日本全国を巡って旅の風景を撮影する写真家・関野温 氏。この連載では、撮影旅でのエピソードや動画をお届けしていきます。定番の絶景エリアはもちろん、ツウ好みの道やスポットをぜひお楽しみください。今回は、前回から引き続き、鹿児島県甑島列島の旅へとご案内します。
以下、写真・動画・文:関野 温
▶▶▶click!動画はこちら、4K映像でこの旅の模様をご覧いただけます(撮影:関野 温)

皆さんこんにちは、フォトグラファーの関野です。

今回は前回に引き続き、鹿児島県の甑島(こしき)列島を旅していきます。北側の上甑島と中島の風景を前回はお見せしました。ここからは南側の中甑島と下甑島の風景をお届けします。

そもそも甑島(こしきしま)列島ってどこ? って思った方もいるでしょう。
鹿児島県の西側、東シナ海に浮かぶ離島です。甑島列島の有人島は北から上甑島・中甑島・下甑島となります。

画像: あの角島大橋を超える絶景かも! 鹿児島県の離島、甑島列島をバイクで縦断〈関野温の絶景もとめて撮影旅 Vol.18〉

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中甑島の景色

まずは中甑島を旅します。

中甑島は小さな島で、平良(たいら)という集落があります。

どこか懐かしい雰囲気が残っています。

画像1: 中甑島の景色
画像2: 中甑島の景色

中甑島はこの集落と後に紹介する展望所が主な観光スポットです。

そして下甑島に向かいます。

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絶景の甑大橋

県道でトンネルを抜けます。

画像1: 絶景の甑大橋

トンネルを抜けた先は……

画像2: 絶景の甑大橋

甑大橋です。

画像3: 絶景の甑大橋

甑大橋は2020年に開通した比較的新しい橋。鹿児島県最長の橋で、1533mもあります。

今回、初めて通ったのですが、もう嬉しくて何度も渡っちゃいました。

画像4: 絶景の甑大橋

山口県の角島大橋はあまりにも有名ですが、あのクラスの絶景ですね。

こちらは本土から離れた絶海の地にあるので、秘境度も増してより魅力的に見えます。

画像5: 絶景の甑大橋

橋を渡り下甑島に入って、“鳥ノ巣山展望所”に行きます。

ここからの甑大橋の眺めがたまりません。

甑島列島に来たら、甑大橋に渡るのと、そしてこの鳥ノ巣山展望所に行くのはマストですね。

画像6: 絶景の甑大橋

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下甑島の見どころ

さてここから下甑島を旅します。

下甑島は『Dr.コトー診療所』の先生のモデルとなった方がいた島です。

島のメイン県道は片側1車線の走りやすい道です。

画像1: 下甑島の見どころ

でも所々で脇道に入ったりすると、やはり離島らしいというか少し寂れ感があります。

本土よりやや手が入っていないという感じですね。

画像2: 下甑島の見どころ

でもそれによって島を旅している実感がふくらんできます。

画像3: 下甑島の見どころ

島の西側に行きます。

瀬々野浦という集落に到着しました。

ここの防波堤から海を見ます。

画像4: 下甑島の見どころ

するとある岩が人の形に見えます。

“ナポレオン岩”です。

画像5: 下甑島の見どころ

確かに横顔に見えますね。

ちなみに道の途中に展望台があり、そこからも見えます。

島の道を走っていると、ときどき「離島らしいな」という風景に出くわします。

狭い道が多い印象と、島ならではの潮風の影響か、コンクリート製の物が多い感じですかね。

それが年月が経っていて、独特の雰囲気があります。

画像6: 下甑島の見どころ

旅をして、風景からも、この地の風土と生活があることを感じます。

それが観光地にはないリアルな旅なのかなと思います。

さて、島の南側を目指します。

画像7: 下甑島の見どころ

釣掛埼灯台にやってきました。

画像8: 下甑島の見どころ

ここは明治29年(1896年)に開設された灯台で、海上から146mのところに立っております。離島の最果て感にあふれており、絶海の孤高の灯台ですね。

これで甑島列島の旅は終了します。

なかなか行ける場所ではないと思いますが、それでもあの甑大橋を渡るため、絶海の島々に訪れてみてはいかがでしょうか。

旅って本当にいいですよね。

写真・動画・文:関野 温

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関野 温(せきの あつし)|プロフィール

バイク雑誌などで写真を撮る傍ら、ライフワークとして旅の風景写真を追いかけるフォトグラファー。ごく普通の軽自動車ホンダライフにモンキーバハを積み込んで、日本各地をさまよい続ける。モツと牛すじが大好き。

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