談:Ruriko/写真:webオートバイ編集部/まとめ:大冨 涼
オートバイ女子部 Ruriko
スズキ・ハヤブサやトライアンフ・デイトナ675を乗り回し、バイク旅系YouTuberとして活躍する一方、webオートバイの生配信の裏方や動画制作などを担当。
【プロフィール・おまけ】
バイクをもう一台買うなら、ホンダ「CT125・ハンターカブ」が欲しいそう。理由は「気楽にどこでも突撃していけるから!」とのことです。
こんなに貼るの⁉ 誰でもマネできる貼るカイロ戦法で冬を乗り切ろう‼
ライダーが寒さに打ち勝つためには、やはり冬用のライディングウエアとあわせて「電熱ウエア」を着るのがおすすめ。電気の力によってウエアそのものが発熱してくれるため、防寒着とあわせて着用すると体がぽっかぽか。冬のツーリングも無敵状態で快適にライディングを楽しめます。
しかし、「電熱ウエア」は高性能なだけあって、どうしてもお値段が張るのが現実……。誰でも気軽にできる寒さ対策はないのでしょうか。
そんなとき、ロンツー大好き&超寒がりのRurikoさんが颯爽と現れ、ツーリングバッグの中をガサゴソ、ガサゴソ……
ということで、誰でもマネできる「使い捨てカイロ」を使った防寒対策をご紹介! カイロを選ぶ時のこだわりや貼り方のコツを教えてもらいました。
Ruriko流・使い捨てカイロを選ぶときのポイントと貼り方を解説
Q.使い捨てカイロを選ぶときのこだわりは?
Ruriko ブランドにこだわりはないんですが、基本的に「貼る」タイプを選ぶようにしています!
手指を温めたり、アウターやパンツのポケットに入れるのであれば貼らないタイプのほうが便利かもしれませんけど、結局「走行中に寒くない」っていうのが大切じゃないですか。ですから、持っていくカイロはほぼ100%、貼れるタイプのカイロにしています!
あと、サイズは大きいものを選んでますね。このあとで紹介するんですけど、洋服に貼り付ける時はとにかく貼れるところすべてにカイロを貼るんです。なので、大きいサイズを選んだ方が貼る枚数が減ってラクなんですよ。
Q.カイロの貼り方を教えてください!
Ruriko 先に紹介したとおり、「貼れるところは全部貼る!」って感じで、上半身を中心に貼っていきます!
はじめに、お腹と背中に一枚ずつ貼ります(下の写真)。今回はトップスの上から貼りましたが、本来はインナーのヒートテックの上に貼っています!
Ruriko あとはひたすらトップスの上に着るインナージャケットの内側にペタペタ貼って、とにかく体全面が温まるようにしています。
Ruriko もしカイロが余っていれば、足先の冷えを防ぐため、つま先の甲側に貼るのもおすすめです。
裏側に貼った方があったかいんじゃない? って思う方も多いと思うんですけれど、実は足の裏だと、意外にカイロが温まりにくいんです。多分、空気にさらされにくいからじゃないかな、と思うんですが。
あとは、甲側の方が走行風にさらされるので寒いんですよ。ですから、貼るなら足裏ではなく、甲側に貼って、温めてあげるのが良いかと思います!(もちろんカイロの枚数に余裕があるなら甲と裏の両方に貼って足先をサンドするのもアリかもしれません‼)
Ruriko 貼らないカイロをもっている場合はパンツのポケットにも入れたりします。ジャケットのポケットに入れる方もいらっしゃると思いますけど、私は個人的に肌に近い部分にカイロを入れたいので、パンツの付け根部分のポケットに入れています!
\注意するポイント/
低温火傷の危険もあり! カイロを入れる場所に気をつけて‼
Ruriko カイロを使うときに気をつけたいのが低温火傷です。地肌に近い場所にカイロを入れるのってついついやりがちですが、長時間そのままにしておくと火傷になる危険性があるので注意です! 40℃から50℃でも、低温火傷になる可能性があるようですよ。
私の経験上、プロテクターが入るパンツの膝部分に入れるのはおすすめしません! 乗っているバイクによるのかもしれませんが、ライディングポジションを取ると膝が曲がって、ギューッとカイロを圧迫してしまうんですよね。しばらく走ったらかなり熱く感じて、結局そのときはすぐに外してしまいました。
ですから、もしパンツにもカイロを貼りたい! という場合は、すぐに外せる場所につけるようにして、必ず休憩のタイミングで肌の状態も確認してみてくださいね(私の場合、足にはカイロは貼らず、暖かい冬用のライディングパンツを履いて、どうしてもしんどい時はオーバーパンツを履くようにしています!)。
談:Ruriko/写真:webオートバイ編集部/まとめ:大冨 涼