多種多様なシューズ・ブーツをラインアップするアルパインスターズ。この記事では脱ぎ履きが楽で、使い勝手もいい「SP-2 シューズ」を紹介する。
文:太田安治/写真:赤松 孝、南 孝幸/モデル:平嶋夏海

アルパインスターズ「SP-2 シューズ」テスト&レポート

画像: alpinestars SP-2 SHOE 税込価格:4万3890円 サイズ:25.0cm〜29.5cm カラー:黒/黒×白×蛍光レッド 販売元:アルパインスターズジャパン

alpinestars
SP-2 SHOE 

税込価格:4万3890円
サイズ:25.0cm〜29.5cm
カラー:黒/黒×白×蛍光レッド
販売元:アルパインスターズジャパン

圧倒的な保護性能とフィット感を両立

ライディングシューズの利点は保護性能の高さ。スニーカータイプの靴は転倒時に路面に引っ掛かると簡単に脱げてしまうし、表地のナイロンは耐摩耗性も耐熱性も弱い。擦れや衝撃によるダメージに対しては、アッパー素材に革やマイクロファイバーを使用し、くるぶしの上までカバーするデザインのライディングシューズを履くことが最も簡単で効果的だ。

ただしスニーカーに比べて履き心地が硬く、歩きにくい製品もある。保護性能と履き心地のバランスは作り手側の価値観によるから、購入時は必ず試着し、可能なら歩き回ってみることをお勧めする。

アルパインスターズはもともと登山用ブーツメーカーとして創業しただけに、歩きやすさに対する拘りが強い。このSP-2シューズは頑丈なマイクロファイバー製のアッパー、足首のプロテクター、つま先とカカト部分に内蔵したTPUプロテクターなど、レーシングブーツに匹敵する保護性能にも関わらず、履くと不思議なほど快適。これはアッパーとソールの硬さを部位に応じて変えていることと、フィット性の高さによるもの。

SP-2はボアシステムを採用し、ダイヤルを回すだけでフィット性を微調整できる。スポーツライディング用に特化しているのではなく、スポーツライディングにも対応する作りが特徴。履き脱ぎがスムーズで徒歩移動もストレスなしだから、ツーリングユースにも適している。

各種レース用からストリート用までのフットウエアを取り揃えているアルパインスターズが、持てるノウハウを凝縮して作り上げた「履けば納得」の一足だ。

画像: ペダル操作時に足首の角度が変わってもステップペグに引っ掛からないよう、ヒールの前側は斜めに成形。足首後ろ側のエグリで歩きやすさも確保している。

ペダル操作時に足首の角度が変わってもステップペグに引っ掛からないよう、ヒールの前側は斜めに成形。足首後ろ側のエグリで歩きやすさも確保している。

画像: スムーズなステップワークを実現するため、ソールからヒールにかけては穏やかに傾斜したデザイン。このソール形状も歩きやすさに貢献している。

スムーズなステップワークを実現するため、ソールからヒールにかけては穏やかに傾斜したデザイン。このソール形状も歩きやすさに貢献している。


画像: BOAシステムのダイヤルは側面に配置。右側は右手、左側は左手で回すことになるが、パンツの裾に干渉しにくいというメリットがある。履き脱ぎ時はボアシステムのダイヤルを操作するだけ。シューレースやベルクロ、ファスナー類は一切なく、走行中にほどけたり、車体に干渉して傷付ける心配がない。

BOAシステムのダイヤルは側面に配置。右側は右手、左側は左手で回すことになるが、パンツの裾に干渉しにくいというメリットがある。履き脱ぎ時はボアシステムのダイヤルを操作するだけ。シューレースやベルクロ、ファスナー類は一切なく、走行中にほどけたり、車体に干渉して傷付ける心配がない。

画像1: アルパインスターズ「SP-2 シューズ」着用レビュー|スポーツ走行もツーリングもOK! 脱ぎ履きの楽さと歩きやすさも魅力

テスター太田安治の欲張りリクエスト

パッド/プロテクター類のフル装備による安全性と、ペダル操作性、歩きやすさを含めた履き心地に不満なし。トゥスライダーは樹脂製だが、減りを考えるとステンレス製でもいいかも。日本の夏の暑さに対応できるメッシュ仕様も欲しい。

文:太田安治/写真:赤松 孝、南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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