『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)ってどんな映画?
1993年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督による人気恐竜映画『ジュラシック・パーク』シリーズの通算6作目、『ジュラシック・ワールド』3部作の完結編に当たる。
監督は『ジュラシック・ワールド』シリーズを通してコリン・トレボロウが務め、制作総指揮は引き続き巨匠スティーヴン・スピルバーグ。主演は前作に引き続きクリス・プラットが務めた。
また、本作はサム・ニール氏やローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムなど、往年の主要キャストが集結することが発表され話題となった。シリーズを通して視聴しているファンには最高のサプライズだ!
初代『ジュラシック・パーク(1993年)』の公開から30年を経た今作は、映像・撮影技術の面で目まぐるしい進化を遂げている。
本作はCGはもちろんながら、VFX(CGで映像を作成し、そこに実写などの実在するものを組み合わせた技術)や、アニマトロニクス(生物を模したロボットを使って撮影する)技術が多用されているのが特徴だ。
アニマトロニクスの恐竜が実際に撮影現場にいることで、役者達も恐竜を前に演技しやすい状況を作ることができ、映像にリアリティと迫力が伝わってくる。
ぜひシリーズを通して視聴して、映像技術の進化を実感してほしい。特に第1作のTレックスは今見ても全く色褪せない迫力だ!
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)のあらすじ
前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のラストで恐竜達が全世界に放たれてから4年、世界は“支配者”である人間と、“旧支配者”である恐竜が混在していた。
主人公オーウェン(クリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は前作で出会った少女メイジー(イザベラ・サーモン)を引き取って山小屋でひっそりと暮らしていた。
そこへ、かつてオーウェンが飼い慣らしていたラプトルのブルーが子どもを連れて姿を現す。しかし、何者かによってブルーの子どもがさらわれてしまう。
オーウェンは、ブルーに子どもを連れ戻すことを約束し、クレアとともにさらわれた子どものラプトルを救出しに向かう。
イスラ・ヌブラル島を飛び出した一行が道中で出会ったのは、かつて“ジュラシック・パーク”で起きた未曾有の惨劇から生還した3人の博士だった……。
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)に登場したバイクは?
劇中でオーウェン演じるクリス・プラットが乗ったバイクは、モンテッサ「4RIDE」だ。
モンテッサはスペインに拠点を置くホンダ傘下のオートバイブランドで、トライアル車をメインに製造している。「4RIDE」は競技用のトライアルマシンをベースに市販向けに製造したトレールモデル
大きな特徴は排気量260ccながら乾燥重量82kgという驚異的な軽さ!車重の軽さと悪路の走行に重点を置いたつくりで、路面を選ばない走りを可能にしたオールラウンドな1台だ。
モンテッサ「4RIDE」について詳しく知りたい人はぜひ下記の記事もチェックしてほしい!
ブルーの子どもを探す道中、イタリア・マルタ島で恐竜の闇市場に潜入したオーウェン一行。闇市場のボスを突き止めるも、檻から放たれたアトロキラプトルに襲われるオーウェン。
市場に置いてあった4RIDEにまたがり、マルタ島の市街地でアトロキラプトルと激しいチェイスを繰り広げる。バイクでマルタ島の狭い路地裏や階段、広場を駆け抜けるシーンは、バイク乗りならワクワクすること間違いなし!
クリス・プラットが4RIDEを手足のように駆るさまも本作の見どころだ。一度でいいからこんなふうに市街地を爆走してみたい……!
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)のまとめ
シリーズ最新作にして完結(続編・スピンオフ期待してます……!!!)となった本作。今や恐竜映画といえば一番に挙がるほどの名作シリーズだ。往年のシリーズファンも、観た事ないけど気になっているバイク乗りの皆さんも、ぜひチェックしてみてほしい!
映画やドラマ、本や雑誌もサブスクの時代。しかし、実物を手元に置いておく所有感もまた一興だ。DVDやブルーレイはAmazonなどネット通販サイトでも購入できるほか、シリーズ全6作品をまとめて楽しめるコンプリートボックスも発売されている。
コンプリートボックスは、大事に取っておけばいつかプレミアになるかも!? 販売されているうちにゲットしておくのが(個人的には)おすすめだ!
まとめ:八橋秀行