2024年末に左ハンドルスイッチをコンパクトにしたので、今回は右側。エヴァテックのハンターカブ専用ハイスロットルキットを使って、スロットルホルダーとスイッチボックスを別々にしていくよ。

ハイスロットルキットでスロットル周りをスッキリさせるよ

ハンターカブのスイッチ周りをすっきりさせたく、2024年末に左スイッチをデイトナの集合スイッチにしたんですよ。

今回は右ハンドルスイッチ。でっかいスイッチボックスをスッキリさせることで効果は絶大なはず。
ただ、左側と違ってちょっと面倒なのよね。右側はスイッチの数が少ないもののスロットルホルダーも兼ねてるのでボリュームがあるんですよ。

なので、スイッチボックスとスロットルホルダーを別体にすることで、レーシーだし見た目も良くなるはず。で、選んだのがこれ。エヴァテックのCT125(JA55)用ハイスロットルキット。
スロットルワイヤーも付属してて完璧。

EVATEK エヴァテック ハイスロットルキット キルスイッチ機能なし CT125ハンターカブ HONDA ホンダ ハイスロットルキット・スロットルキット

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ちょうどスロットルワイヤーがカクッとしてたのでどっちにしろ交換したかったのよね。

画像: ハイスロットルキットでスロットル周りをスッキリさせるよ

ちなみに、JA65用は別なので注意してね。

EVATEK エヴァテック ハイスロットルキット キルスイッチ機能あり CT125ハンターカブ HONDA ホンダ ハイスロットルキット・スロットルキット

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エヴァテックのハイスロキットは車種専用なので、加工も必要なく取り付けるだけ。ありがたい。

ハイスロキット取り付け

取り付けについては公式動画あるのでこれを参考にやってみるよ。

画像: 【ストレス解消!】EVATEK"ハイスロットルキット”取付解説 #ct125 #ハンターカブ #ja55 www.youtube.com

【ストレス解消!】EVATEK"ハイスロットルキット”取付解説 #ct125 #ハンターカブ #ja55

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外装の取り外し

ハイスロを取り付ける前に外装を外さないといけないのよ。
このキットはスロットルワイヤーを交換するので、スロットルワイヤーの脱着するために結構大胆に外装を外す必要があるのね。さらに右の外装を外すためにはマフラーも取らないといけない。

最終的に、スロットルボディと、メインチューブの右側にアクセスできるようにしたいんだけど、結構めんどい。

バッテリーリッドを外そう

ハンターカブカスタムは大体ここから始まるね。ボルトは5mmの六角棒レンチ。

画像1: バッテリーリッドを外そう

後のスナップリベットはシールピックツールがあると外しやすいよ。
外装を外す時には何かと便利なのよね、これ。

画像2: バッテリーリッドを外そう

エアクリーナーガーニッシュを外そう

バッテリーリッドを外したら、エアクリーナーボックスをカバーしてるエアクリーナーガーニッシュ。ここも六角棒レンチの5mmとシールピックツールで行けるよ。

画像1: エアクリーナーガーニッシュを外そう
画像2: エアクリーナーガーニッシュを外そう

メインパイプサイドカバーLを外そう

六角棒レンチの5mmとシールピックツールに合わせて、ここでは10mmのソケットも必要だよ。

画像1: メインパイプサイドカバーLを外そう

この、エアクリーナーガーニッシュに隠れてた部分は10mmのソケットを使うのだ。
基本的に、普段外に見えてるボルトはキャップボルトで、隠れてる部分は普通のボルトになってるのよね。

画像2: メインパイプサイドカバーLを外そう

3カ所のボルトと3カ所のスナップリベットを外したら、外せるようなるんだけど右のパイプカバーとかみ合ってるので、シールピックツールなどで優しく外そう。

画像3: メインパイプサイドカバーLを外そう

ここまで外せば、スロットルボディのスロットルワイヤー取り付け部が見えてくるよ。
スロットルワイヤーのタイコ部分はこの裏側。作業が厳しそうで不安になるね。

画像4: メインパイプサイドカバーLを外そう

アンダーカバーを外そう

次は右側のメインパイプカバーを外したいんだけど、そのためにはマフラーを外さないといけない。で、マフラーを外す作業を楽にするためにアンダーカバーを外すよ。
六角棒レンチの5mmでボルトを4本外すだけ。

画像: アンダーカバーを外そう

マフラーを外そう

エキパイのフランジナットを外して、エキパイ上下のボルトを緩めたり外せばマフラーを取ることができるよ。

画像1: マフラーを外そう

マフラーを外したら、ゴミが入らないようテープを貼っておこう。

画像2: マフラーを外そう

ボディカバーリッドを外そう

マフラーを外したら、右側の外装が外せるようになるよ。

画像1: ボディカバーリッドを外そう

まずは右のサイドカバーみたいな部分(ボディカバーリッド)から。

画像2: ボディカバーリッドを外そう

ここは後側のプラスネジで締結されてるので、まずは外しておこう。プラスの#2ね。スタッビドライバーのがやりやすいかも。

画像3: ボディカバーリッドを外そう

あとは爪だけなので、シールピックツールを活用しつつ慎重に。めちゃめちゃ爪を折りやすいので気を付けてね。

画像4: ボディカバーリッドを外そう

メインパイプサイドカバーRを外そう

メインパイプカバーも、後側にプラスネジが隠れてるので注意してね。

画像1: メインパイプサイドカバーRを外そう

ボディカバーリッドを外したところにあるボルトは10mmのソケットで。
その他は5mmの六角棒レンチで外せるよ。

画像2: メインパイプサイドカバーRを外そう

ちなみに、キャップボルトだけど一番後ろだけ段付きボルトなので注意してね。

画像3: メインパイプサイドカバーRを外そう

メインパイプサイドカバーを外したら、メインパイプロアカバー(パイプカバー下側の黒い板)がぶらんぶらんになってるはずなので、外しておこう。

ヘッドライトブラケットRを外そう

キルスイッチ&セルスターターのスイッチボックスを交換するので、右のヘッドライトブラケットも外しておくよ。
そうしないとカプラーの脱着が大変だからね。

ロック棒レンチの5mmでボルト3カ所外すだけ。

画像: ヘッドライトブラケットRを外そう

これで外装外しは完了

一通り外すとこんな感じ。
押し込みまくった各種配線が露出してしまった。お恥ずかしい。

画像1: これで外装外しは完了
画像2: これで外装外しは完了

これでスロットルボディにも少しはアクセスしやすくなった感じ。しかしタイコの取り付け部分がちょうど作業しずらい場所にあるのよね。

画像3: これで外装外しは完了

スロットルワイヤーの取付ナットにはアクセスできるけど、タイコが付いてる巻き上げ部分は反対側。しかも黒い樹脂カバーがついてるので、このままではタイコの脱着が難しそう。

画像4: これで外装外しは完了

ボルト1つで取れるので、あらかじめ黒い樹脂のカバーを外しておくよ。

8mmのディープソケット+150mmエクステンションでギリギリ届いた。もっと長いエクステンションだと楽だったかも。

画像5: これで外装外しは完了

ここのホースがえらく邪魔なので、クリップを緩めて外しておくと作業が楽だった。

画像6: これで外装外しは完了

スロットルホルダー&スロットル取り外し

さて。準備もおわったのでいよいよハイスロの取付。
最初にスロットルから外していくんだけど、純正のバーエンドが難敵なのよ。
人力では相当きついけど、インパクトドライバーがあれば一撃でいけるよ、たぶん。

バーエンドを外したら、スロットルホルダー。
プラスネジ2本を外せばスロットルホルダーを開くことができるよ。

画像1: スロットルホルダー&スロットル取り外し

そしたらスロットルパイプとスロットルホルダーをハンドルから外そう。
ハンドルからスロットルパイプを抜く時は、ハンドルを右一杯に切っておくと楽だった。

そしたらスイッチのカプラー。もちろん先に外しておいてもOK。
カプラーはステーに固定されてるので、ペンチで指してるあたりを押してステーから外しておこう。
そしたらあとはカプラーの爪を押して外すだけ。

画像2: スロットルホルダー&スロットル取り外し

あと、ブレーキスイッチの端子も外しておこう。意外と固いので丁寧にね。

画像3: スロットルホルダー&スロットル取り外し

このままスロットルワイヤーを引っこ抜く作業にいっても良いんだけど、純正スロットルホルダーからスロットルワイヤーを外しておきたい場合は14mmのスパナでね。

画像4: スロットルホルダー&スロットル取り外し

スロットルワイヤーは片側は別体のナットで締結されてるので、ナットを緩めたら抜くことができるよ。反対側はスロットルワイヤーの曲がり部分に直接ネジが切ってあるので、スロットルワイヤーもしくはスロットルホルダーをぐるんぐるんまわして外そう。

画像5: スロットルホルダー&スロットル取り外し

純正とエヴァテックの比較。
純正はスロットルホルダーも兼ねてるのでその分大きいのね。

画像6: スロットルホルダー&スロットル取り外し

純正スロットルワイヤーの取り外し

純正のスロットルワイヤーは、スロットルボディ側のタイコを外して引き抜いていくよ。

車体の左側からスロットルボディを見ると、スロットルワイヤーの取付ナットにアクセスできるので、10mmのスパナで緩めて外そう。

画像1: 純正スロットルワイヤーの取り外し

こっち側も。

画像2: 純正スロットルワイヤーの取り外し

そしたら巻き取り部分からタイコを丁寧に外そう。めっちゃ狭くて手が入りづらいけど、外す分にはワイヤーのたるみを作ればなんとかなった。

画像3: 純正スロットルワイヤーの取り外し

引き側と戻し側のタイコを外したら、スロットルワイヤーを引き抜こう。
その前に、念のため純正スロットルワイヤーの取り回しを確認しておこう。

こんな感じで、3カ所の枠を通過してる。

画像4: 純正スロットルワイヤーの取り外し
画像5: 純正スロットルワイヤーの取り外し
画像6: 純正スロットルワイヤーの取り外し

あとは丁寧に引っこ抜けばOK。

スロットルワイヤー&スロットルホルダー組み立て
あとスイッチボックス取り付け

エヴァテックのハイスロキット取り付けの前に、スロットルホルダーとスロットルワイヤーとかを組み立てていくよ。

スロットルワイヤーをスロットルホルダーに取り付けよう

まずはスロットルホルダーのロアブラケットにキット付属のスロットルワイヤーを取り付けておこう。まだ仮締めでOKよ。自分は先にスロットルワイヤーを車体に取り付けて詰んでやり直した。

画像: スロットルワイヤーをスロットルホルダーに取り付けよう

スロットルワイヤーの調整をしよう

そしたらスロットルワイヤーの遊び調整をざっくりとしておくよ。調整に使うのは8mmのスパナ。

画像1: スロットルワイヤーの調整をしよう

スロットルホルダーすぐのところは、ネジ山を5~8山くらい出した状態にしておこう

画像2: スロットルワイヤーの調整をしよう

中央部分はネジ山が1~2山くらい見える程度で。ここは車体に付けた後、どうしても調整が足りなくなったらいじるとこだと思うので、もう本締めしちゃった。

画像3: スロットルワイヤーの調整をしよう

スロットルボディ側は先端が5~6山くらい出た状態。

画像4: スロットルワイヤーの調整をしよう

スロットルパイプとカムを取り付けよう

スロットルパイプはカムを取り付ける方式。カムは3種類付属してるよ。

画像: 左は開度可変式、中央はハイスロ、右は中央よりも抑えめな設定

左は開度可変式、中央はハイスロ、右は中央よりも抑えめな設定

カムの交換は簡単そうなので、とりあえず一番右のハイスロ度合い低めのものにしたよ。

ロアーブラケットからタイコ部分を引き出して、カムに取り付け。カムには向きがあるので注意してね。ギザ部分がへっこんでるのがスロットルパイプ側。

この段階でスイッチボックスも仮締めしておこう。#2のプラスドライバーで2本のネジを締めるだけ。

画像1: スロットルパイプとカムを取り付けよう

そしたらカムにスロットルパイプを取り付けて、車体に仮締め。ボルトは3mmの六角棒レンチね。

画像2: スロットルパイプとカムを取り付けよう

スロットルワイヤーをスロットルボディに取り付け

遊び調整をしたスロットルワイヤーを純正と同様のルートで通していくよ。
まずは一番上から。

画像1: スロットルワイヤーをスロットルボディに取り付け

次はネックのあたり。

画像2: スロットルワイヤーをスロットルボディに取り付け

最後にメインパイプ上部の枠を通したら下に向かって出しておくよ。

画像3: スロットルワイヤーをスロットルボディに取り付け

スロットルボディにナットを仮締めして、タイコを巻き取り部に取り付けていくよ。なんせ手が入りづらいので結構大変。

先にタイコを軽く押し込んでおいて、ワイヤーを外側に引っ掛けるようにするとうまくいったよ。

画像4: スロットルワイヤーをスロットルボディに取り付け

ちゃんとタイコ&ワイヤーが掛かったら、取付ナットを本締め。

画像5: スロットルワイヤーをスロットルボディに取り付け

もう一度念のためにワイヤーがちゃんと巻き取り部に掛かってる確認しておこう。

画像6: スロットルワイヤーをスロットルボディに取り付け

そしたら黒いスロットルカバーやホースを戻しておこう。ホースを付ける前にスロットルカバーを取り付けた方が良いよ。ホースが邪魔なので。

画像7: スロットルワイヤーをスロットルボディに取り付け

スイッチのカプラー取り付け

最後にスイッチボックスのカプラーを車体側に取り付けるよ。
なんせ車種専用なのではめるだけ。

画像1: スイッチのカプラー取り付け

カプラーをはめたら、カプラーステーに装着しておくのを忘れないようにね。

画像2: スイッチのカプラー取り付け

あと、ブレーキスイッチも取り付けておこう。平型端子なんだけど、被膜を剥けないから差し込むべきところにうまく差し込むのがちょっとややこい。

そしたら遊びの調整をしよう。スロットルホルダー側のスロットルワイヤー取り付けナットを無理のない位置で本締めしたら、マフラーを取り付けつつ外装を戻せば完成。

純正との比較

というけで見慣れた純正スロットルホルダー兼スイッチボックス。

画像1: 純正との比較

で、今回取り付けたエヴァテックハイスロキット。
めちゃめちゃカッコ良くなってしまった。ちょっとスロットエウホルダーの取り回しが悪くてスロットルワイヤーがいびつになってるので、もうちょっと調整していこう。

画像2: 純正との比較

これでスッキリハンドル周り

以前の左ハンドルスイッチシンプル化と今回の作業で、スイッチ周りは左右ともすっきりしたはず。
純正スイッチだとこんな感じ。ちなみにハンドルはテーパーバーにしてあるよ。

画像1: これでスッキリハンドル周り

かなり好みに近づいてきた感じ。左スイッチはもうちょっとミラー側に寄せた方が良いかも。
ハイスロキットは凄くメカっぽさがでて、めちゃめちゃ良い。

画像2: これでスッキリハンドル周り

まとめ

目に入るところのカスタムは、満足感が高くて最高。
あとで外装やマフラー取り付けたり、ワイヤーや配線の取り回しまとめたりしてから試運転しなくては。

レポート:若林浩志

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