マーベリックもジョアンもきょとん^^
いよいよ今週末はMOTUL MotoGP日本グランプリ2024。ライダーやチーム、関係者たちは、つい数日前に終わったばかりのインドネシアGPからの連戦ということで、早い人は月曜には来日済み。きょう10/2水曜日ともなれば、ほぼ全員が出揃った感じとなりました。
MotoGPの公式スケジュールのひとつに、ウィークに入る前に、その国の名所を巡ったり、その国の文化に触れたり、というアクションがあります。日本グランプリでは新宿でステージイベントがあったり、茨城・七会小学校にライダーが遊びにいったり、なんてこともありましたもんね。
そして2024年の日本グランプリでは、MotoGPライダーたちが浅草・浅草寺に安全祈願のお参りに出かけることになりました。浅草寺の本堂に、フランチェスコ・バニャイアをはじめ、ファビオ・クアルタラロ、マーベリック・ビニャーレス、ブラッド・ビンダーらMotoGPライダーが勢ぞろい。日本人ライダーは全員参加してくれていて、MotoGPクラスから中上貴晶、Moto2から小椋藍に佐々木歩夢、Moto3から鈴木竜生、山中琉聖、古里太陽が並んでくれました。
本堂で安全祈願を受けている時には、さすがに日本人ライダーライダーたちは神妙な顔、対して外国人ライダーたちは、ご住職たちのひとつずつの動きに「ん?」「おぉ」「へぇぇ」ってリアクションしていて、でも基本的にナニガナンダカワカラナイ――な表情できょとーん。
本堂での安全祈願が終わってからは、各ライダーがステージイベント。MotoGPをG+(ジータス)で放映する日本テレビの伊藤アナウンサーをMCに、56design代表の中野真矢が司会進行。「こういう時には、あんまりサーキットに関係ない質問しましょうかね」なんてムードでトークショーが進んでいきました。
気づいたのは、ライダーたちもこのイベントを楽しんでいるみたいで、壇上に上がったジョアン・ミルとファビオ・クアルタラロがなんだかわちゃわちゃしてると思ったら、ライダー降壇です、のタイミングで客席に向かってだーっと(笑)。イベントを待ってくれてたファンのみんなと少しでも、って前列のファンにサインしたり写真撮ってもらったり。早く来てフェンスのところに陣取っていたファンのみなさん、ラッキーでしたねー♪
中でも中上は、本当に丁寧に時間をかけてじっくりとファンのみんなのところ回って、丁寧にサインして写メ撮ってもらってツーショット撮って、って動き回っていました。こういう時間、サーキットではなかなか取れないから、そのままスッと控室に帰りたくなかったんでしょうね。
「日本グランプリには何年も出場していて、みんなに期待してもらったような優勝とか表彰台とか、見てもらえなかったのが心残りと言えば心残りです。来シーズンからはレースライダーを離れてホンダの開発ライダーになりますが、今までよりももっとマシンに触れることになるし、今年が最後のレギュラーライダーとしての日本グランプリなので、精一杯の走りを見せたい」(中上貴晶)
日本人Moto2&Moto3ライダー集合のステージもあって、やっぱり現在Moto2世界ランキングのトップにいる小椋藍の人気がスゴかったです。そんなに社交的じゃない小椋なのに(藍ごめんね)楽しそうな表情がたくさん見られたのが印象的でした。
「いまランキングトップにいて、いい感じで乗れています。日本でもいい走りができたらな、と思ってます。日本に帰って来てからは、うーん、食べ物は楽しみにしてますね。日本食いちばん好きだし、バイクを離れれば釣りに行くこともあります。残りも少なくなってきているし、目標に向かって、チャンピオンが獲れるようにがんばります」(小椋藍)
「開幕戦あとに帰って来てから、久しぶりの日本です。今年からMoto2を走ることになって、シーズン序盤は腕上がりの症状があったりだったんですが、少しずつ少しずつ、前進していけたら、と思いいます。日本では初めてのMoto2クラスなので、まずは自己ベストの走りを見てほしいな、と思います。日本に帰って来てから? すぐすき家に行きました(笑)」(佐々木歩夢)
「今年はチームも変わって苦戦してきたんですが、ようやく光が見えたというか、少しずついい走りができているので、この流れをつかんで、いいレースがしたいです。いまはサンマリノに住んでいるので、日本は去年の日本グランプリぶりですね。レース後に1週間休みがあるので、そこでゆっくりしようかな。日本食は焼肉に行くかな、お寿司もね。ヨーロッパのお寿司も美味しいけど、巻物が多いからね、美味しい握りが食べたい」(鈴木竜生)
「僕はほとんどレースごとに日本に帰って来てます。帰ってきたらトレーニングに走り込んだり、僕も海釣りに行くことがありますね。こないだ50kgくらいのマグロをヒットしたんだけどバラしちゃった。レースは、日本に向けて調子を上げていこうと思ったらちょっと下がっちゃって、でも好きなもてぎのコース、表彰台に上がれるようにがんばります!」(山中琉聖)
「最近わりと乗れているんですが、なかなか結果につながらないレースが続いていて、まずは完走して、なるべくいい結果で終われるようにがんばります。ぼくは6月くらいに帰ってきて以来ですね。日本では毎日おなか一杯食べてます(笑)。日本でしか食べられないもの、美味しいから」(古里太陽)
いよいよ10/4金曜日からモビリティリゾートもてぎで日本グランプリが始まります。お天気の心配はまぁ大丈夫っぽいのでひと安心。
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中の人、あす10/3木曜からもてぎ入りします、いろいろ小ネタも拾っていきます、本誌Webオートバイもお楽しみに♪
写真・文責/中村浩史