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実力は本物! 林道だって遠慮しない!
2018年型『モデルチェンジ前』のCRF250ラリーでのツーリング。極上のひとときを独占した後は、再び大弛峠の駐車場へ戻ります。
ぶっちゃけスゴいのが、ここにきて全然疲れていないこと。
まだまだ元気!
これはもうCRF250ラリーの快適さのおかげです。
余力があるので、帰りはちょっと寄り道。ツーリングマップルを見つつ「乙女高原」へ足を運んでみました。
ここは……歩いて散策するには良いかもしれませんが……あまり高原らしさはありません。もちろん乙女の姿もありません。
なので、ほぼ素通りした……
でも【前編】で走ったの舗装林道「川上牧丘林道」が楽しかったので、ちょっと林道散策してみることにしました。
しかし甘く見ていた……全線舗装の林道だと思って入っていった水ケ森林道から、支線の一ツ木水ケ森林道へと入った途端にコレかよ!?
路面は土ではなく簡易舗装なのですが……舗装部分はほぼ埋まっています。
ガチやん! これガチの林道やん!?
普通のライダーは「舗装路」とは絶対に言わないレベルです。
けっこうな傾斜もあり、簡易舗装はバキバキに割れて、舗装というより岩場にしか思えない箇所も多数。
でも、ガチなのは道だけじゃありませんでした。それ以上にCRF250ラリーがガチだったんです。
全然、普通に走れる!
デコボコも滑りそうな路面も何のその。逆にテンションが上がる!?
ところで今回のCRF250ラリーは、実を言うとローダウン仕様です。
なのでシート高が830mmに抑えられています。ソフトな前後サスペンションは跨ると沈みこむので足着き性がかなり良い。
ですが、これのおかげで何年かぶりの林道が怖くなかった。ヤバい、と思ったらすぐに足を出して止まることができます。この安心感はケタ違いでした!
ショート化されたリヤサスペンションですが、林道を粛々と進むペースなら何の不足もありません。底付きなんてしないし、しなやかに動いてくれます。
シートはそのまんまCRF250Lと同じオフロード仕様。大きな段差では念のためスタンディングで膝も使っていましたが、それすら必要ないほどでした。
そして、夢中で突き進んでいたら謎の支線に行き当たりました。そちらはダートです。
行くしかありませんよね!
※後で調べたら、この林道は「東山中部林道」でした。※当記事は2018年のリバイバルです
かなりフラットなダートです。
さっきまでの嘘くさいバキバキの舗装林道より、むしろダートのほうが走りやすいって(笑)
CRF250ラリーはオフロードを走るバイクとしては重いと言われたりもしますが、その重さのおかげでどっしり感もあります。
それに重いと言っても重量は160kgアンダー。リッタークラスの冒険バイクだと240kg以上も多いので、それに比べたら80kg以上も軽い。
はっきり言って余裕。林道、楽しい!
今日はとっておきの場所でコーヒーを飲むっていうプチ冒険だけのつもりでしたけど、結果的にわりと冒険してしてしまいました。
でも、こういうトライをしてみたくなるバイクなんです。
CRF250ラリーは、ライダーの冒険心をくすぐるポテンシャルを備えています。
そして林道を脱出。アスファルトに辿りついた時ってホッとします。力が抜けますね。
ただし、この時点では完全に自分の現在地をロストしていました(笑)
遠くに見える富士山を頼りに方角を見定め、帰途に着きます。
人の優しさに触れ、絶景に出会い、冒険にワクワクする。すばらしい1日。
ものすごい満足感があります。
のんびりの旅も、ガチでの冒険も受け止めてくれる懐の深さがCRF250ラリーの最大の魅力。
これからダートも含めた冒険の旅をはじめたいなら、中古で狙うCRF250ラリーは大いにアリだと思います。
このバイクは、ある意味リッタークラスの冒険バイクよりも、リアルなアドベンチャーへ挑める実力を秘めています。
まぁ、こういうバイクなので中古車を狙う際は、かなりの距離を走った個体とかガチで使い倒されている車両には気を付ける必要があるかもしませんが……でも逆に、ピカピカじゃないからこそ思い切ってダートに飛び込んでいけるかも?(笑)
ただひとつ言えるのは!
初期型も最新型も等しくCRF250ラリーは本物の冒険野郎を育てるバイクだっていうことです!