気温が下がるにつれ、ツーリングへの熱も冷めがち。寒いから乗るのやーめた! なんてことになる前に、まず揃えるべきは防寒グッズです! ということで、オートバイ女子部・Rurikoさんに、冬用の防寒グッズとライディングウエアの選び方について聞いてみました。
談:Ruriko/写真:webオートバイ編集部/まとめ:大冨 涼
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オートバイ女子部 Ruriko

スズキ・ハヤブサやトライアンフ・デイトナ675を乗り回し、バイク旅系YouTuberとして活躍する一方、webオートバイの生配信の裏方や動画制作などを担当。

もし宝くじが当たったら、バイクと車5台くらい置けるガレージ付きのマイホームを買うそうです!(ステキ)

バイクでも寒くない、おすすめのあったかウエア・アイテムを教えて!

冬はあんまりロングツーリングに行かないよ! というRurikoさん。そうはいっても、RurikoさんのYouTubeを見ると、冬だってばりばりツーリングを楽しんでいるではありませんか‼

私、編集部・大冨も、春夏秋冬関係なく、快適にバイク通勤したい! なんなら冬場もツーリングに出かけて、温泉に浸かりたい! と思い、さっそくRurikoさんに連絡。真冬にツーリングに出かけるときのコーディネートで編集部に来てもらいました。

え⁉ Rurikoさん、そんなに着るんですか!!

画像: アウターの下にダウン、ダウンの下に電熱、電熱の下にようやくトップス!!

アウターの下にダウン、ダウンの下に電熱、電熱の下にようやくトップス!!

以下では、実際にRurikoさんが着ている冬用のライディングウエアと防寒グッズをまるっとご紹介。これらを揃えて置けば、真冬の極寒地帯でも快適にツーリングを楽しめるかも!

Ruriko愛用の冬用ライディングウエア・装備を紹介

1.ネックウォーマー

画像: 1.ネックウォーマー

バイクに乗るとき意外と忘れがちなのが「ネックウォーマー」。写真はダイネーゼのものですが、いつもはクシタニのネックウォーマーを使っているそうです(※家中探してもクシタニのネックウォーマーが見つからなかったんだそう)。

バイクに乗る時用のネックウォーマーは、なるべく風を通しにくい素材で、顔周りにフィットさせられるものを選ぶのがポイント。ゆとりがありすぎると走行風が入ってきてしまいますし、一般向けアパレルの製品だと風を通す場合が多いので、バイク用品店やライダー向けアパレルで購入するのがおすすめです。

※マフラーの方が好み! という方もいるかもしれませんが、走行中に飛んでいく可能性があるのでバイクに乗る時はおすすめできません。


2.ジャケット・重ね着

・アウタージャケット

Rurikoさんがアウターとして着用しているのは、クシタニの「ウインターキマイラジャケット」。

スポーティなスタイルの冬用ジャケットで、表の生地は簡易的な防水機能を備えています。高速走行時に気になる服のバタつきを抑えるタブも搭載されており、長距離のツーリングでも疲れにくいのがポイントです。

袖や裾にはリフレクターパイピングが施されているので夜間の走行でも安心。プロテクターの装着も可能で、安全面も十分に考慮されたつくりとなっています。

カラーは愛車のハヤブサとデイトナにあわせてブルーを選んだとのこと。冬用ジャケットを選ぶときのポイントは、「中にたくさん着込むことを考えて、少しゆとりのあるサイズを選ぶこと!」だそうです。

画像: 袖のテープをしっかり留めてバタつきを防止。

袖のテープをしっかり留めてバタつきを防止。

画像: ウエスト部に脇幅調節用のボタンが付いているので、ここを留めて着ぶくれを軽減します。

ウエスト部に脇幅調節用のボタンが付いているので、ここを留めて着ぶくれを軽減します。

・インナージャケット

アウターの中にはクシタニの「フォーワードアドジャケットインナー」を着用するそうです。

インナージャケットは基本的にアウターの中に着込むもので、暖かさは抜群とのこと。今回は極寒地帯に行くことを想定してコーディネートを組んでもらったため、このインナージャケットの下に電熱ジャケット(下で紹介します)を着用されていましたが、よほど寒い場所に行くのでなければインナージャケットだけでも十分だそうです。

分厚すぎず、アウターも難なく重ねられるので冬場のライディングでは重宝しているそうですよ。

画像: 首までしっかりカバーしてくれるのが嬉しいポイント。首元のファスナーの位置がセンターより少し右側にずれているので、重ね着してもファスナーの位置が重ならないつくりとなっています。

首までしっかりカバーしてくれるのが嬉しいポイント。首元のファスナーの位置がセンターより少し右側にずれているので、重ね着してもファスナーの位置が重ならないつくりとなっています。

画像: 襟元と袖にはフラップが付いており、同社製のアウターとドッキングして使えるそうです(Rurikoさんはあまりくっつけないみたい)。

襟元と袖にはフラップが付いており、同社製のアウターとドッキングして使えるそうです(Rurikoさんはあまりくっつけないみたい)。

・電熱インナージャケット

最後、トップスの上に着ているのが電熱ウエア、ヒートマスターの「12Vヒートインナージャケット アーバンタイプ 7AMP LIDEF」です。

電熱ウエアとは、電源ユニットから供給された電気により発熱するウエアのことで、Rurikoさん曰く「一度着てしまったら、もうこれなしの冬には戻れない」のだとか。

Rurikoさん愛用の「ヒートマスター」ブランドでは、写真のインナージャケットのほかにも、グローブやパンツなど、様々な電熱ウエアがラインナップされているそう。どれも電熱線ではなくカーボンファイバーヒーターパネルが内蔵されているので、捻じれに強く、ボタンを押してから約10秒と速攻で発熱し始めるんだとか。

バイクのバッテリーが電源となっており、専用ハーネスを事前に取り付けておけば準備は完了。ウエアに搭載されているケーブルと繋げばバイクのキーをONにした瞬間から発熱します。

画像: 裾についたケーブルを専用ハーネスと接続して使います。また、袖口にもケーブルが内蔵されており、これを出しておけば同社製のグローブとあわせて使うことができます。

裾についたケーブルを専用ハーネスと接続して使います。また、袖口にもケーブルが内蔵されており、これを出しておけば同社製のグローブとあわせて使うことができます。

画像: 裾のスイッチで3段階の温度調節が可能です。アウターを着てもスイッチ部分が隠れない設計になっているのが使いやすさのポイントです。

裾のスイッチで3段階の温度調節が可能です。アウターを着てもスイッチ部分が隠れない設計になっているのが使いやすさのポイントです。

\ココがポイント/ 
トップスはタートルネックを選ぼう!

画像: “冬眠”なんて、するもんか! 超寒がりRurikoの冬用ライディングウエアと電熱アイテムを紹介【Rurikoの長旅ガイド】

Ruriko お洋服の襟元が広いとそこから冷気が入りますし、首元を温めておいた方が体温が保たれるので、冬にツーリングに出かけるときは襟が高くて首元の詰まったトップスを選ぶのがおすすめです。

宿泊する場合の着替えも、トップスはすべてタートルネックを持っていくようにしていますよ!


3.電熱グローブ

画像: Heat Master 12Vヒートカーボン調スポーツグローブ LIDEF(税込3万7180円) amzn.to

Heat Master 12Vヒートカーボン調スポーツグローブ LIDEF(税込3万7180円)

amzn.to

冬場のツーリングなら絶対に持って行きたいのがこの電熱グローブ。Rurikoさんが着用しているのは、先に紹介した「ヒートマスター」シリーズの「12Vヒートカーボン調スポーツグローブ LIDEF」です。

真冬の山道や高速道路を走る機会も多いRurikoさんは、ハヤブサのグリップヒーターと電熱グローブをフル活用して旅をするそうですよ。

また、先に紹介した同ブランドの電熱インナージャケットには、袖口に接続ケーブルが搭載されています。電熱グローブと併用できるつくりになっているので、真冬にバイクで出かけることが多かったり、費用面に余裕があるのであれば、あわせて揃えても良いかもしれません。

画像: 「ヒートマスター」シリーズは、ボタンで簡単に温度調節が可能です。電源を入れると、緑・黄・赤の3段階で弱・中・強を示し、一目見てわかりやすいのもポイントです。

「ヒートマスター」シリーズは、ボタンで簡単に温度調節が可能です。電源を入れると、緑・黄・赤の3段階で弱・中・強を示し、一目見てわかりやすいのもポイントです。

画像: ジャケットの上にグローブが被さる形で装着するのがベスト! 風の侵入を防いでくれます。

ジャケットの上にグローブが被さる形で装着するのがベスト! 風の侵入を防いでくれます。

Q.普通の冬用グローブは使わないの?

画像: 数年前に2りんかんで購入した冬用グローブ

数年前に2りんかんで購入した冬用グローブ

Ruriko もちろん、予備として持っていくのは内側がふわふわしている写真の冬用グローブです。でも、本当に真冬を想定してツーリングをするなら、このグローブではやっぱり頼りないので、ほぼ100%電熱グローブを使っています。でないと高速道路を長時間走ったりできないんですよ。

以前、グローブの話をしたとき、「絶対に濡らしたくないグローブを濡らさないための予備」みたいな扱いでこのグローブを紹介したと思うんですが、冬のツーリングでは、そもそも雨が降るような場合を絶対に避けて走ります。ですから、電熱グローブがあればほぼこのグローブの出番はなし! です。でも、万一を考えて持っているって感じですかね(笑)。


4.ライディングパンツ

普段からRurikoさんが愛用しているウエアブランドのマックスフリッツ。冬に宿泊ありきのツーリングに出かける時は、泊数に寄りますがこの2セットを持っていくそうです。

Ruriko 夏用のパンツもマックスフリッツの製品を愛用していますが、冬用のパンツは本当にすごいんです。私の経験上、一番暖かい!

表地の下に透湿防水フィルム、その下に中綿と裏地がある4層構造になっていて、これがとんでもなく暖かい……! 多分このパンツを履いて暖房の効いた電車内や室内に入ったら、汗をかいちゃうんじゃないかな(笑)。

オーバーパンツが無くても、これを履いておけば何とか乗り切れるくらい冬用のライディングパンツとしておすすめなので、寒さに悩んでいる人にはぜひおすすめしたいです!

画像: マックスフリッツの冬用パンツは、内側のキルティング生地の裾側がすぼまっており、風を通しにくいしくみとなっています。

マックスフリッツの冬用パンツは、内側のキルティング生地の裾側がすぼまっており、風を通しにくいしくみとなっています。

画像: パンツはブーツの上に裾を被せて履くのがおすすめ。隙間風が入らず暖かく履くことができます!

パンツはブーツの上に裾を被せて履くのがおすすめ。隙間風が入らず暖かく履くことができます!

\ちょこっと筆問/
Q.電熱パンツは履かないの??

Ruriko 実は過去に電熱パンツを履いていたこともあったんです。でも、ちょっと使い方が悪かったのか、太ももが低温火傷みたいになってしまったんですよね。それが理由で電熱パンツは履かなくなりました。

画像: 電熱線の後が太ももにくっきりついてしまったんだとか。

電熱線の後が太ももにくっきりついてしまったんだとか。

Ruriko あと、繰り返しになってしまうんですが、マックスフリッツの冬用ライディングパンツは本当にそれ一枚で暖かいので、電熱パンツを重ねる必要がないんですよね(笑)。

ウエア一式を電熱アイテムで揃えるよりかは、まずはグローブ、余裕があるならインナージャケットを購入するのが良いかと思います。安価なものを購入するとすぐ壊れたり、熱すぎて着れない! ってことも考えられなくはないので。

画像: 【電熱マニア】超寒がりによる、電熱グッズ紹介〜バッテリーの多さは精神の安定〜電熱ウェア・グローブ・インナー・グリップヒーター【Amazon】- YouTube www.youtube.com

【電熱マニア】超寒がりによる、電熱グッズ紹介〜バッテリーの多さは精神の安定〜電熱ウェア・グローブ・インナー・グリップヒーター【Amazon】- YouTube

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談:Ruriko/写真:webオートバイ編集部/まとめ:大冨 涼

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