です(笑)。ちなみに『スタンプラリーブック』は全国の道の駅で購入できるそうですよ。

梅ちゃんのツーリングの楽しみ
「道の駅」のスタンプを収集中♪
ここ数年、梅ちゃんがプライベートツーリングの楽しみとしているのが道の駅のスタンプ集めです。この日も自前の『中部「道の駅」スタンプブック』を持参し、訪ねた神社からほど近い「美濃にわか茶屋」のスタンプを押印。撮影に気を取られ、押す位置がズレたのは御愛嬌です(笑)。ちなみに『スタンプラリーブック』は全国の道の駅で購入できるそうですよ。

梅ちゃんのツーリングの楽しみ
「道の駅」のスタンプを収集中♪
ここ数年、梅ちゃんがプライベートツーリングの楽しみとしているのが道の駅のスタンプ集めです。この日も自前の『中部「道の駅」スタンプブック』を持参し、訪ねた神社からほど近い「美濃にわか茶屋」のスタンプを押印。撮影に気を取られ、押す位置がズレたのは御愛嬌です(笑)。ちなみに『スタンプラリーブック』は全国の道の駅で購入できるそうですよ。
ツーリングの目的地は岐阜県の洲原神社

洲原神社
すはらじんじゃ
岐阜県美濃市須原468-1-1
TEL.0575-32-2363

洲原神社
すはらじんじゃ
岐阜県美濃市須原468-1-1
TEL.0575-32-2363

洲原神社
すはらじんじゃ
岐阜県美濃市須原468-1-1
TEL.0575-32-2363
神社ソムリエがイチ推しの奈良県時代創建の古社
奈良時代に僧・泰澄により創建されたと伝わる神社。古来、石川県と岐阜県にまたがる霊山・白山への登拝拠点である美濃馬場の前宮とされ、登拝前に禊をし、心身を清める場として崇められてきました。
御祭神はイザナギノミコトとイザナミノミコトの夫婦の神様と、オオナムチノコミト。社殿は長良川に面しており、鎮守の森はブッポウソウの繁殖地として国の天然記念物に指定されるなど、豊かな自然に囲まれています。


\ 梅本さんだから /
おすすめの3つの理由
1.肥沃な土が堆積した長良川に鎮座する“神岩”
→積み重ねた仕事が未来に繋がることに通じる
2.結びの神をお祀りする白山信仰と繋がる神社
→2人1組で行うラリーのチームワークにご利益
3.地下水脈が豊かな木の良い=気の良い神社
→参拝して心身の健康と生活の充実にあやかる
地下水脈=龍の伝説とわかった神社ソムリエとしても特別な神社
事前にもらったアンケートでは、お仕事と生活を充実させたいという目標と、現在頑張っていることとして、今年は国内3カテゴリーに出場しているラリーを挙げていた梅ちゃん。さらに「最近、体調を崩し気味なので、それを解消したい」というお悩みも書かれていました。
そんな梅ちゃんをご案内したのは、岐阜県美濃市の洲原神社です。じつはこちらの神社は、僕が「神社に多い"龍"の伝承は"水脈"を現している」と気づいた場所。
10年ほど前、初めて参拝に上がった時に、社殿に使われた木材の足元は水分を含んで白くなり、屋根に苔が茂っているのを見て、「境内の豊かな緑は、地下水脈が養っているんだ」とわかりました。

そして昔の人は、天に向かう緑を育む地下水脈を"目に見えないけれど存在するもの"の象徴として「龍」に例えたのだと。さらに水が豊富な場所は豊かな森を生み、人にとっても居心地の良い「木=気の良い場所」になります。心身が元気になる神社としても、洲原神社は梅ちゃんにピッタリと思ったのでした。
それにしても、お連れした理由を説明すれば「適当な理由じゃないんだ! 」と驚き、「すごく勉強になります! 」と拍手をした直後に「でも私、優太さんの顔見ると笑っちゃうんです」と大笑いが止まらなかった梅ちゃん。いったい僕を何者と思っていたのでしょうか……(笑)。

「拍手‼」と笑顔の梅ちゃん。
★参拝ではココに注目!
1.御神域の川に浮かぶ"神の岩"

洲原神社は社殿が川に面して建つ珍しい神社です。社殿から楼門越しに長良川を臨むと、美しい水色の川の中洲に「神岩」が鎮座しています。
台風による大洪水で流されてしまい現在は見ることができませんが、以前は神岩の頂上に水神様がお祀りされていました。
水を吸って白くなった社殿や苔むした参道からも、長良川につながる豊富な地下水脈があることが伺えます。


2.古くは修行の場だった御神山の「鶴形山」


今回は特別に、洲原神社の御神山・鶴形山を神職の方にご案内いただきました。登山道の入口は神社から国道156号と長良川鉄道を挟んだ場所にあります。
昔、冬季など白山に登れない時期に修験者たちが修行していたという鶴形山は岩場の多い山で、木々に包まれるようにそびえる岩門をはじめ、自然の力と御神域に漂うおごそかな空気に圧倒されました。

洲原神社の御朱印

彩りあざやかな友禅紙の御朱印があります
通常の御朱印に加えて、華やかな友禅紙を使った御朱印や、日本三大和紙のひとつ「美濃和紙」の産地らしく、1枚ずつ紙の色・柄が異なる手漉き染和紙の御朱印などを頒布しています。季節によって特別御朱印が登場することも。
また、洲原神社は子授かり安産の御神徳でも知られていることから、境内にある「子授霊石」の御朱印も頒布しています。